奈良

唐招提寺とは

唐招提寺は、奈良県奈良市にある寺院であり、古都奈良の文化財の8つの資産のひとつである。1998年12月2日に京都で開催されたユネスコ世界遺産委員会で、古都奈良の文化財は日本の歴史に政治的、文化的に影響を与えたことや、当時の伝統が今もなお現代の人々に根付いていることなどが評価された結果、ユネスコの世界遺産に登録された。日本では7番目の文化遺産である。

概説

『唐招提寺』は、南都六宗のひとつである律宗の総本山である。唐招提寺の建立者『鑑真大和上』は、中国の唐の時代に、揚州で生まれた。14歳で出家した鑑真大和上は、洛陽・長安の地で修行を積んだ後、713年に故郷の大雲寺へ戻ると江南第一の大師と呼ばれるようになった。742年に、留学僧であった『栄叡』と『普照』が日本から中国へ来日。日本ではまだ、僧侶になるための戒律が整っていなかった為、栄叡と普照は『伝戒の師』として鑑真大和上を日本に招いた。鑑真大和上は二人の熱意によって日本へ行くことを決意したが、当時の渡航は命がけのことであった。12年間に5回もの渡航に失敗した鑑真大和上は、その間に視力を失ってしまう。そして753年、6回目の渡航で遂に日本の地を踏むことができた。鑑真大和上は5年間東大寺で過ごし、その後759年に戒律を学ぶ修行の道場を開いた。これが唐招提寺の始まりである。当時は鑑真大和上の私寺であったが、その時は未完成の状態だった。763年、唐招提寺を創建した5年後に鑑真大和上は亡くなるが、その後鑑真大和上の弟子『如宝』によって唐招提寺は完成した。平安時代になると唐招提寺は衰退してしまうが、鎌倉時代に律宗の僧である『覚盛』によって復興した。江戸時代に入ると、他の寺院が荒廃する中、徳川幕府の保護によって唐招提寺は維持することができた。明治時代に廃仏毀釈で規模を縮小することにはなったが、文化財として高く評価された唐招提寺は、今もなお、親しまれ続けている。

唐招提寺の特徴

唐招提寺は、国宝に指定された建築物や仏像などを多く有する寺院である。奈良時代に建立し現存している『金堂』、平城宮の宮殿建築の遺構である『講堂』、金亀舎利塔が安置されている『鼓楼』、日本最古の校倉『経蔵』などがある。

拝観時間
8時30分~17時00分

拝観料
大人:600円
大学生:600円
高校生:400円
中学生:400円
小学生:200円

アクセス

JR奈良駅・近鉄奈良・近鉄西ノ京駅よりバス(六条山行)→17分
唐招提寺下車→徒歩すぐ

駐車場あり(※有料)

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