登山用語集
アウトドアが人気を集めており、週末には近場の山から富士山まで、日本の多くの山々に登る人が増えています。そのためここでは登山に関する用語を集めています。

あ行

アイゼン

靴の底に装着する登山具。主に雪山で足を滑らさないようにするための道具で金属の爪が付いており滑り止めとして機能する。雪山登山ではマストのアイテムになる。

アウトドアメーカー

登山などのアウトドア向け製品を作っている会社のこと。詳細:アウトドアメーカー一覧

アルピニスト

登山者のこと

アンザイレン

パーティのメンバー同士でザイルを繋ぎ落下、滑落を防ぐこと。

浮き石

地面に埋まっていない石のこと。

ULハイク

Ultra Light(ウルトラライト)の略称で、極端な軽装備でのハイキングのこと。負荷が少なく疲労が溜まりにくいことから人気を集めつつあるが、一方でタフなコンディションになった場合、あるいはそうした局面に陥った際に対処出来ず危険な状況に陥る可能性もある。

雲海(うんかい)

上方から下を眺めた際に雲が海のようになった状態のこと。絶景。

エスケープルート

何らかのアクシデントが起きた際に途中で下山するルートのこと

尾根(おね)

山々が高く連なる部分のことを指す

おろし

山から吹き下ろしてくる風のこと。有名なのは六甲おろし。

か行

カール

丸みを帯びた形にえぐられた形状をした山の斜面のこと。

カラビナ

金属で出来た輪っかでロープなどを通すために使う

ガレ場(がれば)

岩や石がゴロゴロ転がっていて歩きづらい場所のこと

ギア

登山用具・装備のこと。クライミング・ギアの略称。

キックステップ

雪上を歩く際の技術の一つで、登る際はつま先を雪に蹴り込むようにして進み、降りる際は踵から降ろして進む方法。

ケルン

山の目印のことで石を沢山積み合わせて作る事が多い。

懸垂下降

ザイルやハーネス、カラビナなどを駆使して高所から降りる方法のこと。

GORE-TEX(ごあてっくす)

アメリカのゴア社が開発した水を弾く透湿性防水素材のこと。

登山をする際の距離の目安とされる単位。麓は0合目で山頂が10合目。

好日山荘(こうじつさんそう)

兵庫県神戸市に本社を構えるアウトドア製品を中心に扱うお店。高度な山に挑戦する人から初心者向けまで登山にまつわるグッズなどを多く取り扱っている。

コッヘル

金属で出来た鍋のこと。複数の鍋を重ねて持ち運び出来るようになっている。

さ行

ザイル

ロープのこと。

ザック

バックパックのこと。

ザレ場

細かな砂利や石がゴロゴロしている足場の場所のこと。

沢登り

山を流れる小川をそのまま上流していくこと。滝などもそのまま上る。

三点確保

岩を登る際の基本姿勢のこと。手足4つのうち3つを使い身体を支えること。

縦走

尾根をそのまま歩いて行くこと

シュラフ

寝袋のこと。山でキャンプを行う際には必要になってくる

雪庇

雪がせり出してヒサシのようになった状態

た行

デブリ

落下した岩や雪などで出来た塊のこと

トラバース

斜面を横に進むこと

トレッキング

山登りの意味

トレッキングポール

登山用の杖。コンパクトな折り畳み式があると便利。こちらも長丁場の際にはあると便利。

な行

ナロ

平らになっている場所のこと

は行

ハーケン

岩の打ち付ける釘のこと。

パッキング

荷物をまとめること。バックパックなどに詰めること。

パックタオル

袋に詰められるぐらい軽量のタオル。最近の製品は水をよく吸収し軽くコンパクトで速乾性にも優れるなど高性能なものが多い。おすすめ。

ピッケル

雪山で使う杖のことで雪、氷に突き立てて使う。雪山登山では滑落防止のため以外にも進路を遮る雪の塊を壊すなど多様な用途として活用できるため、必須のアイテムになる。

ビバーク

ビバーク(Biwak)とは緊急で野営すること。当初の想定にはない避難的な行為を指す。

ブロッケン現象

太陽などの光が背後から入り影側にある霧などに光が反射し虹が円形のようになって見える事象

ホワイト・アウト

吹雪などに遭い視界が白一色になること

ま行

巻き道

通る事が難しい岩や、崩落して通行が難しい道などを回避した通路のこと

マット

休憩時や野営時にあると便利なマット。折り畳み式のマットが多い。座って休憩すると体力の回復も違うため、ロングタームの場合はあると良い。

マッターホルン

スイスとイタリアの国境に位置する4478メートルの山脈のこと。

水場

山における給水が出来る場所のこと。予め調べておくといい。

モルゲンロート

山、雲が赤く見える朝焼けのこと

や行

野営

野外にテントを張るなどキャンプを行うこと

藪漕ぎ

藪を手やツールなどで掻き分けながら突き進むこと

山開き

登山可能期間が始まり入山が可能になること

呼び子

小型の笛などで場所を呼び知らせる人のこと

ら行

ラーク

落石などが起きた際に下の人に知らせる掛け声のこと

裸地(らち)

草木が生えていない場所のこと、またはそうした登山道のこと

ラッセル

雪の中をかき分けて進むこと。体力が必要かつ地形などの予備知識や経験も必要となって来るため、経験者を同行させることが望ましい。

ラフティング

河川をボートを使って進むこと。浸水や氾濫などで転覆した場合を備えて経験者などを添乗させることが望ましい。

リード

スポーツクライミングの一種でロープを身に着けて崖を登る競技

ルンゼ

岩が水によって削られてできた岩面のこと。ガリーとも呼ばれ、ルンゼはドイツ語になる。

レイヤリング

重ね着のことで、登山におけるベストなレイヤリングは人により千差万別。

ロッククライミング

崖を上ること。近年ではボルダリング人気が高まるにつれ、ロッククライミングをする人も増えている。

わ行

ワンダーフォーゲル

ドイツ語で放浪する鳥を意味する言葉で、野山を自活しながら旅すること。日本ではワンゲルと略して呼ばれる事が多い。

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