ステラ・ルーメン(暗号資産)

ステラ・ルーメン(Stellar Lumens)とは

ステラ・ルーメン(以下、ステラ)は2014年7月31日に公開された暗号資産(仮想通貨)で、元リップルの開発者らが中心となって開発された。そのためステラはリップルと仕様・構造が似ていたがコンセンサスアルゴリズムがステラ独自の仕様であるSCPに切り替えて以降はリップルとは大きく異なる仕様になっている。

なお、ステラは国際的な送金システムを構成し、国境を越えてアセット(資産)のやり取りを行う事を目的としてプロジェクトが進められている。なおステラ・ルーメンが通貨名としては正しく、ステラは開発を手掛けているステラ社やプロジェクトの事を指す言葉。ステラ・ルーメンの通貨単位はXLMとなっている。

ステラ・ルーメンの特徴

ステラは多く場合においてリップルと比較される事が多いが、違いとしてはリップルが銀行等金融機関向けのサービスを提供するのに対して、ステラは個人間の国際送金や個人決済を利用目的としている点が挙げられる。ただし仕組みとしてはステラはリップルと同様に個人・法人が発行できるIOU(非公式借用証明書)をネットワーク内で取引する事で、決済・送金の効率化を進めている。

なお、リップルの場合、承認作業としては80%以上のコンセンサスが無ければ承認されないが、ステラのコンセンサス・プロトコル(SCP)ではハードルが低く、80%以上に達していない場合でも承認される。そのため、ステラはより迅速な取引が出来、また手数料も安くほぼ無料のため個人間での送金などが行いやすい実用的な暗号資産と言える。

またステラでは配布されているSDKを用いて自身でトークンを生成する事が可能となっており、この点はリップルと大きく異なる特性を持っている。

他ではステラの発行枚数は、最初に発行された1000億XLM分に加え、毎年1%ずつ増加する。理由としてはステラの流通枚数を増やす事で、ステラの価格変動を抑制し高騰することを防ぐためとされている。

ステラは長らく日本の暗号資産取引所で取り扱いが無く、保有する事が出来なかったが2019年11月12日にコインチェックが取り扱いを開始し暗号資産交換業協会(JVCEA)にも新規の取り扱い銘柄として追加された事で、日本でも普及が進むものと見られている。

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