トリミング(動物)

トリミングとは

トリミング(Trimming)は淵など不要な箇所を取り除くこと、またはその行為を指す用語で犬や猫などの動物においては主に体毛を刈り揃えること。

概説

トリミングを行う理由としては特に長毛種は不要な毛が目に入る、または伸び過ぎることで通気性が悪くなり皮膚病のリスクが高まるなど動物の健康に少なからず影響を与えるため、適度に刈ることが健康を守るために重要になってくる。
他では不要な毛を取り除くことは見た目をよくするためだけでなく、動物の生活を快適にすることにも繋がる。例えば長く伸びた毛は視界を妨げ、足裏は滑りやすくなる。また、口元には食べかすが毛に絡まり、お尻には便が絡まりといずれも不衛生になってしまう。さらに放置をし続けると毛が絡まり、身動きが取れなくなることもある。こういったことを防ぐためにトリミングを行う。

犬の場合、トリミングが定期的に必要とされる犬種として、プードル、マルチーズ、シーズー、ヨークシャーテリア、シュナウザー等、いずれも毛量が豊富な犬種が推奨される。猫の場合はある程度は行う必要があるが、爪研ぎやブラッシングのみで対応している飼い主も多い。

トリミングは専門に行っているペットサロンが多く存在しているが、猫の場合はじっと我慢していることが苦手で、また人に触れることを嫌う猫もいるため、犬・猫対応ではなく猫専門のペットサロンも存在している。

トリミングの頻度は犬種にもよるが1か月に1回は行うことが望ましい。3か月以上放置してしまうと、毛が固まりになって望むようなデザインにカットすることが難しくなる。ただし、老犬にとっては体の負担ともなるので頻度を少なめにすることが良い。

トリミングの種類・方法

トリミングの種類・方法にはさまざまなものがあり、どのようなデザインにしたいのか、どのような犬種なのかによって変わってくる。どの犬種であっても、口周りとお尻周りを清潔にする、足裏のグリップはしっかりとしていることを目指し手入れをする。

例えばトリミングを必要とする犬種にトイプードルがあるが、トイプードルのカット方法は種類が多い。中でも人気のカット方法はテディベアカットになり、ぬいぐるみのテディベアのように毛をカットすることが特徴。他ではラムカットはスタンダードなカット方法になり、羊のように毛を丸くカットすることが特徴。

頭部のカット方法で特徴的なものは、アフロやモヒカンカットがあり、脚部のカット方法にはブーツカットやブレスなどがある。その他、短く刈りあげたショートスタイル、ライオンのようなライオンカットといったものもある。

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