とんかつ和幸とは
とんかつ和幸は名前の通りとんかつ専門のレストランで神奈川県川崎市に本社を置く和幸商事株式会社が運営している。なお、同名の店舗として協和株式会社が運営する店舗があるがここでは和光商事の運営するとんかつ和幸について説明する。
なお、和幸はグループ会社が存在し、グループ会社が運営する店舗には「恵亭」「かつ仙」「ひよく」などを手掛けている。
概説
和幸の名前の由来は創業者のペンネームであった日比生和夫の「和」と後に「キッチン喫茶和幸」から「とんかつ和幸」と名付けられ1958年に一号店を川崎駅のビルに出店する。ちなみに協和株式会社が運営するとんかつ和幸は翌月に数寄屋橋ショッピングセンター内にあった喫茶店をキッチン喫茶和幸に変え、その2年後にとんかつ和幸に変更している。
とんかつ和幸は飲食業界としては息の長い企業で、ファーストフードと高級料理の中間のスタンスとしてとんかつ料理を提供している。また事業規模が拡大する中で、現在では中国やタイにも現地法人を設立するまでになっている。
なお、前述した通り複数の企業が同じ「和幸」を掲げ経営しているため価格やサービスの違いで客に混乱を与えているきらいがあるため、屋号を変えるなど客が分かり安く区別できるようにする配慮について、話し合いが続けられている。
特徴
和幸の店舗は駅ビルや百貨店、ショッピングモール、オフィスビル、道沿いなど様々な場所に出店している。また立地により、ショッピングエリアなら女性やカップル向けの特別メニューを提供したり、オフィスビルなら弁当の店頭販売を行ったりとエリアに配慮したサービスやメニューを提供しているのも特徴の一つ。
オフィスビルの店舗など一部の店舗ではテイクアウトのメニューが提供されている。テイクアウトでは、ほぼレストランメニューと同じものを持ち帰り出来る上、ひれかつサンドやフライ・サラダ・サンドが大皿に折りつけられたオードブルのメニューもある。
なお、和幸が初めて全国展開したサービスとしては、ご飯・キャベツ・味噌汁のお替りが出来ることが挙げられる。他には衣の品質を保ち美味しく食べて欲しいという狙いからトンカツの下に網が敷くというサービスも同じく和幸が初めて行ったサービスとされている。