スプレッドとは
スプレッド(spread)とはFXでよく使われる用語で、売値と買値の価格差の事を指す言葉。
スプレッドの仕組み
スプレッド(Spread)はFX会社がカバー先(銀行や他のFX事業者等)と取引をし決定される。さらにそのカバー先の業者は調達先であるインターバンク市場と取引を行い調達する。
一連の過程ではそれぞれのセクションにて手数料やスプレッドが発生するため、最終的にFX会社からトレーダーに提示するスプレッド価格は変動する。そのため日本の各FX会社が提示しているスプレッド価格は原則固定と但し書きがされており、実際には相場が大きく動いた時などはスプレッドも大きく変動する事がある。
なお、スプレッドはFXにおいてはそのままFX会社の手数料と考えて良く、スプレッドが小さければ小さいほどトレーダー・投資家が支払う手数料は低く有利な条件になると言える。
例えばアメリカドルと日本円のスプレッドが0.3銭という場合は、アメリカドルの買いたい人の提示額(買値)と売りたい人の提示額(売値)の差が0.3銭離れている事を意味する。
スプレッドは流通規模が大きく調達が容易な通貨は低くなり、その逆は大きくなるため、ドルストレートのような通貨ペアは安くなり、新興国通貨のペアなど流通規模が少ない通貨ペアは高くなる傾向にある。