
吹田スタジアムとは
吹田スタジアムは大阪府吹田市千里万博公園にあるサッカー専用スタジアムでJリーグに所属するガンバ大阪のホームスタジアム。2015年9月30日に竣工し翌年2月14日にこけら落としの試合であるPanasonic Cupが行われ、G大阪と名古屋グランパスが試合を行い、3対1でG大阪が勝利している。
概説
吹田スタジアムは元々、ガンバ大阪のホームスタジアムとして使用されていた万博記念競技場が老朽化し、さらにJリーグのクラブライセンスの基準に一部満たさない箇所があったため新たにスタジアムを建設する必要性があった。
また、収容人員に関しても万博記念競技場は21,000人が上限となっていたため、国際試合などを開催することにも制限があり、その点もカバーする規模のスタジアムの建設が唱えられていた。
建設に関しては費用や管理の問題などが懸念されていたが、寄付金を募りその金額に加えてスポーツ振興くじ(toto)の助成金を活用して建設することになり、地域行政に頼らずクラブが主体となって建設を目指すことで合意し建設が開始された。
最終的に寄付金としては個人・法人からおよそ138億円を集めることになった。完成後は所有権を吹田市に寄贈し、ガンバ大阪は指定管理者となり管理運営を行っている。
なお、本スタジアムの建設においては寄付金を民間の企業だけでなく、一般からも募ったため、官民連携によるサッカースタジアムの建設事例として、今後のサッカースタジアム建設における手法の一つとして注目されている。
特徴
吹田スタジアムの特徴はサッカー専用のスタジアムのためピッチと観客席の距離が最短で7mと非常に近く臨場感のある試合を楽しむことが出来る。
また、収容人数は約4万人となり、各種付帯設備などもFIFA(国際サッカー連盟)の基準を満たしているため、国際試合も開催することが可能。
また、スタジアム内の全エリアに屋根が設置されており、雨天時にも気にせずに試合を観戦する事が可能。また太陽光の利用や雨水の活用などエコの観点でも優れた施設になっている。
アクセス
吹田スタジアムの最寄り駅は大阪モノレールの万博記念公園駅となり、駅からは徒歩15分程度でアクセス可能。
また、試合開催日はJR茨木駅からシャトルバスが運行されており、およそ10分程度で最寄りのバス停までアクセスが出来る。
車での来場に関してはスタジアムの専用駐車場は無く、万博公園駐車場を使用する事になる。またサッカーの試合開催時は駐車券を事前に購入する必要があり、当日向かって空きがあれば停めれるという訳ではないので注意が必要。
施設情報
正式名称 | |
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住所 | 大阪府吹田市千里万博公園3-3 |
アクセス | ・JR茨木駅からバスで15分 大阪モノレール万博記念公園駅徒歩15分 |
収容人数 | 39,694人 |