株・株式用語集
株式取引は他の金融商品に比べると短期トレードで資金を作るという点に加えて、長期的に保有することで資産を運用するという側面もあります。NISAなども始まり、専業の投資家や金融機関の方だけではなく一般の人にも少しづつ身近になりつつあり、IT化により更にその傾向が強まる事が想定されています。ここではその株に関する用語を集めています。

あ行

RSI(あーるえすあい)

Relative Strength Indexの略語で、相場が買われ過ぎか売られ過ぎか判断するオシレーター系の指標のひとつ。株に限らずFXや暗号資産(仮想通貨)など他の取引でも使われる有名な分析方法の一つ。50%を中央値とし、一般的に70%以上で買われ過ぎ、30%以下で売られ過ぎと言われる。相場が大きく動いた際には正しく機能しないとされるため注意が必要。詳細:RSI

ROE(あーるおーいー)

ROE(株主資本利益率)とは株主などから集めた資金がどれだけの利益になったかを表す指標のこと。詳細:ROE

IR(あいあーる)

インベスター・リレーションの略語で、株式会社が株主や投資家へ財務状況などの情報を提供する活動のこと。

IOC注文(あいおーしーちゅうもん)

指定した価格の時にすぐ約定する数量を約定させて、約定しなかった数量は失効させる注文方法のこと。

IP(あいぴー)

Intellectual Property(知的財産)の略語。IP自体が企業の知名度を上回ることも多く、特定の会社にとっては生命線ともなる資産。特にコンテンツを自社で発表し多くの人に伝えられる環境が整ってきた昨今ではIPの価値は末広がりになっている。

IPO(あいぴーおー)

企業が資金調達を目的に行う新規に株を売り出すこと。IPOは人気が高い金融商品に当たるため購入時には抽選になる事が多い。IPOのみを行うIPO投資手法もある。新規公開株は多くのケースで公募以上の価格で初値をつける事が多いため、上手く見極める事が出来れば比較的容易に利益を出す事が出来る。 IPOを申し込むにあたり注意したい事は、NISA口座で運用している場合は使っている口座がIPO株に対応しているかチェックする必要がある。詳細:IPO

悪材料(あくざいりょう)

価格が下落しそうなニュースのこと。失敗、中止、下方修正等々

アクティブ運用(あくてぃぶうんよう)

ファンドマネージャーが独自の知見を活かして積極的に利益を上げに行く投資スタイルのこと。主に目標として設定した日経平均株価などのような指数を上回る運用成績を目指す。一方で目標と同等の運用成績を目指すことはパッシブ運用と呼ばれる。

アク抜け(あくぬけ)

悪材料が出尽くして相場が底打ったと見られる状況のこと。

アセットアロケーション

資産配分の割合のことで、保有資産の抱えるリスクとリターンのバランスを取って投資を行う戦略のこと。異なる市場や異なる金融商品を保持することでリスクヘッジを行う際に語られる事の多い用語。

アノマリー

明確な理由が無いのに、何故か起きてしまっている事象のこと。セルインメイ(5月は売り等)都市伝説に近い。

アルゴリズム取引(あるごりずむとりひき)

コンピューターによる自動取引のこと。近年の相場で大きな動きを見せた時の要員として挙げられる事が多い。近年株式指数などで大きな動きを見せる理由としてこれを挙げる人も多い。

ETF(上場投資信託)

投資信託の一種で、指数などに連動した金融商品のこと。証券会社を通じて取引を行い、売買を行うことが出来る。詳細:ETF

ETN(上場投資証券)

指数に連動した形の金融商品の一種で、裏付け資産の無い債券になる。そのためETNの発行体の信用力には注意が必要になってくる。

往って来い(いってこい)

価格が上昇した後、上昇開始地点まで価格が戻ってきてしまうこと。価格がオーバーシュートした際などに良く見られる現象

イクゾースションギャップ

イクゾースションギャップ(Exhaustion gap)とはトレンドの終了時に出るとされる窓のこと。

移動平均線(いどうへいきんせん)

一定期間における価格の変動をつなげた線で、トレンドの確認などに活用される指標。テクニカル指標の中でも特にベーシックな指標の一つ。詳細:移動平均線

イナゴ

価格が動いた際に一斉に飛びつく人々を揶揄した表現のこと。イナゴが大量に集まり高騰した銘柄をイナゴタワーと呼ぶこともある。株式に限らず金融商品全般において使われる用語。

イナゴタワー

一斉に多くの投資家が飛びつき生まれる価格の急上昇とそれを示したチャート図のこと。一気に盛り上がり、その後投資家が一斉に逃げ出し価格が急落する事から。イナゴタワーは時価総額が低く、流動性も低い小型銘柄で形成されやすい。

インカムゲイン

インカムゲイン(Income Gain)とは株で言えば主に配当など保有する事によって発生する利益のこと。売買による利益はキャピタルゲインと呼ばれる。株式に限らず複利を狙う投資手法に関してはその有効性を巡って投資家の間でも意見が別れる。

インサイダー取引(いんさいだーとりひき)

会社の内部情報などを知る人間が、その情報を利用して株の取引を行い不正に儲けること。金融商品取引法で禁止されており違法行為となる。

インサイドデイ

前日の値幅の間に当日の値幅が収まることを指し、実体も1つ目の実体の間に2本目の実体が収まった状態。はらみ足とも言われ、これを反転のタイミングと見る人もいる。

インデックス投信(いんでっくすとうしん)

日経平均やTOPIXに連動した投資信託のこと。パッシブ投資とも呼ぶ。

受渡日(うけわたしび)

株式の権利を得る日のこと。株は約定時点では権利を得ておらず、受渡日に金額を支払う事により権利を得る事が出来る。株式分割や株主優待を狙う場合は注意したい日付。

売り煽り(うりあおり)

株価を下落させるために煽ること。金融商品取引法で禁止されており違法行為。

売り気配(うりけはい)

売りの注文が多い状況において合致する買い注文がなく値がつかない状態のこと。⇔買い気配

売り残(うりざん)

信用取引を行っていてまだ決済されていないショートポジションの分のこと。

売り崩し(うりくずし)

人為的に売り尽くし相場を落とすことを指す。

A株(えーかぶ)

中国企業が国内の投資家を対象して発行する普通株式のこと。外国人投資家が取引する株式はB株と呼ばれる。

S&P500(えすあんどぴーふぁいぶはんどれっど)

アメリカの大手証券取引所(ニューヨーク証券取引所、NASDAQ)の上場銘柄のうち代表的な500銘柄の株価を基準に算出される時価総額加重平均型の株価指数。ダウに比べ銘柄数が多いことなどからより分散性が高い指数。詳細:S&P500

エクスポージャー

保有資産が価格変動リスクをどれだけ持っているかの割合を測る言葉

FRB(えふあーるびー)

FRB(連邦準備制度理事会)は米国中央銀行制度いおける一つの機関にあたり最高意思決定機関となる。メンバーは議長・副議長を含め7名の理事から構成されている。詳細:FRB

S&P500指数(えすあんどぴーふぁいぶはんどれっどしすう)

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているダウ平均株価指数と並ぶアメリカの代表的な株価指数。工業株式400種、運輸株式20種、公共株式40種、金融株式40種の各指数によって構成されている。詳細:S&P500指数

SEC(えすいーしー)

米国証券取引委員会(SEC:Securities and Exchange Commission)のこと。株をはじめ証券取引における法規を管理・監督している機関。違法行為の監督・監視も行なっている。

NT倍率(えぬてぃーばいりつ)

日経平均をTOPIXで割った倍率のこと。名称の意味としてはN(Nikkei)とT(Topix)の頭文字から。日経平均は値嵩株の影響を受けやすく、一方のTOPIXは時価総額が大きい銘柄の影響を受けやすい。NT倍率はこの特徴を利用した現在の相場の分析を測る指標。一般的には日経平均はハイテク株をTOPIXは内需株と見る事が多くハイテク株が内需セクターを上回り上昇するとNT倍率も上昇し、内需株がハイテク株よりも上昇するとNT倍率は下がる。

M&A(えむあんどえー)

M&A(Mergers And Acquisitions:合併と買収)とはある会社や事業を別の会社(や事業体等)が合併・吸収し統合することを指す言葉。ただし一般的にはその行為を含めた手段としての意味も含めて語られる事が多い。株式交換・株式移転・株式公開買付などにより手続きが進められることが多い。

OCO注文(おーしーおーちゅうもん)

2つ注文を出して、片方が約定した場合、もう片方が執行される注文方法のこと。

オーバーキル

過度な景気の引き締め政策のこと。

オーバーシュート

相場が短期的に大きく動き、加熱し過ぎだと思われるような状態の時のこと。どういう状態がオーバーシュートか確固たる定義は無いが、一般的には移動平均線を大きく乖離したチャートの動きをした際に用いられることが多い言葉。

黄金株(おうごんかぶ)

特定の株主に総会での拒否権を与える株のこと。拒否権付株式とも呼ばれる。

大阪取引所(おおさかとりひきじょ)

大証と略して呼ばれる事が多い大阪取引所は大阪府大阪市中央区にある金融商品を取り扱う日本の取引所。東証などと同じく株式日本取引所グループの傘下企業。日経225先物が上場されている。

大引け(おおびけ)

後場の最終取引のこと。その証券取引所における1日の最終売買を行うこと。

押し目(おしめ)

上昇傾向にある相場が一時的に下落した状態のこと。この地点で買いを入れ(押し目買い)高値をつけた点で利食い出来るかが投資の分かれ道。

オシレーター(系)

主にテクニカル分析指標の種類の一つで、買われ過ぎ・売られ過ぎの情報を元に判断をする。RSI、ボリンジャーバンド等。

か行

買い煽り(かいあおり)

株価を上昇させるために様々な手段を使い投資家の期待を煽ること。金融商品取引法で禁止されており違法行為になる。

買い気配(かいけはい)

買いの注文が多い状況で、合致する売り注文がなく値がつかない状態のこと。⇔売り気配

買い残(かいざん)

信用取引を行っていて、ロングポジションでまだ決済されていない状態のものこと。

回転売買(かいてんばいばい)

売買を何度も行う投資手法のこと。取引を行う度に手数料が発生するため、これを勧めてくる人がいるが安易に聞いてはいけない。なお証券会社等の人が前述した手数料収入を目的として顧客にこれを行うように勧誘すると金商法に抵触し、行政処分の対象になる。

貸株(かしかぶ)

個人の投資家が保有する株式を証券会社に貸し出すこと。貸し出す側は貸株料を受け取ることが出来る。

貸株料(かしかぶりょう)

信用取引において株式を借り入れる際に貸元へ支払う利息のこと。

株価指数(かぶかしすう)

特定の銘柄のグループまたは取引所銘柄全部の平均値の値のこと。日本では日経平均(225)、TOPIX、マザーズ株価指数が海外ではダウ平均、S&P500、ナスダック、香港ハンセン等が有名な株価指数となる。詳細:株価指数

株式数比例配分方式(かぶしきすうひれいはいぶんほうしき)

株やETF、REITなどの配当金を証券会社の口座で受け取る方式のことを指す。NISAを使用している場合、この方式にしないと配当は課税されてしまうため注意が必要。

株式分割(かぶしきぶんかつ)

株を分割し数を増やす事。保有者には比率に応じ配分される事が殆どのため、分割による自己資産価額に変動は無い。実施の目的としては割高になった株価を安くして購入しやすくする事など、流動性を上げ、株の人気を高める事が多い。

株主資本(かぶぬししほん)

資本金・法廷準備金・利益余剰金のことを指す。

株主優待(かぶぬしゆうたい)

株式会社が株主対して提供するインセンティブのこと。該当する株式会社のサービスを無償、あるいは格安で受けられるサービス券等が配布される事が多い。株主優待券狙いでクロス取引を行う人も多い。

空売り(からうり)

信用取引を行って株を借り、売る取引手法のこと。ショートとも呼ばれている。株に限らず信用取引を活用した取引全般に関して使われる用語。詳細:空売り

韓国総合株価指数(かんこくそうごうかぶかしすう)

韓国総合株価指数(通称KOSPI:コスピ)は韓国取引所に上場している全銘柄を対象とした株価指数のこと。頭文字を取ったKOSPI(コスピ)という名称で呼ばれることが多い。参照:韓国総合株価指数(KOSPI)

官製相場(かんせいそうば)

金融緩和政策により中央銀行などが国債を大量に購入するなどして作り上げる(たように見える)相場のこと。

気絶(きぜつ)

大きく価格が下落してしまい、売る気もないため、もはや銘柄を持っていることすら忘れてしまう投資手法。

逆イールド(ぎゃくいーるど)

主に国債における短期金利の利回りと長期金利の利回りの差が逆転すること。またはそうした状態のことを指す。一般的に短期金利の利回りは安く(よく買われている状態)、長期金利の利回りは高くなるが、景況などから相場に警戒感が高まると短期金利の利回りが上がり、長期金利の利回りが下がり、その差が逆点する事象が起きることがある。警戒感が高まっているとして大きな反転のシグナルと見る人も多い。

逆日歩(ぎゃくひぶ)

信用取引において証券会社の貸せる株が無くなった時に発生する手数料の事を指す。

キャッシュフロー

企業における資金の流れのこと。営業キャッシュフロー、財務キャッシュフロー、投資キャッシュフローの三つに分けられ、それぞれの資金がどのように変動しているかチェックする事で企業の内情を掴む。

キャッシュフロー計算書(きゃっしゅふろーけいさんしょ)

該当期間中の現金の流れを記載した書類のこと。いわゆる財務3表の一つ。

GU(ギャップアップ)

GUとはギャップアップ(Gap Up)の略語で前営業日の終値と比較し、価格が上がった状態で寄り付くこと。

GD(ギャップダウン)

GDとはギャップアップ(Gap Down)の略語で前営業日の終値と比較し、価格が下がった状態で寄り付くこと。

キャピタルゲイン

キャピタルゲインとは主に売却などによって生じる利益の事を指す用語。株や債券、金融商品から不動産など主に資産の上昇によって得た売却益やFX等の取引によって得た利益などもキャピタルゲインに含まれる。なお、損をした場合の事をキャピタルロス(Capital loss)と言う。

キャピタルフライト

資金を移動させる事を表す用語。

QE

QE(Quantitative Easing)は量的緩和政策のことで、中銀が市場に多くの資金を供給すること。具体的には市中銀行から中銀が国債や手形などを買い、市中銀行の持つ中銀の当座預金残高を増やすことで実現させる。

金融緩和(きんゆうかんわ)

中央銀行が行う金融政策の一つで、国債の買い付けや金利の引き下げなどを行い、市中に出回る資金量を増やすこと。これにより景気に刺激を与え企業などの経済活動の促進を促す。景気が悪化した際と見られた際に取られる。詳細:金融緩和

金融引き締め(きんゆうひきしめ)

中央銀行が行う金融政策の一つで、オペレーションや預金準備率操作などを行い市中に出回る資金量を減らすこと。主にインフレ抑制のために行われる。これにより企業などの経済活動を抑える事になり、市場が過熱する(している)とみられた際に取られる施策。

金利(きんり)

資金や資産を借り入れる事による貸元へ支払う利息のこと。債券のように長期投資における金利の変化は株価に大きな影響与える。

グリーンメーラー

標的の企業株を買い占め、その企業や関係者に高く買い取らせる購入者のことを指す。

グロース株(ぐろーすかぶ)

グロース(Growth)は成長を意味する言葉で、そのまま成長性を見込まれた株のことを指す。先々のマーケットの市場が明るく、かつそのマーケットにおいて主要なポジションを占めることが予想される企業の銘柄のこと。似た言葉としてバリュー株があるが、こちらは割安か否かが焦点となる言葉。

クロス取引(くろすとりひき)

クロス取引とは現物の買い注文と信用取引の売り注文を株数、価格を合わせて同時に行う手法の事。これにより価格が変動しても損失の拡大を防ぐ事が出来る。主に株主優待を狙って行う取引手法。詳細:クロス取引

経済指標(けいざいしひょう)

国や中央銀行等が定期的に発表する経済に関連する統計資料のこと。

決算(けっさん)

決算とは会社の1年の成績を計算しまとめる事を指す。決算発表は株主にとってもトレーダーに取っても大きなイベントであり、発表された内容によって価格が大きく変動する。日本においては3月決算の会社が多い。

気配値(けはいね)

売り・買いの希望する値段のこと。またはその値段が並んだ板のことを指すことがある。板では買いと売りの気配値を挟む形で株価が表示され、その株価に応じてどの程度の数量の買いや売り注文が出されているか確認出来る。

権利落ち日(けんりおちび)

株式を保有し株主として配当などの権利を受けられることが確定する権利付き最終日の翌営業日のことを指す。

権利確定日(けんりかくていび)

株主優待や配当の権利を受ける事が確定する日にちのこと。

ゴールデンクロス

短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上にぶち抜くこと。反転のシグナルとされるが有名な指標のため、だましも多い。上に抜ける角度がキツイほど信頼性は高いと言われる。⇔デッドクロス

小型株(こがたかぶ)

時価総額が低い、流動性が低いなど、まだまだ人気とは言えない銘柄のこと。但し、他の大型株や中型株に比べ上昇率が高く、当てれば大きな利益が見込める。

国債(こくさい)

国債は国が発行する債券のことで、国による資金調達方法の一つになる。債券のため購入した投資家などは金利を半年に一度受け取る事が出来、また国が無くならない限り元本が割れるリスクはない。但し外国債(アメリカ国債)などを購入した場合は為替差益により投資金額を下回る事もあるため、その場合はリスクとなる。

国債買入れオペ(こくさいかいいれおぺ)

日銀が長期国債を買う事で市場に資金を供給する行為のこと。公開市場操作になり、金融政策の一種。

後場(ごば)

その日の午後の取引のこと。東京証券取引所の場合は12時半から15時までの間の時間帯が該当する。⇔前場

コモンギャップ

窓の一つで、商いが薄く取引高も低い状態に発生する余り意味が無いとされる小さなギャップのこと。

ゴルディロックス相場

上昇相場でも下落相場でもない平穏な状態の相場のこと。童話3びきのくまに登場するゴルディロックスが熱くも冷たくもない適温のスープを選択したことから。マーケティングの領域でも活用される考え方。

さ行

サーキットブレイカー

価格が一定の範囲を超えて動いた際に注文制限・取引停止などを強制的に行う仕組みのこと。大幅な暴騰・暴落を防ぐための措置。CBと略して呼ぶこともある。

サイコロジカルライン

投資家心理を表現する指標で12日の間で価格が前日を上回った日が何日存在したかを算出し比率を計算する。75%(9日)以上存在した場合は過熱気味、25%(9日)以上「マイナス」だと割安といったように判断する。

ザラ場(ざらば)

証券市場における寄り付きと引けまでのこと

三角持ち合い(さんかくもちあい)

価格が上下しながら少しづつ変動幅が収束して行くチャートパターンの状態のこと。投資家が迷っている状態とされる。

サンクコスト

投資事業から撤退したとしても回収できない費用のこと。費用以外にも費やした時間や労力などから撤退を躊躇してしまうことをサンクコスト効果という。塩漬けにしてしまう要因の一つ。詳細:サンクコスト

塩漬け(しおづけ)

保有資産が値下がりした状態でそのまま持ち続けること。その後値上がりして救われるかは誰にもわからない。

シクリカル銘柄(しくりかるめいがら)

景気の影響を受けやすい景気敏感株のこと。

自己資本比率(じこしほんひりつ)

財務状況を示す指標の一つで、値が大きければ大きいほど会社の安定性は高いと見る事が出来る。(資産-負債)÷資産で求められる。

自社株買い(じしゃかぶがい)

自分の会社の株式を買うこと。その後買い付けた株式を消却させることで総発行数を減らし株式の価値が向上させる。詳細:自社株買い

システムトレード

事前に設定した内容により機械的に行うトレードのこと。相場急変時などへの対応が課題となる。

市中金利(しちゅうきんり)

市場で決定される金利のこと。日銀が管理している政策金利とは別。

JASDAQ(じゃすだっく)

東京証券取引所が運営している株式市場の一つで、事業規模が一定の大きさがある企業を対象にしたスタンダードと今後の成長が期待されるグロースの2つのカテゴリーがある。

種類株式(しゅるいかぶしき)

普通株式とは異なるプライオリティー(優先権)を持つ株式のこと。

ショートカバー

売りポジションを解消し買い戻すこと。ショート(売り)を終了させて買い注文が入るため、大きな流れの場合相場が反転されるきっかけになることがある。

償還(しょうかん)

債券、投資信託などの元本が満期を迎え返されること。

上場(じょうじょう)

株式を取引所などで取り扱いが出来るようにすること。上場させるためには各証券取引所が定める厳しい基準を満たす必要があり簡単上場することは出来ない。

上場ゴール(じょうじょうごーる)

証券取引所に自社株式を上場させることを会社の最終目的とすること。あるいはそのように評価されること。皮肉の意味でも用いられる言葉。

少数投資非課税制度(NISA:にーさ)

2014年に開始された個人投資家向け税制優遇プログラム。年に一定額までの投資に関しては利益が非課税になる制度。

焦土作戦(しょうどさくせん)

M&Aにおける敵対的買収に対抗するために自社に有利な資産や事業を他社に譲り渡すなどし、自社の価値を棄損すること。

消費者物価指数(しょうひしゃぶっかしすう)

日本の総務省が毎月公表している物価の指数のこと。詳細:消費者物価指数

情報の非対称性(じょうほうのひたいしょうせい)

主に売り手と買い手の間に知り得る情報に差がある状態のこと。なお、経済用語にあたり一般的にも使われる用語。

スクリーニング

銘柄選定の際に特定の条件を設けふるいにかけ、当てはまる株式銘柄を選び出すこと。

スケベ買い

欲丸出しの買いのことを指すスラング。(いわゆる)セオリーなどを無視(あるいは先走って)買い入れること。ただし明確な定義はなく、使う人によりけり。

ストックオプション

企業の役員や従業員等が決められた価格で自社株を買う事が出来る仕組み・制度のこと。

ストップ高(すとっぷだか)

一日の値幅制限の上限のこと。制限がある日本市場に比べアメリカ市場などはこうした制限が無く価格が大きく動く可能性がある。3日連続でストップ高になる場合、翌営業日から値幅の制限は2倍になる。

ストップ安(すとっぷやす)

一日の値幅制限の下限のこと。ストップ高同様に3日連続でストップ安をつけると翌営業日から値幅制限が2倍になる。

スパイク

チャートにおいて前後の日(又は特定の期間)よりも明らかに突出した長いヒゲのこと。上ヒゲ・下ヒゲいずれの場合も相場のそれぞれ転換点と言われる事が多い。

政策保有株式(せいさくほゆうかぶしき)

上場会社同士で互いの株式を持ち合うこと。買収対策や持ち合う企業同士の関係の構築・維持などを目的として行われている。

セクター

特定の分野のグループのこと。業種のこと。セクター別の比較やセクター内の株価の比較などを行う事が多い。

セクター

セクター(sector)は部門のことで、銘柄に対する業種によるカテゴリーのこと。代表的なセクターとして金融、不動産、公益事業、素材、資本財・サービス、情報技術、一般消費財、エネルギー、生活必需品、コミュニケーションサービス、ヘルスケアなどがある。セクター別に景況を分析することも重要。

前場(ぜんば)

その日の株式市場が開いた午前中の取引のことを指す。日本で言えば午前9時から午前11時30分の間のこと。⇔後場

前引け(ぜんびけ)

証券取引所の午前中の取引時間最後の売買のこと。東証の場合は9:00から11:30が前場になる。

総還元性向(そうかんげんせいこう)

株主に対する還元の割合を示す指標で、当期純利益のうち配当金と自社株買いをどの程度行なっているかを%で示しているデータ。

増資(ぞうし)

新に株を発行する事で資金調達を行う方法。主に発行上場済みの会社が行う事を指す言葉。株の総数が増える事で価格の下落が不安視されるが、一方で資金調達による経営環境の改善により将来的な収益向上が期待されるため、一概にマイナスだけという訳では無い。

増配(ぞうはい)

好業績などにより、前期よりも配当額が増加すること。

ソブリン債(そぶりんさい)

政府が発行する債券の総称で、国債や政府保証債などが含まれる。

損益計算書(そんえきけいさんしょ)

該当する期間における経営成績を表す資料のこと。いわゆる財務3表の一つ

た行

第三者割当(だいさんしゃわりあて)

一般株主以外の取引先等や従業員に対して新規株式の引受権を与え新株を発行する増資のこと

大量保有報告書(たいりょうほゆうほうこくしょ)

有価証券の保有割合が発行済み総株式の5%を超える場合に、保有した日から5営業日以内に内閣総理大臣宛で管轄する財務局に提出しなければならない報告書類のこと。5%ルールと呼ばれたりする。

ダウ平均株価指数(だうへいきんかぶかしすう)

アメリカの代表的な株価指数で工業株30種によって構成されている。指数はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している。詳細:ダウ平均株価指数

タコ配(たこはい)

企業に余力が無いにも関わらず株主に配当を出す事を指す。タコが自分の足を食べて飢えを凌ぐ様から名付けられている。

DAX指数(だっくすしすう)

DAX指数はドイツのフランクフルト証券取引所に上場している主要30銘柄で構成される株価指数。参照:ドイツDAX指数

ダブルトップ

チャートにて高値圏で二回似た高値を付けた後下落する事を指す。二回目にトップをつけた際のチャートの山が一回目につけた山よりも小さい場合、間で記録したネックラインを下回った際に売りのサインと見る人が多い。

ダブルボトム

チャートにて安値圏で二回似た安値を付けた後上昇する事を指す。二回目にボトムをつけた際のチャートの谷が一回目につけた谷の位置より高い場合、間で記録したネックラインを上回った際に買いのサインと見る人が多い。

単元株(たんげんかぶ)

株主総会での議決権の有無や株式取引で売買される株の単位のこと。1単元は株によって異なるものの、1000株あるいは発行済株式の総数の1/200に該当する数が上限となっており、1単元100株や1000株が一般的となっている。

単元未満株(たんげんみまんかぶ)

銘柄単位で設定されている、1単元に達しない株式のこと。ミニ株とも呼ばれる。

遅行指数(ちこうしすう)

景気に対して遅れて影響が出る(とみられている)指数のこと。または内閣府が公表する景気動向指数のうちの一つの要素。

つみたてNISA(つみたてにーさ)

少額の投資において取引や利益を非課税にする制度。投資信託への投資から得られた利益や分配金などが非課税となる。

テーパリング

テーパリング(tapering)とはいわゆる出口戦略のことで、中央銀行が行う金融資産などの買い入れを減らす(減らしていく)ことを指す用語。

ディーリング

証券会社や銀行において自社資金を用いて取引を行い利益を上げること、またはそうした業務のことを指す言葉。

低位株(ていいかぶ)

低位株とは、価格が非常に低い株式銘柄を指す用語。厳密に幾らからが低位株という定義は無いが300円前後の銘柄を指す事が多い。

ディスクロージャー

企業が経営内容を公開することを指す用語。投資家や取引先などに対しての説明にあたる。

ディフェンシブ銘柄(でぃふぇんしぶめいがら)

日常で使わない(利用しない)ことが選択しがたい企業の株式のこと。景気の影響を受けづらいとされ、電力、ガス、鉄道といったインフラから医薬業界などまで、意外と幅広く存在する。

敵対的買収(てきたいてきばいしゅう)

対象となる企業に対して影響力を高める(買収も含む)ことを目的として市場外にて株式を取得し始めること。

テクニカル(分析)

テクニカル分析とは相場をチャートから予想する手法のこと。移動平均線やRSI、ボリンジャーバンドなどテクニカル分析のための指標を活用して行う事が一般的。

鉄火場(てっかば)

鉄火場は、ばくち場や賭場の事を指す言葉で、そのまま博打のような相場状況を表現する際に用いられる言葉。

デッド・キャット・バウンス

下落局面において一時小さく反発すること。死んだ猫でも地面に叩きつけられた際には小さく跳ね返る様から。

デッドクロス

短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下にぶち抜くこと。相場反転のシグナルとされるが、有名な指標の為だましも多い。角度がキツイほど信頼性が高いとされている。⇔ゴールデンクロス

東京証券取引所(とうきょうしょうけんとりひきじょ)

東京都中央区日本橋にある日本で一番規模の大きい取引所のこと。東証と略して呼ばれる事が多い。東証一部、東証二部、ジャスダック、マザーズの各市場を運営・管理している。TOPIXと呼ばれる東証一部に上場する国内の株式全銘柄を対象にした株価指数がある。

東証一部(とうしょういちぶ)

東京証券取引所における一番審査基準が高い市場のこと。そのため一部に上場されている株式銘柄の企業はいわゆる大企業にあたり、そのステータスから一部上場企業という呼称が各方面で使われたりする。2022年4月4日より東証の市場再編に伴い、東証一部市場は無くなり、同位の位置づけとしてプライム市場が開始される。

東証株価指数(とうしょうかぶかしすう)

TOPIXを参照

東証二部(とうしょうにぶ)

東京証券取引所における二番目に審査基準が高い市場のこと。二部と言っても厳しい審査があり、容易に上場する事は出来ない。

騰落レシオ(とうらくれしお)

騰落レシオは相場の過熱感、買われ過ぎまたは売られ過ぎを測る指標で、値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数に100をかけて算出する。騰落レシオは個別株を測るのではなく、マーケット全体の状況を見るための指標で、特に短期的な動きを測るために使われる。

特定口座(とくていこうざ)

特定口座は一般口座とは異なり確定申告時に役立つレポートを貰えたり、更には確定申告すら不要な口座のこと。また証券会社が年間の損益計算をした年間取引報告書を発行してくれる。

特別気配(とくべつけはい)

価格が直前の約定値から一定の範囲を超えた状態で推移している際に取引を一時的に止めて、呼値を周知させるために表示される価格のこと。

TOPIX(トピックス)

TOPIX(東証株価指数)は東証市場一部に上場している内国普通株式全銘柄を対象とした株価指数で時価総額加重型の株価指数。詳細:TOPIX(東証株価指数)

トレンド

トレンドは値動きの傾向を表す用語で、上がっていく傾向が強い状態を上昇トレンド、逆に下がっていく傾向が強い状態を下降トレンドと呼ぶ。

な行

名寄せ(なよせ)

複数口座など分散した名義や口座をまとめること

難平(なんぴん)

ナンピンとは保有資産の価格が下落した際に更に買い入れること。平均取得価格を下げ、その後相場が上昇すれば損失を減らす事が出来る。下手なナンピンスカンピンと言う格言もあり、有効性に関して意見は分かれる。

成行注文(なりゆきちゅうもん)

板取引において現時点の価格で注文すること。流動性が高い場合、希望の価格・数量で購入できることは難しく多少の誤差があっても買い切りたい、売りきりたい時に用いる投資手法。

NISA(にーさ)

NISAとは一定の金額の取引を非課税にする制度。NISA口座内であれば年に120万の枠が割り当てられ、その範囲であれば取引で得た収益が非課税になる制度。初心者におすすめの制度。⇔つみたてNISA

日銀砲(にちぎんほう)

日本銀行による直接的、または間接的による市場介入の俗称で、金融商品等を大量に購入し相場を下支えすること。一般的には日銀によるETFの購入のことを指す。

日経平均株価指数(にっけいへいきんかぶかしすう)

日経平均株価指数は、東証1部に上場している株式銘柄のうち、日本を代表する225企業の株式価格を平均化し指数化したもの。

日本銀行(にほんぎんこう)

日本の紙幣を発行する機関であり、世界各国に存在する中央銀行の一つ。政府から独立した法人で公的・民間の資本によって成り立っている。紙幣・通貨を発行する権利を持つ唯一の機関。

値洗い(ねあらい)

保有している資産(建玉)などを持ち越しをせずその時点の価格で一旦清算すること。

ネット銀行(ねっとぎんこう)

インターネット上でのみやり取りが可能となっている銀行機関のこと。

値がさ株(ねがさかぶ)

一株あたりの金額が高い株式銘柄のこと。価格が安い銘柄は低位株などと呼ばれたりする。

値幅制限(ねはばせいげん)

取引所が行っている一日の価格変動範囲の制限のこと

は行

配当(はいとう)

株式会社が株主に対し分配する利益の一部のこと。日本においては配当所得にあたり課税される。

配当性向(はいとうせいこう)

当期純利益のうち配当金として幾ら支払われているか%で表示したデータ。

配当利回り(はいとうりまわり)

株価における年間の配当金の割合のこと。1株あたりの配当金を現在の株価で割る事で求める指標。

始値(はじめね)

その日の一番最初の取引価格を指す。寄り付き値。

バスケット取引(ばすけっととりひき)

複数の銘柄の売買を同時に行う取引の事を指す用語。

初値(はつね)

証券取引所に上場した銘柄が最初に取引された際の価格のこと。

バランスシート

貸借対照表と呼ばれ、会社における資産と負債およびその差額ををまとめた資料のこと。いわゆる財務3表の一つ。

バリュー株(ばりゅーかぶ)

市場の将来性が明るく、かつその市場において良い成績を上げているにも関わらず、割安な(と考えられる)価格を付けている株のこと。

バリュー投資(ばりゅーとうし)

PERなどから判断して割安と見られる株式を購入する投資スタイルのこと。相場が大きく下落した際や特殊な出来事が会社に起こって株価が下落した際などを見極めて投資する。

バリュエーション

バリュエーション(valuation)は企業評価の事で、利益や資産なども含めその企業の総合的な価値を意味する言葉

半値八掛け二割引(はんねはちがけにわりびき)

対象となる株式の価格が天井を打った後で下落局面に入ったと見られる場合は半値になり、さらにその後価格は80%程度に下落し、さらにその80%になった価格より20%程度下落するという格言・アノマリーのこと。大きく下落するということの例え話の一種。

半値戻し(はんねもどし)

価格下落時に一旦反発し半分程度値を戻すことを指す言葉。半値戻しは全値戻しという格言がある。

B株(びーかぶ)

中国株式のうち外国人投資家が売買できる株式を指す。国内投資家向けの株式はA株

PER(ぴーいーあーる)

PERとは株価収益率を指し、株価が高いか安いかを測る指標の一つ。PERは株価÷EPS(1株あたりの利益)で算出できる。市場における平均など他のデータと組み合わせてその株が妥当かを判断するための物差しの一つ。 PERの倍率は元本の利益を得る年数としても使えるとする意見があるが、実際はそこまで単純ではない。

PTS(ぴーてぃーえす)

証券所取引時間外に株取引を行うためのシステムのこと。夜間取引が主だが、デイタイムの取引もある。

PBR(ぴーびーあーる)

株価純資産倍率を指し、企業の純資産をベースに株価が高いか安いかを測る指標の一つ。PBRは株価÷1株あたりの純資産(BPS)で算出できる。

引け(ひけ)

該当する取引時間が終了すること。引けおつ。

冷やし(ひやし)

加熱した相場を落ち着かせるために出されることがある大量の売り注文のこと。冷やし玉とも言う。

FIRE

資産を稼いで早期リタイアすること。FIREは火の意味ではなく、経済的自立と早期リタイアを意味する、Financial Independence, Retire Earlyの頭文字を取った造語。

ファンダメンタルズ(分析)

ファンダメンタルズ分析とは、チャートでは無く、企業業績や外的要因から相場を予想する分析手法のこと。

複数単元株投資(ふくすうたんげんかぶとうし)

株を購入出来る単位である1単元ごとに複数銘柄購入し投資する手法。分散化によるリスク低減が狙い。

浮動株(ふどうかぶ)

市場に通常出回っている銘柄のこと。一部の大株主などが長期保有している株式ではなく流動性の高い株式のこと。

ブレイクアウェイギャップ

レンジで推移した後に出来高を伴いギャップを形成すること。トレンドの始まりと見る人も多い。

ペイオフ

金融機関が破綻した際の預金などの保護方式のこと。預金保険制度に加盟している金融機関に預金した場合は、預金者、金融機関、預金保険機構の三者間で自動的に保険契約が成立し、金融機関が破綻された際にはその預金保険が適用される仕組み。

ヘッジ

リスクを回避することでリスクヘッジとも呼ばれる。主に分散型投資や安定資産への投資など。

ベンチャーキャピタル

主に未上場企業向けの投資ファンドのこと。将来に期待が持てる企業に出資し、その企業が成長し株式公開などを行えるような段階になった時点で手放すことで大きな利益を得ることが主な事業内容。

ポートフォリオ

株だけではなく、保有する金融商品全般の資産の分布図のこと。具体的な商品名までを出した組み合わせのこと。

ボラティリティ

価格変動幅の意味を持つ用語で、例えばボラティリティが大きい銘柄とは価格の変動幅が大きい銘柄を指す。株に限らずFXや暗号資産などでも用いられる金融用語。

香港ハンセン株価指数(ほんこんはんせんかぶかしすう)

香港ハンセン指数は香港証券取引所に上場している主要33銘柄を対象とした株価指数のこと。詳細:香港ハンセン株価指数

ま行

マザーズ

東京証券取引所における新興企業の株式市場で1999年に開設されており比較的新しい市場になる。マザーズ市場に上場している全ての銘柄を対象とした時価総額加重型の株価指数であるマザーズ指数がある。

MACD(まっくでぃー)

MACDはトレンドを図るテクニカル指標の一つで、主に指数平滑の移動平均線を用いた分析手法になる。詳細:MACD

窓(まど)

二つの連続したローソク足の間に空白部が出来ること。またはその空白部のことを指す。相場に勢いがある指標として見る事が出来る。窓開けとも呼ばれ、チャートにおいて上昇方向に窓を開けることをギャップアップ、下落方向に窓を開けることをギャップダウンと呼ぶ。

窓埋め(まどうめ)

連続する2つのローソク足の差分(窓)を埋めるようにチャートが動く事。多くの場合前営業日と当日のチャートに対して使われる言葉。

ムーディーズ

アメリカの有名な債券格付け機関の事を指す。

銘柄(めいがら)

一つ一つの株式のこと。

目論見書(もくろみしょ)

有価証券の募集または売出しのために投資家等に対し提供する計画などを記載した文章のこと。有価証券を発行する場合は必ず作成する必要がある。

や行

約定(やくじょう)

注文を出した取引が成立することを指す言葉。

有価証券(ゆうかしょうけん)

手形・小切手・商品券・株券など財産権を証明する証書のこと

優先株(ゆうせんかぶ)

配当や残余財産を優先的に受ける権利など、保有者が特別な扱いを受ける事が出来る株式のこと。

有利子負債(ゆうりしふさい)

企業が負っている金利を付けて返さないといけない金額のこと

優先株(ゆうせんかぶ)

配当や残余財産の分配が優遇される株券のこと

欲豚(よくぶた)

欲にまみれた豚のこと。含み益が増加すると発生するらしい。投資スラング用語。

呼び値(よびな)

売買時の価格を刻む幅のことを指す

寄り底(よりぞこ)

寄り付き時点(あるいは直後付近)の価格が安値となってその日の取引時間を終えるような価格変動のこと。

寄り付き(よりつき)

株式市場が開いて最初につく価格のこと。

寄り天(よりてん)

寄り付き時点(あるいは直後付近)の価格が高値となってその日の取引時間を終えるような価格変動のこと。

四本値(よんほんね)

始値、終値、安値、高値のローソク足を形成するために用いられる基本的な4つの値のこと。

ら行

ランアウェイギャップ

ギャップ後にそのまま更に大きくギャップを形成すること。強いトレンド時に見られる。

利上げ(りあげ)

中央銀行が行う金融政策の一つで、政策金利を上昇させること。詳細:利上げ

利益剰余金(りえきじょうよきん)

いわゆる内部留保のこと。企業の体力を測るのに有効な指標の一つ

利食い(りぐい)

利益を上げている状態で売却すること。投資における最難関な課題。

利下げ(りさげ)

中央銀行が行う金融政策の一つで、政策金利を引き下げること。詳細:利下げ

リセッション

景気後退のこと。経済活動においては景気が良い時期と悪い時期が交互に訪れるという景気循環があるとされ、その良い時期が終了すること。詳細:リセッション

劣後株(れつごかぶ)

配当金などが普通株より優先順位が後になる株式のこと

レバナス

ナスダック100指数にレバレッジを利かせた投資信託のこと。

レバレッジ

レバレッジとは「てこの原理」を意味する言葉で証拠金を担保に資金を借り入れて手持ち資金以上の取引を行えるようにすること。またはその仕組み。株式取引においては信用取引における倍率を指す。詳細:レバレッジ

ローソク足(ろーそくあし)

ローソク足は価格等、値の動きをチャートで表現する指標の一つで上ヒゲ、実体、下ヒゲによって一つのローソクが構成され安値、高値、始値、終値などが表現されている。終値が始値より高い陽線と終値が始値より低い陰線の2つのローソク足があり、陽線は白色など明るい色が、陰線は黒色など暗めの色が実体に塗られる事が一般的。

ロスカット

含み損を抱えた状態で決済すること。または証拠金が足りず、取引所が損失を出さないように行う強制ロスカットがある。FXなど信用取引において用いられる言葉で、一般的な株式取引などではロスカットという用語が使われる事は少ない。詳細:ロスカット

わ行

割安株(わりやすかぶ)

利益や資産に対して評価が低い株のこと。EPSを目安に割り出されることが多い。

ワラント債(わらんとさい)

対象となる会社の株を一定価格で購入する事が出来る権利が付帯する債券の事を指す。

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