円高

円高とは

円高(えんだか)とは日本円を他国通貨と交換する際に得られる通貨が相対的に多い状態・状況のことを指す。言葉としてはどの通貨に対しても当てはまるが、基本的には対米ドルに対して使われている。

特徴

円高はそのレートが明確に設定されている訳ではなく、例えば1ドル幾らであれば円高と定義出来る訳ではない。そのため、どちらかと言うとある時点の円の価格を起点として、現在が円高なのか、あるいは円安なのかという話がされることが多い。ちなみに過去最大の円高は2011年10月31日に記録した1ドル75円32銭(2022年6月時点)になる。

円高になると、対外的には商品等が割高になるため輸出産業は物が売れ辛くなるが、一方で原材料を安く調達出来るということもあり、単純に円高になることが全てマイナスに働く訳ではない。ただし、国内の株や土地などは海外投資家や企業から見た場合は高くなるため、円高状態は海外から日本に資金を呼び込むという点では不利に働くと言える。このことは観光業などインバウンド需要に関しても言え、海外からの旅行者は円が高くなればなるほど日本国内で受けられるサービス等が減少することから、需要は抑制されると考えられる。

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