IT用語集
元々、仕事などで多く活用されていたITですが、スマホが一気に普及した事とインターネット環境が世界的に整備された事により、仕事以外の日常生活の多くの場面で欠かせないものとなりました。ただし、ITに関する用語は難解なものも少なくなく、よくわからないまま使っていることも少なくありません。ここではそのITに関する用語を集めています。

あ行

アーキテクチャー

アーキテクチャ(architecture)は建築、建築学を意味する言葉で、ITにおいては構成・構造を指す。詳細:アーキテクチャー

RPA(あーるぴーえー)

RPAはRobotic Process Automationの頭文字を取った略語で主に業務の自動化プログラムの事。機械学習や人工知能という言葉を伴って語られる事が多いが、現時点では進化するものではなく、こちらが設定した事を自動的に行うものが多い。中でもPCを使った定型業務などに用いる会社が多い。

IaaS

IaaSとはInfrastructure as a Serviceの略語でサーバを始めとしたインフラを外部に設けサービスを提供するモデルのこと。メモリやCPUなどを必要に応じて変更する事が出来るため、足りなくなったら変更してすぐに対応することが可能。代表的なIaaSとしては米アマゾン社が提供するAmazon Elastic Compute CloudやGoogleが提供するGoogle Compute Engine、マイクロソフトが提供するAzure Virtual Machinesなどがある。

ISO(あいえすおー)

International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略称。産業における製品の規格を決定する機関で本部はスイスにある。

iOS(あいおーえす)

アップルが開発したスマートフォンiPadに搭載されているOSのこと。マックブックなどラップトップで使用されているOSはMacOSになる。詳細:iOS

iSCSI

Internet SCSIの略称でアイスカジーと呼ばれる。イーサネットを介して、サーバからストレージまで接続するためのインタフェースになり、データを送る為にTCP/IP回線が使われる。

IOT(あいおーてぃー)

Internet Of Things(モノのインターネット)の略称。日常に用いるあらゆる機器がインターネットを介して接続される状態を指す言葉。詳細:IoT

ISP(あいえすぴー)

Internet service providerの略称でインターネット通信の接続にあたる技術を提供する業者のこと。

IT(あいてぃー)

ITはInformation Technology(情報技術)の略語で、コンピューターなどの電子通信機器とインターネットを活用した社会全般における情報技術の総称。

ITコーディネータ(あいてぃーこーでぃねーた)

2001年度に開始されたIT系資格で、ITの知識と企業経営を知識を併せ持ち、事業にITをどのように活用するかを判断できる専門家のこと。ITCと略して呼ばれる事もある。

アクティブディレクトリー

アクティブディレクトリー(Windows active directory)とはウインドウズ・サーバーが持つ機能の一つで、ユーザー権限の付与やディレクトリアクセス権の制御などを管理する事が出来る。ADと略して呼ばれる事もある。詳細:アクティブディレクトリー

アクティビティ

主にSNSなどで使われる用語で、そのサービスを頻繁に使うなど活動的な状態のこと。

アジャイル開発

最近流行の開発手法で、必要最低限の機能を実装した上でリリースし、その後開発しながら完成系を目指す開発手法のこと。サービスを運用していく中で発生するユーザーからのコメントなども反映させながら開発を進められるためクオリティの高い製品にブラッシュアップすることが容易である。

アップリンク

端末などから基地局やサーバなどへ向かう回線速度のこと。いわゆる上り。

アドイン

アドイン(Add in)とはソフトウェアに新しい機能を追加すること、または追加するプログラムのことを指す。追加することで元々のソフトウェアに無かった機能などをカバーすることが出来るようになる。

アドウェア

広告を掲載するためのソフトウェアのこと。一般的には広告を配信するサービス提供者に向けて広告代理店などが提供し用いられている。ただし、近年ではマルウェアのアドウェアも存在し、ユーザーの同意を得ることなく勝手にインストールされ広告を配信する悪質なタイプが増えている。

アドフラウド

アドフラウド(ad fraud)とは広告詐欺のこと。WEBサービス上で展開される広告を不正な形でクリックしたり表示をさせることで広告費を取る方法。Yahoo japanなどでは防止のためにガイドライン規制を強めている。隠し広告や自動でリロードさせるなど手法も巧妙化している。

Apache

Apache(アパッチ)とはWebサーバを実現させるために用いるWebサーバソフトのこと。正式な名称としてはApache HTTP Serverになる。

アプリケーション

特定の用途のためのソフトウェアのこと。スマホのアプリからPCで多く利用されるエクセルやパワーポイントなどのマイクロ製品、あるいはGoogle chromeなどのブラウザなどもアプリケーションに該当する。汎用的な用語。

アマゾンウェブサービス

Amazonが提供しているクラウドコンピューティングシステムのことで、使用量(トラフィック含め)に応じ課金される形態。AWSと略して呼ばれることが多い。詳細:AWS

イーサネット

イーサネット(Ethernet)はLANなども含む有線の規格の一つで、現在事業所・家庭も含め最も汎用的に使われている。

EDI(いーでぃーあい)

Electronic Data Interchangeの頭文字を取った言葉で、主に発注や請求にかかる書類などのデータを企業間で交換するために用いるシステムの事

インターフェイス

IT機器を利用する際に使うものやサービスなどの設計のこと。主に画面設計、操作感を指す事が多い。情報通信技術に限らず幅広く使われる用語。

インタラクティブ

双方を意味する言葉で、ITにおいては確認と承認を繰り返して処理する方式のこと。システム設計にとどまらず双方でやり取りをする(出来る)という意味合いでも使われる言葉。

インフルエンサー

インフルエンサー(influencer)とは影響力のある人、団体のことを指す用語。昨今では著名人、芸能人だけではなくブログSNSなどインターネット空間において影響力を持つ人たちが多く誕生している。詳細:インフルエンサー

インポート

データを何らかのアプリケーションで使用するために取り込むこと。XMLデータやcsvデータなどが利用される事が多い。

ウイルス

ITにおけるウイルス(Virus)とはコンピュータや付随する個人情報など他方にダメージを与える悪質なプログラムのこと。ファイルに寄生して増殖し悪さを行うタイプのものを指す。詳細:コンピューターウイルス

ウェブサイト

www(world wide web)で利用するためにハイパーテキストで構成されたページ(主に複数のページ)のこと。詳細:ウェブサイト

ウェブブラウザ

ウェブサイトを閲覧またはサービスを実行するためのアプリケーションのこと。代表的なウェブブラウザにGoogle ChromeやEdge、スマホ向けにSafariなどがある。

ASP(えーえすぴー)

アプリをウェブを通じて提供する会社のこと。Application Service Providerの略語。ASPという言葉は他にアフィリエイトサービスプロバイダーを指すこともある。

API

APIとはApplication Programming Interfaceの略語で、主に外部のプログラムサービスとの連携に必要な通信規定のこと。詳細:API

AWS(えーだぶるえす)

AWSとはAmazon web serviceのことでアマゾン社が提供しているクラウドコンピューティングサービスのこと。詳細:AWS

HTML(えいちてぃーえむえる)

HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)はウェブサイトを構成するページの文章などを表現するために用いられる言語のことで世の中の多くのWebページがHTMLを用いて作られている。詳細:HTML

http

Hyper Text Transfer Protocolの頭文字を取った言葉で、world wide webでやり取りされるテキストなどの根幹となるプロトコル(標準規約)のこと。通信時に暗号化処理がなされないことからセキュリティに不安があるとされ、現在ウェブサイトを構築する際にはhttpで実装することは推奨されていない。

https

Hyper Text Transfer Protocol Secureの頭文字を取った言葉で、Secure(高セキュリティー)上でのhttp通信を指す。https上での通信に関してはデータが暗号化されるため特に個人情報などを扱う入力フォームなどでの使用は強く推奨されている。世の中全体の流れとしては前述したお問合せ入力フォームだけではなく、ウェブサイト全体(すべてのページ)をhttps化する動きになっている。

エクサバイト(EB)

1000ペタバイトの情報量を持つデータサイズのこと。テラバイトの次の単位であるペタバイトの次の単位となる。

エクスポート

アプリケーションで使われている何らかのデータを出力すること。csvファイルやxmlファイルとして出力し別のソフトウェアなどにインポートして使うといった事が多い。

SSL(えすえすえる)

SSL(Secure Sockets Layer)とはWebサーバと端末間のやり取りを暗号化する規格のこと。SSL化したウェブサイトURLがhttpsで始まる。

SSD(えすえすでぃー)

SSDとはSolid State Driveの略称で、半導体を利用した補助記憶装置のこと。同じ記憶装置であるHDDが耐久性や消費電力が大きいと言った課題を抱えているのに対しSSDはそのいずれも高性能であり、かつ読み書きや起動の速度がHDDを大きく凌駕しているため端末に採用されるケースが増えている。以前までは高価であったため、普及速度は限定的だったが、近年では安価に生産されるようになってきた事も普及が進んでいる大きな理由である。詳細:ssd

SSID(えすえすあいでぃー)

SSID(Service Set Identifier)とは無線LANのアクセスポイントの名前で長さは英数半角文字で最大32文字になり任意で設定可能。詳細:SSID

SIer(えすあいあー)

システムのプロジェクトの運用や保守、更改などを請け負う業者のこと。主に社員をなんらかのプロジェクトに派遣する業態が多く、それらのプロジェクトは大手のSIerが案件を受注しその子会社や孫請け会社などを活用してプロジェクトを遂行していく事が殆ど。

MDM(えむでぃーえむ)

Mobile decive managementの略語で、社員に支給するスマホや携帯電話などのセキュリティを含めた各種設定を情報システムが一元的に行うこと。

エンドトゥエンド

End to Endとはコンピューターネットワークの原理で高度な処理を端にある端末が行い、それを中継するシステム部分は転送のみを処理するべきという考えのこと。ただし現在ではクラウドサービスを始めとして端末部は操作のみを行うという方式も多く登場している。

OS(オーエス)

オペレーティング・システムの略語で、コンピューター端末における処理・演算など全般を司るソフトウェアのこと。代表的なOSにWindowsやmacOSのようなPCで使われるものからAndroidiOSなどスマホ向け、あるいはサーバなどでよく用いられるLinuxなどが主流。詳細:OS

オープン系(おーぷんけい)

特定の製品に頼らずに世に汎用的に出回っている製品などを活用したものを指す。

オウンドメディア

自社メディア(媒体、主にウェブサイト)のこと。近年ではWEBサービスの出来が会社の経営を左右する事もあり、それまで力の入れて来なかった企業もウェブサイトなどインターネット上のメディアに力を入れている。

オクタコア

1つのCPUパックに8つの演算と制御が一体になったコア部があること。その規格。

オブジェクト指向(おぶじぇくとしこう)

プログラミングにおける考え方の一つで、Java、C#、C++、 .NETなどがオブジェクト指向の言語として有名。細部まで細かく指定せず、汎用的なある一定のまとまりを組み合わせて開発する事が出来、変更時などにも対応し易い性質を持つ。

オフショア(開発)

オフショアとは海外で行うことを指し、主に企業などの事業の一部(又は全体)を海外に開設した拠点で行うこと。インターネット環境が各国整う中で場所を問わずに仕事が行えるようになったため人件費などの固定費の削減のために行われる事が多い。一方でコミュニケーションによるズレや、国ごとに商慣習が異なる点、あるいは現地従業員の労働に対する認識のズレなどからトラブルが発生することも多く、トータルで見た場合必ずしも上手くいくという訳ではない。

オプトアウト

受信の拒否を通知してきた相手にはメールなどの再送信を禁止する方式のこと。相手に通知しない場合は送り続けることになる(利用者は解除の通知を運営元に連絡しなければならない)ため、オプトアウトの仕組みはしばしば批判されている。Cookieの使用許諾などはオプトアウトの状態に設定しているケースが多い。

オプトイン

事前に予め同意した者にのみメールや連絡など追加で情報を送ることが出来る方式のこと。

オペランド

オペランド(operand)はコンピュータープログラムにおける対象の数・変数などのこと。被演算子という。

オンプレミス

自社内にサーバなどを保有し運用していること。類義語としてインハウス型と呼ばれたりもする。サーバメンテなど保守のためのコストが発生すること、外部サービスの質が向上した事などから近年ではクラウド型に切り替える企業が増えている。詳細:オンプレミス

オフライン

ネットワーク上で端末が接続されていない状態のこと。または「インターネット以外」を指す際にオフラインを使うケースもある。⇔オンライン

オンライン

ネットワーク上で端末が接続されており、かつ実行可能な状態のこと。⇔オフライン

か行

仮想化技術(かそうかぎじゅつ)

コンピュータの物理的な資源を、クライアントからの要求に応じて最適な形で割り振る技術のこと。

仮想記憶システム

外部記憶装置(HDなど)の一部を実メモリのとして利用できるように設計されたシステムのこと。

GEIT(ガイト)

Governance of Enterprise ITの略称。ITを軸に企業の戦略を考えること。

機械学習(きかいがくしゅう)

人が指示をすることをせずにデータを元に機械がパターン分析などをベースに最適解を出すこと。

キッティング

スマホやPCなど情報通信機器などを環境に応じてセッティングすること。主に企業向けにセキュリティやメールソフトなどクライアントの要望に応じて必要な設定を施すこと。

Github(ギットハブ)

ソースコードをシェアし共有しながらプログラム開発が可能なサービスのこと。無料版からエンタープライズ版までタイプが複数存在する。詳細:Github(ギットハブ)

キャッシュ

ウェブサイトなどにアクセスしたデータを一時的に保持する機能・仕組みのこと。PCやサーバなどに保存される。詳細:キャッシュ

クエリ

主にデータベースに対する要求(リクエスト)の事を指す。

組み込み系

ある目的のもとに開発されたシステム・プログラムのこと。家電など。

クライアント管理(くらいあんとかんり)

企業などで使用される情報通信機器の利用状況を管理し最適化を図ること。専用ツールを活用して社員のアクセスログなどを確認したりも出来る恐ろしい業務。

クラウド

主に外部のアプリケーションプログラムサービスやストレージのこと。置き場がどこか不明なため、雲に隠れているような表現で例えられる。

クラウドファンディング

主にインターネットなどを活用して不特定多数の出資者から資金調達を行う手法のこと。詳細:クラウドファンディング

グループウェア

主に企業内にて情報共有・処理の目的で使われるアプリのこと。主なグループウェアにはGoogle Workspace、Office 365などがある。

コンソール

端末のこと。業務においては主に特定の作業に用いる専用機を指すことが多い。

コンテンツ・デリバリ・ネットワーク(CDN)

コンテンツ・デリバリ・ネットワークはエッジサーバと呼ばれる配信のためのサーバにウェブサイトなどのデータをキャッシュ(コピー)させ、ウェブサイトを訪問するユーザーにはオリジナルのサーバではなく、エッジサーバの方を見させる仕組み。詳細:CDN

コンテンツマネジメントシステム(CMS)

主にウェブサイトを更新・管理し易くするためのシステムのこと。詳細:CMS

コンパイル

プログラムソースをコンピュータが実行可能な状態の形式に変換すること。

コンピューターウイルス

ウイルスを参照

さ行

SaaS

SaaS(Software as a Service)とは利用者にインターネットを経由してソフトウェアを提供する形式のサービスのこと。詳細:SaaS

サーバ

サーバ(Server)とは供給するという意味をもつ用語で、ITにおいては他のコンピュータからリクエストを受け結果を返すコンピューターのことを指す。詳細:サーバ

SLA

SLA(Service Level Agreement)とは通信・サーバなどの提供会社と利用者との間で結ばれるサービスの品質保証のこと。一般というよりは業務委託などでプロジェクトを代行する会社が元請などと契約する際に結ばれることも多い。

サインイン

何らかのサービスを利用するために情報を認証すること。ログインやログオンという呼称を使うサービスも多く、同義。

サブスクリプション

一定期間サービスを利用する契約のことで、意味としてはサービスそのものを指す事が多い。詳細:サブスクリプション

サブネットマスク

IPアドレスのネットワークとホストのアドレスを識別するための数値のこと。IPv4を使用している場合にのみ活用される技術の一つで、サブネットマスクを使用することでネットワークの利用に置いて使用できる範囲を設定できることから企業では独自に設定されていることが多い。

CSV(しーえすぶい)

Comma-separated valuesの略でコンマで区切った値のデータファイルのこと。エクセルなどでデータを抽出または、エクセルにデータを取り込む時などに利用されることが多い。

CMS(しーえむえす)

Contents Management systemの略語でブログのように各ページが連動するシステムのこと。管理・更新のしやすさなどからCMSを用いたウェブサイトが現在では主流になりつつある。代表的なCMSとしてはWordPressやMovable Typeなど。

CPU(しーぴーゆー)

Central Processing Unitの略語でコンピューターにおける中央で演算を担う処理装置のこと。コンピューターを動作させるためのプログラムを実行する装置。詳細:CPU

自己署名証明書(じこしょめいしょうめいしょ)

自身で用意した秘密鍵を用いて対応する公開鍵に署名して作られた公開鍵証明書のこと。自分で自分を証明することになり信頼性が薄く、オレオレ証明書と揶揄されることもある。

資産管理(しさんかんり)

パソコン端末やネットワーク機器、ソフトウェアのライセンスなど社内にある情報通信機器を管理する事。専用のソフトウェアもあり、多くの企業ではソフトウェアツールで管理している。

社内SE(しゃないえすいー)

社内SEとは主に企業の情報管理ツールを始めとしたITに関するあらゆる業務を引き受ける部署、またはそれを行う担当者の業務のこと。端末・ソフトウェア管理からグループウェアの選定、周知、マニュアル作成、サポートデスクからウェブサイトの更新や広告運用まで任されたりする。業務範囲やメンバー数は会社により様々だが、コピー機修理など無理難題を押し付けられこともある。

Javascript(ジャバスクリプト)

ブラウザ上で起動する主にモーションを制御するためのプログラミング言語。多くのウェブサイトで採用されている。詳細:Javascript

主記憶装置(しゅきおくそうち)

CPUが直接読み書きできる半導体の装置のこと。メモリ、またはメインメモリ、一次記憶装置とも呼ばれる。

常時SSL(じょうじえすえすえる)

Webサイト内の全てのページをssl化すること。これによりWebサイト内の通信に対するセキュリティが高まり、より安全なユーザー環境を提供できるようになる。

冗長化(じょうちょうか)

本番環境がストップした際にも業務を継続して行えるように複数の環境を用意しておくこと。詳細:冗長化

シンクライアント

シンクライアント(Thin client)は、クライアントPC側には必要最低限の機能を持たせ、実際に使うアプリケーションなどは外部に用意したシステム環境のこと。

シングルサインオン

一回の認証動作で全てのサインオンを完結させるシステムのこと。脆弱性が指摘される反面、一つの入り口のセキュリティを高めれば良いとする声もあり評価は異なる。

冗長性(じょうちょうせい)

ITでは主に二重化などの意味で使われることが多い。基幹系システムなどシャットダウンする事が致命的なシステムでは一方の回線がつぶれても、もう片方(あるいは複数)が機能し稼働する構成を取っている事が多い。

スイッチングハブ

スイッチングハブはLANケーブルを分岐するための装置。スイッチングハブの特性としては通信が行われているポートのみ信号が送られる。

スクラッチ開発

システムを一から作り上げること。業務に沿った形でのシステム開発が可能だが、保守などのメンテナンスや不具合時の対応などもオリジナルなものになるため、作成+運用コストが大きくなる事が多い。

スクリプト

コンパイルをせずに実行可能なプログラムのことを指す。

スクレイピング

他者のウェブサイトなどに掲載されている情報等をHTML取得用のプログラム等を用いて取得し自身が必要とする情報のみ抜き出したり、それを加工したりする行為。リアルタイムに更新されるデータを取得する場合が多く、サーバに対する大きな負荷を提供元にも強いる事など問題があり、事前に許可を得る必要がある。無断で行ったがゆえに逮捕者も出るなどしている。

スタック

コンピューターにおけるデータ構造の一つ。データを後に入ったものから先に出す仕様が特徴。

ストリーミング

ストリーミング(Streaming)とは動画を再生するために取られている手法の一つで、データをダウンロードせずにインターネット経由でアクセスしその先の環境下で確認すること。詳細:ストリーミング

ストレージ

デジタル情報を保存・記憶するHDDSSD装置の総称。詳細:補助記憶装置

スプール

何らかの大きな処理を行う際に一旦データをハードディスクドライブなどに保持しておき、効率よく実行する仕組みのこと。詳細:スプール

スループット

特定の時間における処理できるデータ量のこと。スループットが高ければ高いほど処理能力が高いと言えるため、性能比較などで何らかの値を基準に比較・参照されることが多い。

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)

WEB上で他者との関係性を構築する事が出来るサービスの総称。代表的なSNSとしてFacebook、Instagram、Twitter、などがありYouTubeやTikTokなどの動画を中心としたメディアもSNSとすることが多い。詳細:SNS

た行

DaaS

Desktop as a Serviceの略語で、デスクトップの環境をサーバ上に構築して操作はネットワーク経由で行うサービスのこと。

Type-C(たいぷしー)

スマホ等デジタル機器のコネクタの一つ。差込口の形状が丸く上下を気にせず差す事ができる。

ダウンリンク

基地局、あるいはサーバなどから端末へと向かう回線の速度のこと。いわゆる下りのこと。

ダンプ

出力の意。何らかのデータをファイルに出力する時などに使われる言葉。例、データベースをダンプする等

チャットボット

人工知能を用いた自動会話システムのこと。一方が入力したテキストの内容などを判別して返答するシステムで、近年では労働力の削減のためにお問い合わせページなどで活用されることが多い。

Tier(ティア)

ティアとは階層を表す言葉でネットワークの階層的に構築された構造を表す時などに使われる言葉。例えばプロバイダーはその規模の多寡によりTier1(最上位層)からTier3(下層)などのように段組がなされており、Tier3は経路としてTier2、Tier1を経由しなければならない。そのため上位Tierほど無駄のないルーティングが行えるため、通信遅延などのリスクが軽減される。

DDoS攻撃(でぃーどすこうげき)

複数のIPから特定のウェブサイトやサービスなどを提供しているサーバに向けて行われる妨害攻撃のこと。詳細:DDoS攻撃

デジタルサイネージ

電子掲示板のこと。

デバイス

端末のことで主にデジタルデバイスを指すことが多い。種類としてはPC、スマホ、タブレットなどの汎用的なデジタル機器から、業務でしか使用しない電子機器や最近ではスマートウォッチまで幅広い品目が該当する。

デバッガー

バグを発見するためのプログラムのこと、またはバグを発見するためにチェックをする作業員を指す事もある。

デプロイ

システム・プログラムを使用可能な状態にすること。

データセンター

多くのコンピューターの管理・運用を安定的に行えるように堅牢で大規模なスペースを備えた場所のこと。構造の頑健さはもちろん、災害、特に地震が発生していないか、しづらい場所が選ばれる事が多い。DCと略して呼ばれる事も多い。

DHCP(でぃーえいちしーぴー)

端末のIPアドレスを動的に割り振る機構のこと。ルーターなどで制御することが多い。詳細:DHCP

DNSサーバ(でぃーえぬえすさーば)

ドメインネームサーバとはドメイン名とIPの認証を行うサーバのこと。現在では主に企業などで使用され、特定の環境下以外からの内部端末の使用を制限する事などに活用される。

デルファイ法

技術における未来予測をする際に、専門家を複数用意し意見を集約した後で、その意見を加味した内容で再び意見を集める方法。このプロセスを繰り返しながら意見を固める。

DoS(どす)

Denial of Serviceの略語で大量のアクセスを送るなどしてサービスを妨害する行為。DoS攻撃は単一のIPなどから行われる行為になり、複数のIPから行われる攻撃をDDoS攻撃と呼ぶ。

ドメイン名(どめいんめい)

主にURLのことを指す。IPアドレスでアクセスする事も可能だがユーザーにとっては全く優しくないため、ドメインにて運用する事が一般的である。

な行

ナノ秒

10億分の1秒のこと。英語ではナノセカンド(nanosecond)と呼ばれ、記号はns。

二段階認証(にだんかいにんしょう)

Webサービスなどを使う際に一般的に多く使われているIDとパスワードだけではなく、事前にスマホなどに登録しているワンタイムパスワードや指紋や顔認証のような生体認証など2種類を組み合わせて順番に認証を行うことでサービスを利用可能にする仕組みのこと。

入退室管理(にゅうたいしつかんり)

主に情報漏洩防止の観点から定められた管理方法のこと

認証(にんしょう)

情報が正しいかチェックすること。コンピュータにおいてはアカウント情報やサイト情報など幅広い分野で活用される。

ネットワーク

コンピュータにおいては複数の端末でやり取りが可能な状態のこと。

ネットワークカード(NIC)

LANケーブルを指してインターネット回線に接続させるためのパソコンに組み込まれた部品のこと。詳細:NIC

NAS(なす)

Network Attached Storageの略語で、ナスと呼ばれたりもする。ネットワーク上に展開されたHDDのこと。複数端末での共有が可能となる。

は行

ハードウェア

処理・記憶・入力・出力が可能な装置のこと。PC、スマホ、タブレット等端末のことを指すことが多いが、物理的な意味として装置や設備を指すこともある。

ハードディスクドライブ

データを保存する領域を持つパーツのこと。パソコン内部に存在するものと外部に存在するものがある。HDDと略して呼ばれる事も多い。詳細:HDD

バイト

バイト(Byte)とはコンピューターにおける情報を構成する単位のことで、8ビットが1バイトとして表現される。1ビットは0か1のいずれかの状態で表現され、1バイトではそれが8つあるため、計256パターンの状態を表現出来る。

パケット

データ通信量の単位のことで、小さな単位に細分化したデータを指す。

ハッキング

高度なコンピューティングの知識・技術がある人が行うハードやシステムに対する行為全般を指す言葉。ただし一般的には不正な手段を用いて他人のコンピューターなどを乗っ取り不正行為を働く用語として定着している。厳密にはそれらの行為はクラッキングという名称になる。詳細:ハッキング

パッケージ

システムの機能をまとめたプログラムのこと。

バッチ処理(ばっちしょり)

複数のプログラムを予め設定しておき、それらを段階的に実施させる処理方法のこと。

パブリッククラウド

クラウドサービスの形態の一つで、コンピューティング環境を複数のユーザー(個人・法人)問わずシェアする方式。

汎用系(はんようけい)

メインフレームなど汎用機と呼ばれているホストコンピューターで大規模な処理を行い運用すること。またはそうした端末を扱うプロジェクトのこと。

POE(ぴーおーいー)

LANケーブルから電源を取得出来る形式のこと。電源口を用意するのが難しい場所などで有効で、wifi環境を広範に設定する場合、多くのアクセスポイントを設置する必要があり、その場合電源の確保が難しい場合はPOE対応の機器が使われる事が多い。

BYOD

Bring your own deviceの略語で自身の所有するスマホやタブレット、ノートパソコン等を社内に持ち込んで業務に使う試み。クラウドが発展しセキュリティリスクが低くなっている事もこの施策が広まりつつある一因となっている。

ビッグデータ

巨大なデータベースのこと。現代では膨大なデータを仕分けし最適解を導く手法がトレンドとなっており、データベースの有効性が叫ばれている。詳細:ビッグデータ

ビット

ビット(bit)はコンピューターで扱える最小単位のデータのことで2進数の1桁が該当する。

ファイアウォール

ファイアウォール(Firewall)とは外部からの攻撃や不正アクセスなどを防ぐために設定する防御壁のような機能のこと。詳細:ファイアウォール

5G(ふぁいぶじー)

次世代の移動通信規格のこと。Gは(Generation)の頭文字。現行の通信環境においては巨大トラフィックが課題となっており、5Gの普及によりこの問題の解決を目指している。課題としては設備投資が膨大な費用を要する点と高いパフォーマンスを処理するスマホの電力の問題など多岐にわたる。詳細:5G

複合機(ふくごうき)

資料の印刷やコピー、スキャンなどのコピー機としての機能に加えFAXなどの通信機能も併せ持つ端末。

プラグイン

アプリにおいて機能を拡張する個別の拡張機能ソフトのこと。

プラットフォーム

何らかの分野における核となるシステムのこと。主にシステムの提供のみを行い、実際のコンテンツは利用者に委ねる。詳細:プラットフォーム

ブルートフォース攻撃

別名総当たり攻撃とも呼ばれ、他人のアカウントなどに不正にログインすることなどを目的にパスワードやIDを入力が可能な全てのパターンを入力する攻撃手法。パスワードが短い、入力制限が無い、等の脆弱性がある場合攻撃され、突破される危険が高い。複数回ログインが失敗した場合、一定期間ログインを利用不能にするなどして対策を取ることが多い。

プロトコル

決まりごと、約束事のことで、インターネット通信においては開発者が独自に開発したプロトコルを使い出してしまうとバラバラになり手間がかかるため、http(hyper text transfer)というプロトコルを標準的な仕様として定めて普及させている。詳細:プロトコル

ま行

マルウェア

コンピューターウイルス、トロイの木馬、ワームなど情報通信機器にダメージを与えるプログラムの総称のこと。

MIPS

MIPSはMillion Instructions Per Secondの頭文字を取った略語で、1秒間のうちに何百万回命令が実行出来るかを表す値のこと。例えば1MIPSは100万回の命令が実行できる。

ミドルウェア

OSとソフトウェアの中間に位置するプログラムのこと。データベース管理システムなど。

無線LAN(むせんらん)

無線で構築されたネットワークのこと、または機器単体を指すこともある。

メインフレーム

主に基幹系のシステムで利用される事の多い巨大なコンピューター。IBMが開発したIBM System/360が商用としては最初になり、ソフトウェアが構築できるため汎用的に使え、汎用機と呼ばれる事もある。

メタサーチ

特定の分野に絞ったウェブサイトを活用した検索のこと。

モジュール

ある一定のまとまりのこと。イメージとしては小さなプログラム群のことで、単体でも動くものの、基本的には何かと組み合わせて使うもの。システム面・ハード面両面で使われる用語

や行

ユーザーインターフェイス(UI)

主にIT機器やサイト、アプリといったサービスの設計のこと。機能性や見栄え等デザインと構成力が優れたもの程支持を集める傾向が強いため、近年は重要視されている。

ユーザーエクスペリエンス(UX)

ユーザー体験のことで、近年使い勝手がよく、あるいは心地よい設計がなされた機器やサービスがそのまま人気のものとなる傾向があるため注目が集まる領域。

ユーザビリティ

一般にも使われる用語で使いやすさや使い心地の事を指す言葉。ITにおいては電子機器やウェブサービスからアプリなどで使われることが多い。

UPS(ゆーぴーえす)

災害時など電源が失われた際に代わりに電源を供給する外部電源装置のこと。詳細:UPS

ら行

ランサムウェア

コンピューターウイルスの種類の一つで身代金を要求するタイプのウイルス。コンピューターが起動する際に使用されるシステムファイルが暗号化され使用する事が出来なくなる。

リストア

PCを初期状態に戻すこと、あるいはバックアップしていたデータなどを再度入れ直すことを指す。

リポジトリ

仕様書やデータソースなどを一元的に保管しているデータベースのことを指す。

リモートアクセス

ネットワークを経由し外部の端末へアクセスすること。

ルーター

ネットワーク通信を行うための中継器のことで、パソコン、スマホなどの機器をインターネットに接続するための機器。

ロードバランサ

サーバ1台にかかる負荷を分散させるシステムのこと。

論理和(ろんりわ)

論理和とは、与えられたいくつかの命題のうちいずれかが該当する論理演算のこと。ORとも表現される。

わ行

ワイヤーフレーム

全体のレイアウトを枠組みのみでシンプルに表現した資料のこと。ウェブサイトだけではなく、システム構成案などもワイヤーフレームから起こす事もある。

WAF

Web Application Firewallの頭文字を取った用語でワフと呼んだりする。ウェブサイトに対する攻撃を遮断するためにウェブの前に設置する。攻撃のパターンを分析し攻撃と認められる場合にアクセスを遮断する、アクセスを拒否するなど、機器の性能により行われる対策は異なる。

ワンタイムパスワード

認証時に発行される、その機会に一回限りの使い捨てパスワードのこと。金融機関などのデータにアクセスする際に用いられることがある。

ワークフロー

仕事の流れのこと。業務の流れのシステムを呼ぶこともある。近年では会社内で使用する申請書や届出書、稟議書などが単独のシステムで連動して利用することが出来るサービスが増加しており、そういったシステムのことをワークフローシステムと呼ぶ。

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