ワールドベースボールクラシック

ワールドベースボールクラシックとは

ワールドベースボールクラシック(World Baseball Classic)は野球の国別世界一決定戦で、主催はMLB機構とMLB選手会により立ち上げられたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)。略称としてWBCという名称が用いられることが多い。

概説

ワールドベースボールクラシックは2005年に野球がオリンピック競技から外れることに対応して組織された。翌年の2006年3月に第一回大会が実施され、第二回大会はその3年後に当たる2009年に実施された。以後は4年ごとの開催となっている。なお第一回、第二回共に優勝国は日本で第三回大会はプエルトリコ、第四回大会はアメリカが優勝チームとなっている。

大会形式は大会実績を反映させた上で改良が行われており、毎回変更されている。第1回の大会ではリーグ戦方式が採用され、16の参加国を4つの地域区分に分けて大会開催国を変えてリーグ戦を行い、リーグ戦では参加国同士が対戦を繰り返し、対戦結果を反映させて順位が決定された。各組の上位2チームがアメリカで行われる第2ラウンドに進出し、合計8チームで行われた。その2次ラウンドでは4チーム同士の2グループに分けられ各グループとも上位2チームが次ラウンド進出となり計4チームによりトーナメントが行われている。

第3回大会では予選も含めると計28チームが参加し、第1ラウンドではリーグ方式、第2ラウンドでは上位2カ国が勝ち抜けとなるダブルイルミネーション方式が採用されている。

なお2021年に予定されている第5回大会では本線出場枠が20チームに拡大されており、参加国の増加を受けてこれまで行われてきた第2ラウンドは廃止されている。第1ラウンドは各組5チームによるリーグ戦を行い、各組から上位2チーム、合計8チームで決勝トーナメントが行われる予定となっている。※新型コロナウイルス感染症の影響により第5回大会の延期が検討されている。

参加資格など

ワールドベースボールクラシックでは参加者の資格が幅広く認められており、該当国の国籍を保有している場合はもちろん、該当国の永住資格を持っている場合、該当国で出生している場合、親のどちらかは該当国の国籍を保有している場合、該当国で出生しているなどの場合でも、その国のチームとして参加が認められる。
こうした参加基準であるため複数国の参加資格を持っている選手がいる場合もある。

成績

過去行われた大会の優勝国など上位成績は以下の通り。

大会 優勝/準優勝
第一回(2006年) 日本/キューバ
第二回(2009年) 日本/韓国
第三回(2013年) ドミニカ共和国/プエルトリコ
第四回(2017年) アメリカ合衆国/プエルトリコ
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