SSDとは
SSDはSolid State Driveの略語で半導体メモリを利用した記憶装置のこと。
概要
SSDは近年記憶媒体として採用されている。以前まではDRAMとしてシャットダウンするなど電源を断つと記憶した内容が消去される揮発性メモリが主だったが、現在ではNAND型フラッシュ(不揮発性メモリ)の形式で記憶媒体としてSSDが活用されるシーンが多い。
機能・特徴
SSDの機能としては従来のHDDと比較した場合衝撃に強く発熱や消費電力が少ない。また読み書きの速度が非常に速く作動音も非常に少ない。更にHDDよりもサイズが小さく軽い等、利点が多い。こうした優れた点からSSDは以前より注目されていたが、価格帯が高く採用は限定的だった。しかし近年ではスマホの普及もありSSDも大きな需要が生まれ生産体制の拡充と共に価格が安価となり、PCを始め採用が進み、現在ではSSDとHDDの2つを内蔵した端末が増加している。
またサーバなど大きな電力を消費する端末に関しては消費電力の低さ、スループットの速さなどがメリットとして大きくHDDからSSDに代替する動きが加速している。
一つだけSSDに注意点があるとすれば、HDDと異なりデータを取り出す事が難しく何らかのトラブルによってデータを取り出す必要がある際に難しい対応が迫られる点が挙げられる。その他のデメリットとしてはデータの寿命の点が挙げられていたが、近年のSSDの高性能化と発熱などが抑えられる事によるハードへのダメージ低減などもあり、こちらは余りデメリットとしては見られなくなっている。