自社株買い

自社株買いとは

自社株買い(じしゃかぶがい)とは公開済みの株式を発行体である会社自らが買い上げること。株式市場での買付や取引時間外の取引制度を活用して買い入れることがある。

特徴

自社株買いは近年多くの企業が行なっている投資手法の一つで、主な目的として株価を上げるために行われる。これには単純に購入することによる価格の下支えに加えて、上昇を見込んだ投資家などの資金流入も期待されている。

自社株買いにより買い付けられた株式は多くの場合、そのまま金庫株としてお蔵入りにするか、消却と呼ばれる株を保有せず消滅させる処理を取るケースが多い。この場合公開済み株式の総数が実質的に減少することになり、一株あたりの価値(EPS)が上昇する。すなわち価格の下支えを行いながら希少性も高まることになる。

また、この手法に関しては株主に対してメリットがあることから、米国企業を中心に株式保有者に対して配当は行わずに、自社株買いによる価格の上昇をベネフィットとして担保するケースも多い。さらに自社株買いにより保有率を高めることと価格の上昇は敵対的買収を防ぐことにも繋がるため、企業の経営層にとってもメリットは大きい。

他ではストックオプションなどで株式を保有している社員に対しては、株価の上昇はモチベーションに繋げることができるため事業への良い影響を与えることが出来る。

懸念点

自社株買いに関する注意点としては、企業が自社株買いを行なったからと言って必ず焼却される訳ではなく、売出しや第三者割当などで再放出されることもあり、その場合、その株式が売却されることによる価格の下落を招く可能性もある。
そのため一般的には消滅されるという認識が強いが、自社株買い後の株式がどのように扱われるかは注視しておく必要がある。

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