トヨタ自動車(企業)

トヨタ自動車とは

トヨタ自動車株式会社は日本最大の自動車メーカーで、世界の中でも生産量はアメリカのゼネラルモーターズ(GM)、ドイツのフォルクスワーゲンと並びトップクラスの自動車メーカーである。ちなみにトヨタは国内では傘下にダイハツや日野自動車などを収めている。

概説

トヨタ自動車は1933年に機械メーカーである豊田自動織機の部門が独立してできた企業で、豊田自動織機の技術力を活かしてトラックや自動車の製造に取り組んだ。また戦後の直後のドッジ・ラインと呼ばれる金融引き締め政策やそれに伴う不景気により経営危機に陥るも朝鮮特需やクラウンなどの名車を生み出すことで混迷の時代を乗り切る事に成功した。

その後の高度経済成長期には海外の自動車メーカーとの競争にも打ち勝っていき、その中で登場したカローラは世界的な人気を獲得、1970年代にはトヨタの世界進出を大きく支える事になる。さらに、トヨタは新ブランド、レクサスを立ち上げ日本車のブランド力の強化を推し進めていった。

トヨタの製造・開発力はトヨタ式と呼ばれる伝統的な生産方式の強みを生かしながらも時代の先端を行く分野・テクノロジーの開発にも力を入れている。例としては1997年にはハイブリットカーであるプリウスと、SUVのハリアーを発売し人気を得るなど、顧客にとって魅力的な商品を発表し続けている。近年はハイブリットカー以上に二酸化炭素を排出しない水素自動車の開発にも力を入れている。

トヨタは大きな成功を収める一方で、近年では同業の自動車メーカーだけではなく、2000年代以降に台頭してきたGAFAを初めとする巨大IT企業やテスラ・モーターのようなIT企業とも争いを繰り広げている。特に大手IT企業が開発を進めていると見られる自動運転技術分野にトヨタも力を入れており、同分野において将来環境が整った際にイニシアチブを握れるかは未来のトヨタを決定すると見られている。そのため会社としてもNTT、LINE、ソフトバンクなど日本の大手IT企業との提携を行うなど、研究・開発に大きく投資している。
さらに、自動運転の分野に関しては「Woven City」と名付けられた、人々が自動運転をはじめAIやロボット等が接続されたハイテクな「街」プロジェクト(スマートシティ)を発表しており、トヨタの従業員やプロジェクト関係者などが実際に暮らすことになるいう。またこのプロジェクトに際して地図を手掛けるゼンリン社との提携も発表されている。

展開する主なサービス

自動車の生産・販売

関連会社等

豊田自動織機
愛知製鋼
ジェイテクト
トヨタ車体
豊田通商
アイシン精機
デンソー
トヨタ紡織
東和不動産
豊田中央研究所
トヨタ自動車東日本
豊田合成
日野自動車
ダイハツ工業
トヨタホーム
など

会社情報

会社名 トヨタ自動車株式会社
設立 1937年8月28日
本社所在地 愛知県豊田市トヨタ町1
事業内容 自動車の生産・販売、他
免責事項

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