ストリーミング

ストリーミングとは

ストリーミング(streaming)は動画などのデータを再生する方式の一つでインターネット経由でデータにアクセスし再生することを指す。ストリーミング再生とも呼ばれる。

概説

ストリーミングはそれまでに一般的であったデータを端末にダウンロードした後で再生が出来る仕組みとは異なっており、前述の通りデータにアクセスし、その先の環境で動画を視聴するようなイメージになる。この技術によってそれまで長い動画であればダウンロードが終わるまで待機し終了後、閲覧するという手間が無くなりユーザーの待機時間の低減につながっている。

またダウンロードする場合はコンピューター自体にデータを保存する必要があり、そのために使われる容量も少なくない。但しストリーミングはダウンロード自体を行わないため、データをコンピューターに保存する必要が無く、容量を気にする必要もない。

近年、ストリーミングを使ったサービスが増えてきており、その理由としてインターネット回線において4Gが普通になり5Gも実用化されるなど環境が整い始めた点が大きい。構造上、高速にデータを送ることが出来ることはストリーミングと相称が良い。

ただし、ストリーミングにはネット接続の出来ない場所ではストリーミングを使うことが出来ないというデメリットもある。例えばデータをダウンロードしておけばオフライン環境下でも再生する事は可能だが、ストリーミングの場合はデータをコンピューターに保存するわけでは無いので、ネット接続が出来ない、あるいは不安定なところではサービスを受けることは難しい。

上記のようなストリーミングの弱点はあるものの、動画、配信サービスなどは様々な媒体が乗り出して来ており、その規模もまだまだ拡大すると見られており、環境が良くなり続ける限りにおいてはストリーミングの優位性は拡大していくと考えられる。

特徴

ストリーミングの特徴としてはファイル保存元の環境から動画ファイルを細切れにして端末側に送り、受け取る端末側ではメモリに細切れされたパケットが展開される。これにより端末側では時間差が少なくファイルが再生され、かつファイルも残らない状態になる。

デメリットとしては通信していなければ視聴出来なくなるため、電車などで移動中に通信回線が不安定になると視聴が遅延(画質が極度に低下)したり不可能になる点が挙げられる。ダウンロード方式の場合は一旦ファイルが端末に送信されている形になるため、全てダウンロードしている場合は仮に通信回線が途絶えても端末上で再生することは可能。

なお、ストリーミングの環境はAdobe Media Serverなど主に専用のストリーミングサーバが開発されており、またwindowsやlinuxなどのサーバで環境を構築することも可能。

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