東洋紡(企業)

東洋紡とは

東洋紡株式会社大阪府大阪市北区に本社を構える繊維、フィルム、産業マテリアルなどの製品製造や販売などを行う企業である。新しい一万円札の顔に描かれる渋沢栄一が東洋紡の創業者となっており、理念を始め同社に大きな影響力を今もなお及ぼしている。

概説

東洋紡は、1882年5月3日に大阪紡が設立されたことが始まりとなる。1914年に三重紡と大阪紡が合併したことによって東洋紡が誕生し、1931年に大阪合同紡と合併して、世界最大規模の紡績企業となった。

更に1951年には海外進出の強化を図るために、ニューヨークに事務所を設立した。その後、1955年には東洋紡ブラジルを設立し、翌年の1956年には合繊事業へ進出した。その後もアクリル繊維の生産やフィルム事業の進出を行い、1966年に呉羽紡と合併して国内最大規模の紡績会社へと成長を遂げた。直近ではプラスチック事業やバイオ事業なども手掛けて企業はさらに拡大し、2008年に東洋紡スペシャルティズトレーディング(※現在の東洋紡STC)を設立。2010年には、東洋化成工業株式会社と合併してスペシャルティ事業を拡大する。

東洋紡は順理則裕を企業理念に掲げており、これは「なすべきことをなし、ゆたかにする」という意味が込められており、創業者の渋沢栄一の座右の銘でもある。また企業理念をベースとして『Ideas & Chemistry』という企業スローガンを掲げている。高機能を生み出すためのひらめき(=Ideas)と、新素材を創る化学(=Chemistry)を意味しており、人々の未来を支える新しい分野の技術を生み出し続けている。

展開する主なサービス

フィルム・機能樹脂、産業マテリアル、ヘルスケア、衣料繊維製品の製造、加工、販売
各種技術・情報の販売。
プラント・機器設計、制作、販売。

関連会社等

キャストフィルムジャパン
呉羽テック
コスモ電子
ゼノマックスジャパン
ティー・エヌ・シー
東洋クロス
東洋紡STC
東洋紡エンジニアリング
東洋紡カンキョーテクノ
東洋紡システムクリエート
東洋紡テクノサービス
東洋紡パッケージング・プラン・サービス
東洋紡フォトケミカルズ
東洋紡不動産
東洋紡ユニプロダクツ株式会社
東洋紡ロジスティクス
トーヨーニット
豊科フイルム
日本エクスラン工業
日本ダイニーマ
日本ユピカ
三元化成
御幸毛織
ユウホウ
東洋紡高機能製品貿易有限公司
青島分公司
広州分公司
東洋紡汽車飾件有限公司
東洋紡生物科技有限公司
三東洋行有限公司
台灣東洋紡股份有限公司
台中分公司
東洋紡コリア
東洋紡インダストリアルマテリアル
東洋紡ケミカルズ タイランド
東洋紡 サハ セーフティ ウィーブ
東洋紡インドネシア
東洋紡マニュファクチャリングインドネシア
STGガーメント
東洋紡テキスタイル
東洋紡インド
アラビアンジャパニーズメンブレンカンパニー有限責任会社
東洋紡インダストリアルマテリアルズアメリカ
東洋紡呉羽アメリカ
東洋紡メキシコ
インドゥストリアスウニダス
東洋紡ブラジルホールディングス
東洋紡ケミカルズヨーロッパ有限会社
スピンリアクト

会社情報

会社名 東洋紡株式会社
設立 (創立)1882年5月3日(設立)1914年6月26日
本社所在地 大阪府大阪市北区堂島浜2-2-8
事業内容 フイルム・機能マテリアル、モビリティ、生活・環境、ライフサイエンス分野の各種製品製造、加工および販売、プラント・機器設計・制作・販売、各種技術・情報の販売、他
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