野球用語集
野球で使われている用語は日常生活の中でもテレビで度々取り上げられたり、場合によっては会話にも登場するので野球を余り知らないという方でもいずれかの言葉を耳にした事があるかもしれません。ここではそうした一般的に使われている言葉も含めて野球に関する様々な用語を集めています。英語圏で使われている野球用語はこちらから。

アンケート
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投手に必要なのはスピード?コントロール?

あ行

アイシング

氷で冷やすこと。投手が登板後に肩の周囲をアイシングすることが多いが、その効果に関しては有効だとする人と効果は無いとする人とで意見が分かれる。

ID野球(あいでぃーやきゅう)

長くヤクルトスワローズの監督を務めた野村克也監督が志向した野球スタイル。頭脳を活かした野球スタイルのこと。野村監督がヤクルトスワローズの監督を務めていた頃に所属していた古田敦也捕手がそのスタイルをプレーで表現していた。

アイブラック

アイブラックとはデーゲーム(昼間の試合)の時にボールが太陽光によって見えづらくなる事を防ぐために目の下辺りを黒く塗ること。あるいはそうした目的で作られたステッカーを貼ること。頬に光が反射し視界に入るのを防ぐことが出来るとされる。アメフトなどでも用いられている。

アウト

打者が打ち取られること。三振、打った打球を直接キャッチされる、打者が塁に到達する前にボールを対象のベースに送球され塁にタッチされるなどの場合にアウトになる。野球の一回の攻撃は3アウトで終了になり、その後相手の攻撃に切り替わる。

アウトコース

バッターから見て外側のバッティングゾーンのこと。ストライクゾーンについては日本の審判はアウトコースに厳しく(ストライクを余り取らない)メジャーは甘いと言われる。

秋の風物詩(あきのふうぶつし)

主にプロ野球において特定のチームが秋になると勝ちだしたり、負け出したりすること。都市伝説に近い。

遊び球(あそびだま)

敢えてコースを外したボールを投げること。バッターに対して揺さぶりをかける事を目的とし、仮に打ちに来られても痛打されない場所に投げる。駆け引きの一つとして投げるボール。

悪球打ち(あっきゅううち)

ストライクゾーンから大きく外れたボールを打つこと。基本的には推奨されないプレーだが、悪球が得意な選手はいる。

アッパースイング

バットを水平より上に向かって振ること。フライに繋がりやすいため長らく打者のスイングは水平に振る事が好ましいとされてきたが、近年ではアッパースイングを使いこなし成績を残す選手が増えてきた事もあり、有効性が改めて見直されている。

アピールプレイ

守備側の選手が走者の規則を反したプレーを審判に対してアピールすることでアウトを促す行為・プレーのこと。ベースを踏み損ねたり、タッチアップを正しく行っていなかった(塁の踏み損じ)など。該当した状況で走者または塁にタッチして審判にアピールする。

アベレージヒッター

長打よりシングルヒットなど単打を得意とするバッターのこと。意味合いとしては高い打率を記録する選手を指すが厳密にこの数字がアベレージヒッターと決まっているわけではない。

甘く入る(あまくはいる)

ピッチャーがボールをバッターが打ちやすい位置に投げてしまうこと。主に意図しない投球時の場面で用いられる。

アレクサンダー・カートライト

アレクサンダー・カートライトはアメリカのNY生まれの人物で、19世紀に野球の規則を文書化しルールを初めて設けた人とされる。1938年にアメリカの野球殿堂に選ばれた。

荒れ球(あれだま)

制球力が無い投手が投げる狙った所とは違う場所に行くボールのこと。コントロールが定まらず不安定な投球になるが、一方では打者に的を絞らせないボールを投げるという意味で肯定的に捉えるケースもある。

アルプススタンド

阪神甲子園球場の内野席と外野席の中間に位置する巨大な観戦席のこと。高校野球においてはこのエリアで吹奏楽や応援部による応援が繰り広げられる。

アンダースロー

下手投げ。腕を水平よりも更に下からボールを投げること。打者から見ると通常とはボールが違う軌道になるため合わせるのに苦労する。ボールが下から上に浮上して来るように見えることからサブマリンとも呼ばれたりする。

安打製造機(あんだせいぞうき)

ヒットを良く打つ選手を指す言葉で、余りにも簡単に打つ事からこうしたニックネームが使われるようになった。

アンパイア

アンパイア(Umpire)は審判のことを指す。投球されたボールの判断等も行う球審、内野のベースのセーフ、アウト、フェア、ファウルなどを判断する塁審がいる。

アンツーカー

人口芝のグラウンドにおける塁間の赤土を敷いている箇所を指す。陸上のトラックにも同様の素材が使われている。

イースタンリーグ

2軍の育成を目的とした東日本に属する球団のリーグで参加球団は北海道日本ハムファイターズ・東北楽天ゴールデンイーグルス・埼玉西武ライオンズ・読売ジャイアンツ・東京ヤクルトスワローズ・千葉ロッテマリーンズ・横浜ベイスターズの7球団。

イップス

イップス(yips)とは突如として思うようなプレーができなくなる事を指す言葉で、主に精神面から来るものとされているが原因は不明。ゴルフでもよく用いられる言葉。野球においては投手が陥りやすく、突然ストライクが入らなくなったりするケースが多い。

一本足打法(いっぽんあしだほう)

打つ際に軸足とは逆の足を高く上げてそのまま足を下ろさずに構える打法のこと。

イニング

回のこと。野球はこのイニングを9回行い最終的にどちらが得点で上回ったかを競うスポーツ。プロ野球においては本拠地のチームが後攻(裏)になる。

イレギュラーバウンド

打球が不規則に弾むこと。天然芝や土のグランドの場合は人工芝に比べ凸凹があるためイレギュラーバウンドが発生しやすく処理が難しい。またランナーとの競争になる一塁手は内野手から送られてくる数々のスローイングを適切に処理するためイレギュラーバウンドしたボールの捕球能力に長けているとチームの守備が安定する。

インコース

ストライクゾーンを含めた打者に近い側のボールコースの総称。インコースにボールを投げることで相手を窮屈な姿勢に出来るがデッドボールの危険性がある。なお、リーチが長い打者はベースに寄って立つとインコースが泣き所になるため、敢えてベースから離れてバッターボックスに立つケースも多い。

インターバル

間のことで、野球においては主に投手の1球ごとの投球間隔時間や登板までの日数を指すことが多い。広く世の中で使われる言葉。

インハイ

インコースかつ高めのボール。打者の胸元をえぐるような投球になり、相手打者が踏み込んで来るのをビビらす意味もある。

インフィールドフライ

打球の方向が容易にキャッチできると判断される状況で審判の判断によりフライが上がっている最中にアウトとすること。ランナーがいる際にワザと落下させてダブルプレーなどを狙う事を防ぐためのルール。詳細:インフィールドフライ

ウイニングショット

投手が投げる勝負球のこと。2ストライク時に投手が三振を取りに行く時に言われる事が多い。

ウェーバー制(うぇーばーせい)

ドラフト会議で選手指名にあたり、そのシーズンで成績が低いチームが優先的に指名出来る権利のこと。NPBでは1位選手のみ入札制で2位以降はウェーバー制となっている。一方アメリカMLBは1位から完全ウェーバー制。

ウエスタンリーグ

2軍の育成を目的とした西日本に属する球団のリーグで中日ドラゴンズ・オリックス・バファローズ・阪神タイガース・広島東洋カープ・福岡ソフトバンクホークスが所属している。

ウグイス嬢(うぐいすじょう)

試合の進行における変更等の内容を場内へアナウンスする人、またはその業務のことを指す。名称の由来はウグイスのように美しい声を出す人から来ている。野球以外にも使われ、例えば選挙カーで候補者のアナウンスをする人もウグイス嬢と呼ばれる。

打たせて取るピッチング(うたせてとるぴっちんぐ)

投球数を節約するためなど、無理に三振を狙いに行くのではなく相手に痛打されないよう気をつけながら少ない球数を目指す投球スタイルのこと。

エース

主にチームの大黒柱である投手のこと。背番号は高校野球では1番、プロ野球では18番をつける事が多い。

永久欠番(えいきゅうけつばん)

主にプロ野球の選手で偉大な選手に対してチームが敬意を表してその選手が背負った番号を他の選手が付けれないように欠番号にすること。

エクスパンション

英語で拡張を意味する言葉で主にチーム数を拡大させる事を指す用語。MLBにおいてはチーム数を増やす事で収益を拡大させる事に成功している。

エラー

守備時にミスをしてしまい相手の進塁を許してしまうこと。強烈な打球を補球出来ない場合などは強襲ヒットになりエラーと記録されないケースがある。

炎上(えんじょう)

投手が打ち込まれてしまう事を指す用語。例としては中継ぎが炎上した等

エンタイトルツーベース

打球がヒットゾーンに落ちた後でバウンドした球が直接スタンドに入った際には2ベースヒットとなる

延長戦(えんちょうせん)

9回を終えても同点の場合に行われる回のこと。プロ野球は延長は12回まで。

エンドラン

ヒットエンドランの略語で、ピッチャーがボールを投げたと同時にランナーが走り、バッターはボールを振る戦法。バッターが空振りをしてしまうとランナーは出遅れ気味のスタートなのでタッチアウトになる危険性が高い。

OPS(おーぴーえす)

打者を評価する方法の一つ、指標。出塁率と長打率を足した値。

オーバースロー

投手の投げ方の一つで上から投げるフォームのこと。一番オーソドックスな投球フォーム。

オーバーラン

ランナーが塁を越して走りすぎてしまうこと。慌てて塁に戻ったもののタッチアウトになるケースを時々見かける。なお多くは2塁以上の際が対象となり1塁の場合はベースを駆け抜けた後にすぐに帰塁することを条件としていればオーバーラン後にタッチされたとしてもアウトにはならない。ただし次の塁を狙おうとする姿勢を見せたりするとタッチアウトになるため注意が必要。

オープナー

オープナー(Opener)は初回のみ中継ぎ投手を登板させ、2回以降から先発投手を起用する戦法。あるいはその戦法を取った際に起用された中継ぎ投手のことを指す。この戦法が採用される理由としては初回は比較的に失点が多く、また初回(立ち上がり)を苦手とする先発投手もいるため、その対処などが挙げられる。新しい概念であり、良し悪しについて議論が行われている。

オープンスタンス

バッターの構えの一つで相手投手に向かって体を開き気味に構えること。インコースのボールに対して窮屈なスイングを減らす事が出来るが、一方でアウトコースのボールの処理は難しくなる。

オープン戦(おーぷんせん)

公式戦の前後の期間に行われる試合のこと。英語ではエキシビジョンという呼び方が正しいのだが、何故か日本ではこの名前が普及している。

オールスター戦(おーるすたーせん)

セリーグとパリーグの人気投票などによって選ばれた選手で結成されたチームの対抗戦のこと。勝利した方がドラフト時に優遇される年も過去あった。

オールラウンドプレーヤー

内外野どのポジションでも守れたり、ヒッティングもバントもそつなくこなせるプレーの幅が広い選手のこと。

大振り(おおぶり)

ホームランや長打を狙っているかのようなバッタースイングのこと。⇔コンパクトスイング

押し出し(おしだし)

ランナーが満塁の状態で四球・死球を与えてしまい点数が入ること

置きに行ったボール(おきにいったボール)

ピッチャーの投げたボールを指す言葉で、コントロールを重視したコースを狙ったボールのこと。球威が削がれたボールが多く痛打されることが多い。

送りバント(おくりばんと)

自身はアウトになっても構わずにバントを行いランナーを進めるプレーのこと。自分がアウトになっても構わないという意味から犠牲バントと呼ばれたりもする。一点を取りに行く際に用いられる戦術であり、負けたら終わりの高校野球選手権大会では定石となっている。

抑え投手(おさえとうしゅ)

リードした試合の終盤に登場し試合を終わらせる役目を持った投手のこと。MLBではクローザーと呼ばれる。球威があり、特徴的な変化球を持ち、多くの試合を投げられるタフさがあり、プレッシャーにも強いメンタルを持ち、と超人的な能力が要求される。

おっつける

明確な定義はないが、主に内角球を上手く捌くバッティングのことを指す事が多い。例えば右打者の場合はレフト方向へ引っ張るのではなく、ライト方向へ飛ばすこと。

お手玉(おてだま)

守備の際に使われる言葉で打球を一度掴みかけておきながら、すぐに取り損なってしまうこと。

泳がされる(およがされる)

バッターがピッチャーにタイミングを外されてしまい力なくバットを振る格好になってしまうこと。

か行

カード

同じ相手との連戦のことを指す用語。主にプロ野球などで用いられる言葉。

カーブ

右投げの投手なら左側に、左投げであれば右側に変化し落ちるボールのこと。緩急をつけるためのオーソドックスな変化球になる。落差が大きいボールであるため昔はドロップボールと呼ばれていた。

外角(がいかく)

バッターから見て外側のゾーン。アウトコースのこと。

外野手(がいやしゅ)

レフト・センター・ライトの3つのポジションの選手のこと。一人あたりの守備範囲が広いため、足の速さや瞬発力はもちろんのこと、ボールを返球するために肩も要求されるポジション。

カウント

ボール、ストライク、アウトなど、それぞれの数のこと。長らくストライク数・ボール数の順で呼ばれていた(ツーストライクツーボール等)が、現在ではボール数・ストライク数順で呼ばれる(ツーボール・ツーストライク等)ようになっている。カウントという名称で呼ばれることは余り無いが、3ボール2ストライクの時はフルカウントと言われる事が多い。

隠し球(かくしだま)

プレーがごちゃついた際にピッチャーがボールを持っていると見せかけて内野手がボールを持ち、ランナーがリードした際にタッチすること。

カット

ファウルを狙ったバッティングのこと。カット打法とも呼ばれ、その可否をめぐって賛否を巻き起こしている。なお高校野球では故意にファウルを打ち、相手投手の消耗を狙うバッティングは禁止されている。

カットボール

カットファストボールの略でスライダーよりも曲がりを少なくしスピードを上げたボールのこと。ストレートと思い打ちにいくと僅かに変化するため打ち損じに繋がりやすくなる。

カバー

インプレー中にボールが後ろに逸れた際に、ボールがさらに後逸しないようにベースなどで捕球する選手のさらに後ろに構えてフォローすること。

緩急(かんきゅう)

変化球と直球の使い分けのこと。打者のタイミングを外したり、また直球を速く見せたり、打者との駆け引きに長けた投手は緩急の使い方が上手い。

完全試合(かんぜんじあい)

ヒット・四死球などを一切与えず9回を一人で投げ終え勝利すること。

完投(かんとう)

一人のピッチャーで1試合全て投げ切ること。基本的に勝利したチームの投手を指すことが多いが、敗戦投手だとしても完投になる。

神主打法(かんぬしだほう)

バットを立てて腕を伸ばし気味にして構えるバッティングスタイルのこと。

完封(かんぷう)

相手に一点も与えずに試合を終える事を指す言葉。主に一人のピッチャーで相手に一点も与えず9回を投げ切る事を指すことが多いが意味としては相手に点を与えないことを指す言葉。シャットアウトとも言う。

危険球(きけんきゅう)

打者の頭部への投球のこと。場合により投手は退場処分となる。

犠牲バント(ぎせいばんと)

ランナーを進めるために自身はアウトになっても良いのでバントすること。高校野球では定石となるプレー。

規定打席(きていだせき)

主に打者のランキングを決める際の最低打席数のこと。この打席数に到達しなければ首位打者と最高出塁率の資格が与えられない。

逆球(ぎゃくだま)

捕手の構えた位置とは逆の方向に投げてしまう投球のこと。デッドボールやパスボールの危険性が高い。

キャッチャー

ピッチャーのボールを受ける捕手のこと。ボールをしっかりと抑える以外にも配球を考えたり、盗塁するランナーを阻止したりと頭を多く使うポジション。

球威(きゅうい)

投手の投げる球の勢いのことを表現した用語。厳密に何km以上のボールが球威があると定義されている訳ではない。

球宴(きゅうえん)

オールスターゲームの事を指す用語。

救援投手(きゅうえんとうしゅ)

リリーフで登場するピッチャーのこと。ピンチの場面で登場する事が多い事から。

強襲(きょうしゅう)

打球の勢いが強く、野手が捕球出来ないこと。ヒットになった場合は強襲ヒットと呼ばれる。

キレ

主にピッチャーが投げたボールの質のことを指す言葉。ストレートの場合は打者の手元に来てもスピードが落ちず、変化球の場合はスピードが速くかつ変化が大きいボールのこと。

金属バット(きんぞくばっと)

文字通り金属で出来たバットのこと。高校生までに公式戦での使用が認められている。当たると強く反発するミートスポットが木製のバットに比べ大きいためバッターが有利なバット。

クイックモーション

ランナーがいる際に盗塁を阻止するために投手が動きを協力抑えた形で投げること。その形。

クッションボール

外野のフェンスに当たった打球のこと。この処理にもたつくと二塁打が三塁打にされたり、ランナーの帰還を許してしまう事に繋がる。クッションボールの処理といった用に語られることが多い。

クライマックスシリーズ

プロ野球における日本王者を決めるための大会である日本シリーズへの出場権をかけたリーグ戦のこと。ペナントレースの年間順位がセリーグ・パリーグとも3位までに入る事が参加条件。なおペナントレースで順位が上であればあるほど優位な条件が設定される。

グラブ

グローブのこと。グローブを作成しているメーカーは昔はミズノ、SSK、アシックスなど国産メーカーが主流だったが、最近はナイキ、アンダーアーマー、アディダスなど海外のメーカーを使用する選手も増えてきた。詳細:グラブ

グランドスラム

満塁ホームランのことを指す。

クリーンアップ

3番から5番までの打者のこと。得点圏で出番が回ってくる可能性が高いとされ、長打力のある選手を配置することが多い。

グリップ

バットの握る部分を指す。相手投手が速球派の場合、グリップを先端側に短く持ちバットをコンパクトに振り対抗する事がある。

グリップエンド

バットのグリップ下、最下部にあたる節の部分。珠にピッチャーの投げた球がこの部分に当たる事がある。

グローブ

グラブを参照

クロスプレー

ランナーと守備選手が塁上で争うプレーのこと。

K

野球の記録における三振のこと。例えば15奪三振のことを15Kと表記したりする。なぜKを使うのかということには諸説あり明確な定義はされていないが、Knockoutの頭文字を取っているのではないかという説が有力。なおMLBではSO(Strikeoutの略語)が用いられている。

KKコンビ(けーけーこんび)

PL学園で同学年で共にプレーした桑田、清原選手のこと。いずれも怪物という評価を受けていたがプロに進んでもそれが間違っていないことを証明した。

ゲーム差(げーむさ)

1勝を0.5と設定した相手チームとの差のこと。チームが勝つと0.5、同時期に相手が負けると0.5マイナスになり1ゲーム差縮まることになる。主にプロ野球のようなリーグ戦において相手チームとの差を表すために使われる。

敬遠(けいえん)

打者と勝負せずにフォアボールを与えること。1992年の夏の甲子園で当時星稜高校の4番を務めていた松井選手が5打席すべて敬遠をされたのは賛否両論を巻き起こした。

警告試合(けいこくじあい)

危険な行為により以後乱闘や報復行為の嵐になりそうだと審判が判断した際に、実際に行為を行なった選手と監督やコーチを退場にした試合のこと。

継投(けいとう)

投手を交代することを指す。継投策(けいとうさく)と言うように作戦を指す際に使われる事が多い。監督の腕の見せ所。

劇場型(げきじょうがた)

すんなり三人で終わらせることが少ないピッチャーのことを指すスラング。まるで劇のようにハラハラする場面を作り出すことから。

下克上(げこくじょう)

立場が下の者が上位の者を倒す言葉で、野球においてはクライマックスシリーズにおいて下位に位置するチームが上位のチームを倒す際に使われることが多い。

ゲッツー(Get two)

ダブルプレーを参照

牽制(けんせい)

塁にランナーがいる際に盗塁を阻止(あるいは盗塁させづらく)するため、ピッチャーが該当する塁にボールを投げること。

甲子園(こうしえん)

兵庫県西宮市にある1924年に建てられた阪神タイガースが本拠地としている阪神甲子園球場のこと。阪神タイガースの本拠地であり、春・夏の高校野球選手権大会の試合会場でもある。詳細:阪神甲子園球場

硬式ボール(こうしきぼーる)

コルクかゴムを中心に糸を巻き付けていき、その球体を牛あるいは馬の皮で包んだボールのこと。プロを始め公式線で使用されるボール。軟式ボールに比べ硬く、反発力も強い。

ゴールデングラブ賞(ごーるでんぐらぶしょう)

各ポジションの年間最優秀守備選手。

コールドゲーム

試合が5回まで終了した段階で10点差、7回で7点差ついている時点でリードしているチームを勝利とすること。プロ野球のように導入されていないカテゴリーもあり、全ての試合に採用されるルールではない。

コリジョンルール

衝突防止のためのルールで、ランナー側は捕手の守備を妨害すること、捕手側はランナーの本塁への帰塁をブロックすること、を禁止している。警告対象。

ゴロ

転がる打球のこと。

コンバート

メインとなるポジションを変更すること。主に内外野のポジション変更が多いが稀に投手から野手に転向する選手もいる。キャッチャーから内外野へのコンバートは少なくないが、逆のパターンは滅多に見ない。

コンパクトスイング

ヒットなど単打を目的とした力みの無いスイングのこと。⇔大振り

さ行

サード

三塁のことで、守備時はサードライン寄りに構えることが多い。一塁と同じく守備範囲が他のポジションに比べ広くないため、強打者が務める事が多い。

サークルチェンジ

チェンジアップの一種。ボールを鷲掴みのように持ち、親指と人差し指で輪っかを作るように握ることから。

サイクルヒット

安打、二塁打、三塁打、本塁打を一試合で全て打つこと。

サイドスロー

横投げの投球フォームのこと。スピードはあるものの制球力に難のある投手がサイドスローに転向することはよくある。

サイヤング賞(さいやんぐしょう)

メジャーリーグにおける年間最優秀投手賞。ナショナルリーグとアメリカンリーグのそれぞれから、その年に最も活躍した投手1人がそれぞれ選ばれる。

サイレントトリートメント

ホームランを打った選手が戻ってきた際にチームメートが何事も無かったかのように振舞うこと。しばらくした後、祝福される。

サイン

相手にばれないように味方に指示する方法のこと。代表的なのはキャッチャーが投手に指示するサインだが、監督やコーチから出るサインもある。高校野球においてはランナーや外野席あるいはベースコーチなどから相手チームのサインを盗み伝達するといった行為が問題となり1998年に禁止されたが、2019年の春の選抜高校野球大会で再び問題となるなど、イタチごっこが続いている。

サウスポー

左投げの投手のこと。一般的に左打者は左投げの投手は苦手とされるが、打者により得意な選手もいる。

差し込まれる

投手の投げたボールの球威が強く、打球に十分に力を与えられなかった状態のこと。相手の球威に押されている状態。

サスペンデッド

延期のこと。雨や証明施設の故障などの影響で試合が続行できず延期になること。

サブマリン

下手投げの投手のこと。アンダースローとの境界は曖昧で多くは別称として用いられる言葉。

サヨナラ

9回裏以降で得点を取った段階で試合が終了する状態で勝ちが決まった時のこと。

沢村賞(さわむらしょう)

実質的に年間最優秀投手賞のこと。勝利数・防御率・奪三振等の項目を鑑みて最も優れている投手に贈られる。

三冠王(さんかんおう)

主にプロ野球などのリーグ戦において打率、打点、本塁打のいずれもシーズンを通じて一番最高成績を残した打者のこと。

三振(さんしん)

2ストライクの状態で次のボールを当てられずに振ってしまうこと。アウト。

三タテ(さんたて)

プロ野球の試合において同一カードの連戦となる試合を3連勝すること。プロ野球のリーグ戦は基本的に同一カードを3連戦行っていくため、該当カードを2勝以上した際は勝ち越しと言ったりする。

C-FLAP(シーフラップ)

バッターのヘルメットに装着するフェイスガードのこと。頬全体を覆うように守るため死球への恐怖心が減る効果もある。

自打球(じだきゅう)

打ったボールが自分の体(主に足など)に当たること。これによる怪我を避けるために足にレガースをつける選手もいる。

失策(しっさく)

エラーのこと。

ジャストミート

バットの真っ芯でボールを叩くこと。強烈な打球が生まれる。木製のバットよりも金属性のバットの方が芯が大きく、かつ反発力も強いためジャストミートし易い。

シャットアウト

投手が相手に点を与えず完封すること。

首位打者(しゅいだしゃ)

年間で最も打率が高い選手のこと。規定された打席数があり、達していない場合は該当しない。

15秒ルール(じゅうごびょうるーる)

NPBが2009年から導入しているランナーがいない状態ではピッチャーは15秒以内に投球を開始しないといけないルールのこと。運用開始直後から不評が相次ぎ廃止はされていないものの、ルール自体はあやふやになっている。

守備番号(しゅびばんごう)

野球で守備についている選手をポジションごとに番号付けしたもの。ピッチャーが1、キャッチャーが2、ファーストが3、セカンドが4、サードが5、ショートが6、レフトが7、センターが8、ライトが9となる。たとえば463のダブルプレーという場合はこの番号順にボールが運ばれてダブルプレーが完成した事を指す。

守備妨害(しゅびぼうがい)

ランナーが相手の守備を妨害すること。

春季キャンプ(しゅんききゃんぷ)

プロ野球チームが例年2月頃より行うチーム作りのためのキャンプのこと。沖縄県の各地や九州南部など比較的暖かい場所で行われる事が多い。またアメリカなどで行うチームもある。

ショート

2塁と3塁の中間の守備ポジションのこと。強い打球が多く飛んでくるポジションでもあり、高い守備能力とフットワーク、スローイングの能力など、野球選手としての総合力が求められる。

ショートバウンド

ボールを補球する直前でボールがバウンドすること。天然芝や砂のグラウンドだとバウンド後に不規則に変化することがあるためエラーする可能性が高くなる。

勝利投手(しょうりとうしゅ)

勝利投手とはリードした状態で回を投げ切った投手のことで、先発投手の場合は5回以上投げた投手で、その時点で交代していない選手が該当する。マウンドを降りた後でチームが同点に追いつかれたり、勝ち越された場合は試合における先発投手の勝利の権利は消滅し後続の投手が対象となる。

シンカー

シュート回転しながら落ちる変化球のこと。サイド、アンダースロー選手が得意とする球種。

人工芝(じんこうしば)

合成化学製品で作られた擬似的な芝のこと。凹凸が無いためボールの跳ねる高さが推測しやすく補給が天然芝に比べると容易。一方でクッション性が少なく膝に負担がかかる、柔軟性が無く足が引っかかりやすいなど選手のコンディションに影響が出る点が近年叫ばれている。

スイッチヒッター

左右どちらでも打てるバッターのこと。一般的に右投手には左打者が、左投手には右打者が打ちやすいとされ、スイッチヒッターはどちらにも対応できるため有利。

スクイズ

スクイズ(squeeze)とは三塁にランナーがいる際にバントをしランナーを本塁に帰塁させること。バントが失敗するとランナーが一転してタッチアウトになる可能性があり、非常に重要なプレー。詳細:スクイズ

スクリューボール

ボールがシュート回転しながら落ちるボール。シンカー、またはシンカースクリューボールとも呼ばれる。

スコアリングポジション

ランナーが2、3塁の両方またはどちらかにいる状態のこと。あるいはその塁のことを指す。一本のヒットで得点が生まれやすいことから得点圏とも呼ばれる。

スチール

スチール(Steal)とは英語で盗むことを指す言葉でそのまま盗塁のことを意味する用語

ストッキング

通常の靴下の上から履くもう一つの靴下のこと。スライディング時などに足元を保護するために身に着ける。主にローカットとレギュラーカットの2種類のタイプがある。

ストッパー

試合の終盤の局面で登場する抑え投手のことを指す。試合の勝敗を決する重要な場面での登板となるため、強い精神力が必要になる他、先発投手と比較した場合、連投なども多く登板の回数が多いためタフさも求められる。またピンチでの登板も多いため三振を取れる球種を持つ投手が選ばれやすい。

ストライク

ピッチャーの投げたボールがストライクゾーンを通過してキャッチャーのミットに収まるか、バッターがスイングしてボールに当たらなかったの状況のこと。

ストライクゾーン

ボールがストライクになるエリアのこと。審判によって微妙な癖があり、また日米などにも違いがある。アメリカはアウトコースにやや甘くストライクを多く取る印象がある。

スピードガン

ピッチャーの投げた球の速さを計測する機器のこと。球に向けて電波を照射し、反射する波を測定する。球の移動時はドップラー効果で反射波の周波数が変化するので、それぞれの発射波の周波数を比較する事で球速を出す仕組み。

スピットボール

唾を手やボールにつけて投げるボールのこと。予想外の滑り方をし不規則な変化をするため試合では禁止されている。

素振り(すぶり)

ボールを使わずにバットを振る練習のこと。投げてくるボールやシチュエーションを意識し行う。

スラッガー

パワーがある強打者のこと。ホームランなど大きいバッティングが期待される選手のこと。語源のslugには動詞として強く叩く、殴るといった意味がありそこから来ていると言われる。似た言葉としてパワーヒッターがある。

スリークォーター

投手の投げ方の一つでオーバースローとサイドスローの中間の位置で腕を振る投球方法。

スリーバント

2ストライクと追い込まれた状態でバントを試みること。バントしたボールがファール(またはファールゾーンに転がる)になると三振扱いとなる。

セーブ

3イニング以上投げて勝利した投手、チームが3点以内のリードした状態で登板し1イニング以上投げて勝利に結びつけた投手、またはそれに準じた条件を抑える、以上のいずれかの条件をクリアした投手に与えられる記録のこと。

制球力(せいきゅうりょく)

投手のボールコントロール能力のこと。速球と制球力のどちらがピッチャーに必要かは永遠のテーマ。

セカンド

二塁のことで、守備ポジションは一塁と二塁の間に位置する。ショートと同じく状況判断力や広い守備範囲が求められクレバーな選手が適任のポジション

セットアッパー

勝っている試合の終盤に登板し、抑えの投手に繋ぐ役割の投手。

セットポジション

ピッチャーの投げ方の一つ。ランナーがいる時に振りかぶって投げると盗塁を許してしまう可能性が高いため、投球モーションを狭く時間を短くすること。

セ・パ交流戦(せぱこうりゅうせん)

セリーグとパリーグが公式戦で戦うリーグ。

前進守備(ぜんしんしゅび)

外野手が通常よりも前に出て構えること。一点も相手に与えられない場面などで用いられることが多い。高校野球でよく見られる。

全国高等学校野球選手権大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)

毎年夏に行われる高校野球の全国大会のこと。阪神甲子園球場で行われる事から夏の甲子園という愛称で呼ばれることも多い。各都道府県退会を勝ち抜いたチームによるトーナメント戦で高校年代における最高峰の大会。以後年度内に目立つ大会が無いことから、高校三年生の野球部員は本大会の終了をもって野球部としての活動を終える事が多い。詳細:全国高等学校野球選手権大会

センター返し(せんたーがえし)

ピッチャーの横を抜けていく打球のこと。またはそれを狙ったバッティングのこと。内野の守備が手薄なためヒットになりやすくバッティングの基本と言われたりもする。

銭闘(せんとう)

毎年シーズンオフに行われる死闘のこと。

セントラルリーグ(セリーグ)

プロ野球団の内、読売ジャイアンツ、東京ヤクルトスワローズ、横浜DeNAベイスターズ、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、広島東洋カープの6球団が所属するリーグのこと。この6球団によってリーグ戦が争われ、年間を通じて優勝チームが決まる。また上位3球団は日本シリーズへの出場を掛けてクライマックスシリーズで戦う。

選抜高等学校野球大会(せんばつこうとうがっこうやきゅうたいかい)

学生の春休み期間中に甲子園で行われる高校野球の全国大会。センバツという愛称で呼ばれる。1924年に第一回大会が行われるなど長い歴史を持つ大会。

扇風機(せんぷうき)

豪快な空振りをよくする選手のことを指す言葉。

た行

タイスコア

同点の状態のこと。

代走(だいそう)

ランナーを変えること。足が速い選手が必要な場面や怪我などランナーが負傷している場合に見られる。ピンチランナーとも言う。

タイム

主に投手の周辺に集まって一呼吸置いたり、作成を確認したりする時間のこと。高校野球では一試合につき攻撃時3回まで守備時3回までと制限があり、延長戦に突入すると一イニングにつき一回のタイムが認められている。プロ野球の場合は1試合につき3回まで。

タイムリーヒット

得点を挙げるヒットのこと。和製英語になり英語ではclutch hitと言う。

ダイビングキャッチ

主にフライを捕る際にジャンプしながら取ること。前方に飛び込む(ダイブ)するようにキャッチするプレーを指す。

タコ

ノーヒットのこと。例えば三回打席が回って来て全てアウトになってしまうことを三タコと言ったりする。

立ち上がり(たちあがり)

主に先発投手の初回や2回、3回あたりまでの状態を指す。立ち上がりが悪い投手は初回等にコントロールを乱したり痛打を許してしまうなど波に乗れない傾向がある。

奪三振(だっさんしん)

ピッチャーが三振を取ること。

打撃妨害(だげきぼうがい)

主にキャッチャーが打者の打撃を妨害する反則のことでバッターには一塁が与えられる。多くはバットを引いた際にキャッチャーのミットに当たる意図的でない形が多く、実際に妨害行為が行われることは稀

タッチ

あだち充作の野球漫画。1981年から86年まで連載された。高校野球をテーマに野球の話だけではなく、ライバルとの戦いや恋愛など青春を描写した作品で人気が高い。甘酸っぱい。

タッチアップ

フライが上がった際に一度帰塁し、相手が補球した際に進塁を試みること。

ダブルスチール

ランナーが2人いる状態で、2人とも盗塁を仕掛けること。

ダブルプレー

一つのプレーで2つのアウトを取ること。ランナーが1塁にいる際に内野ゴロを打ってしまうと起こりやすく、ゲーム中に多く発生するプレー。

ダブルヘッダー

一日に二試合行うこと。最近は余り見ないが以前は行われていた。

球数制限(たまかずせいげん)

主に高校球児などに対し負担の軽減を目的とし1試合あたりの投球数に制限を加える事。公式戦では導入されていないが、導入すべきだという声も少なからず存在するなど、賛否が分かれしばしば議論になる。

打率(だりつ)

打者の打席とヒットの割合のこと。規定打席数に到達し、かつ年間で一番打率が高い選手は首位打者となりタイトルがある。

チェンジ

3アウト後に攻守が交代すること。

チェンジアップ

遅い直球のこと。腕の振りをストレートに近づけることで打者のタイミングを逸らしやすくなり、打ち損じや見逃しを狙う。

チップ

バットにかすった打球のこと。たびたび捕手や審判に当たっており、非常に痛そう。

中継プレー(ちゅうけいぷれー)

外野手から直接本塁にいる捕手にボールを送球するのではなく、一度内野手などを経由するプレーのこと。外野の深い位置にボールが転がってしまった場合、距離に引っ張られ内野の深いポイントを中継地点とすることもある。中継プレーがスムーズに行えると相手の得点機会を阻止するだけではなく、ランナーを余計に進塁させないことにも繋がる。

長打率(ちょうだりつ)

打数において長打になった割合のこと。

長打力(ちょうだりょく)

2塁打以上のヒットまたはホームランなど大きなバッティングを打つ能力のこと。

珍プレー(ちんぷれー)

珍しいプレーを指す言葉だが、主にエラーなどのミスプレーが取り上げられる事が多い。

テキサスヒット

ポテンヒットのこと。ふらふらっと上がった打球がフェアゾーンに落ちること。

DH(でぃーえいち)

守備を行わずにバッティングのみ行うポジションのこと。投手の代わりに打席に立つ事になり打順は特に指定は無い。指名打者とも呼ばれる。

ディレード(スチール)

ディレード(Delayed)遅らせたという意味の言葉で、盗塁時に敢えてタイミングを遅らせて走ることを指す。相手の隙を突いたプレーであり、相手の判断を誤らせることが出来ることがある。1塁と3塁に走者がいる際に、捕手が投球を取った瞬間に1塁走者が走り、慌てた捕手が2塁へ投げたタイミングで3塁走者がホームスチールを狙うというプレーが偶に見られる。

デッドボール

デッドボールは投球が打者の体に当たってしまうこと。打者は一塁分進塁することが認められる。なおデッドボールは和製英語にあたり、英語ではHit by pitchと呼ぶ。

ドームラン

ドーム球場で起こる(性質)のホームランのこと。都市伝説。

東京ドーム(とうきょうどーむ)

東京都文京区にある日本初のドーム型野球場。詳細:東京ドーム

投手板(とうしゅばん)

ピッチャープレートとも呼ばれるマウンドにある白い板のことで、投手はこのプレートに軸足をつけて投球しなくてはならない。ホームベースまでの距離は高校以上では約18.4メートルとなっている。

盗塁(とうるい)

ランナーが打撃とは関係なく進塁を狙うこと。相手投手に心理的なプレッシャーをかける行為でもあり奥の深いプレー。詳細:盗塁

得点圏(とくてんけん)

ランナーが2塁か3塁又は両方にいる状態のこと。ヒットで得点が期待出来る状況のこと。

独立リーグ(どくりつりーぐ)

日本野球機構に属さない野球リーグのこと。

トミージョン手術(とみーじょんしゅじゅつ)

トミージョン手術はヒジの靭帯を欠損した場合の再建手術のこと。呼び名としてはアメリカではじめておこなわれた際のピッチャーであるトミージョンから来ている。TJ手術と書かれる事もある。

ドラフト会議(どらふとかいぎ)

プロ野球チームによるアマチュア選手の指名獲得ミーティング。指名選手が重複した場合は抽選になる(下位指名選手はウェーバー制)

トリプルアウト

一つの打球でスリーアウトを稼ぐこと。非常に珍しいプレー。

トリプルプレー

トリプルアウトを参照

トンネル

守備時に相手の打った打球が捕球できず、自分の股の下を通って通過してしまうこと。珍プレーとしてよく取り上げられる。

トンボ

トンボとは野球のグラウンドを整備する際に使用する器具のことで正式名称はグラウンドレーキ。グラウンドを均すために使われ、そのことをトンボがけと呼んだりする。

ドンマイ

Don't mind(気にするな)の略語。エラーやミスした選手に対して励ます際に使う事が多い。野球に限らず幅広く使われる言葉。但し「気にするな」の英語の意味としてはどちらかと言えばNever mindの方が適正である。

な行

内角(ないかく)

バッターの懐側(バッター寄り)のコースを総称する用語。内角にボールを投げるとバッターは窮屈にする事が出来るが、デッドボールの危険性がある事や、相手がバットを短く持って対応してきたりする。または内角にボールを投げてバッターに印象付けてからアウトコースに勝負球を投げるケースも多い。

ナイター

夜の時間帯に行われる試合のこと。和製英語でアメリカでは一般的にナイトゲーム(night game)という言葉が用いられる。夏に野外の球場で飲むビールは本当に最高。

流し打ち(ながしうち)

右打者であれば右方向へ、左打者であれば左方向へボールを打つこと。

中四日(なかよっか)

先発ピッチャーの投げる試合間隔の一つ。主にチームのエースクラスがこの間隔で順番が回ってくる。間隔については中五日やそれ以上が好ましいとする意見もあり、議論は尽きない。

ナックル

不規則に変化するボールのこと。ボールを鷲掴みにして投げることで球に回転をかけず空気抵抗をモロに受ける球筋にして変化させる。ティム・ウェイクフィールドはナックルボーラーとしてメジャーリーグで200勝を挙げた。

鳴り物(なりもの)

野球場で応援団が行うトランペットなどを使った応援のこと。

軟式ボール(なんしきぼーる)

中が空洞になっているゴム製のボール。中学校の授業などで用いられるボールでA号、B号、C号、D号、H号の五つのサイズがある。硬式ボールと比べると軽く、反発力は少ないがバウンドは硬式球よりもよく跳ねるのが特徴。

二段モーション(にだんもーしょん)

投手の投げ方の事で、一度足を上げ、下ろした後でまた足を上げること。ボークになりランナーを背負っている場合は1塁進塁が認められる。どこまでが2段モーションか基準が曖昧で、しばしば議論の的になる。

二刀流(にとうりゅう)

打者と投手をレギュラーとして兼務すること。プロではまずお目にかかれないが大谷翔平選手が常識を覆して活躍している。

日本シリーズ(にほんしりーず)

日本のプロ野球において優勝チームを決める大会のこと。全7戦で行われ、先に4勝を挙げた方のチームが優勝となる。

縫い目(ぬいめ)

ボールの縫い目のこと。変化球の握りなどで縫い目を気にする選手は多い。

抜け玉(ぬけだま)

ピッチャーの投げたボールで大きく逸れた球を指す。すっぽ抜けという呼び名が用いられる事が多い。

ネクストバッターズサークル

次の打順の選手が待機する場所のこと。ここでゲームセットを迎えると悲しい。

ノーゲーム

試合が成立する前に雨天などで中止になること。5回が終了していればその時点で結果が確定して試合は成立する。あるいは後攻のチームが勝っている場合、5回の裏の攻撃中であっても試合は成立したものと見なされる。他では5回裏に攻撃側のチームが同点に追いついた際にも試合は成立する。残りの条件はいずれも試合成立とはならず、そこまで費やされた成績は記録上では無効になり、なかったものとなる。

ノーコン

ノーコントロールの略で、制球力が悪いピッチャーを揶揄した表現。

ノーヒットノーラン

相手に一本もヒットを与えず1回から9回まで投げ切り勝利すること。四球や死球は与えても良い。ノーノ―と略して表現されることもある。

ノック

守備練習のこと。主にコーチが左右に打球を打ち捕球する練習のこと。

伸び(のび)

主にストレートの球質のこと。一般的にボールは抵抗を受けると減速するため、キャッチャーに到達するまでに初速よりも遅くなることが多い。伸びのあるストレートはその初速と終速の差が少なく、慣れていないバッターからはボールが伸びてくるように感じる。

は行

ハーフスイング

振ったと見なされるスイングのことを指す用語。1ストライク投手に与えられ、2ストライク時には三振となる。

敗戦投手(はいせんとうしゅ)

敗戦投手とは敗北に関わった投手を指す用語で、負けに関わる失点を喫したピッチャーが該当する。例えば先発投手が沢山点を取られたとしても、その後チームが同点に追いついたり、逆転した場合はその時点で先発投手が敗戦投手となる事は無くなる。負け投手と同義。

パシフィックリーグ(パリーグ)

北海道日本ハムファイターズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、埼玉西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズ、近鉄オリックスバファローズ、福岡ソフトバンクホークスの6球団が所属するリーグのこと。年間順位で1位から3位までのいずれかに入ると日本一を決める大会である日本シリーズへの出場を掛けてクライマックスシリーズで戦うことが出来る。

バスター

バントの構えを見せておいて、投手が投げる直前にヒッティングに切り替えること。投手や内野手が前進守備などの動きを見せた隙を突く。

パスボール

キャッチャーがボールを捕球出来ず後ろに逸らしてしまうこと。

ハタケヤマ

捕手用のグローブで人気のグローブメーカー。質はすばらしく価格もそれなり。

バックホーム

外野手から捕手への返球のこと。肩の強さに加えて長い距離を正確に投げるコントロール力が必要となる。

バッターボックス

打者が立つ場所のこと。横幅121.9センチ、縦幅182.8センチの長方形で、この外に足を出し打撃を行うとアウトになる。

バッターラップ

バッターがバッターボックスに入る事、またはその前の仕草の事を指す。ルーティンを行うバッターも多い。

バッテリー

投手とキャッチャーのペアのこと。

北海道日本ハムファイターズの略語。

早打ち(はやうち)

1球目や2球目など早いカウントで打つこと。追い込まれていないため思い切ったスイングが可能だが、凡打に終わった場合相手投手の球数を増やせないという事もある。

パワーヒッター

シングルヒットなどの短打よりもホームランなどの長打が期待出来るバッターのこと。長打力がある選手のこと。

パワプロ

コナミが作成した大人気野球ゲーム、実況パワフルプロ野球のこと。それまでの野球ゲームにおいて主流だったバッティング、ピッチング要素のみならずサクセスモードという選手育成ゲームとしての領域を生み出した。野球ゲームのみならず、ゲームとしても金字塔を打ち立てている不朽の名作。

バント

ランナーの進塁を目的としたバッティング方法の一つ。バットを水平に構えボールを当てて転がす事を狙うプレー。自身がアウトになることを想定して行われることが多いため犠牲バントという用語で使われることもある。バントをしてランナーを進塁させた上に自身も生きるように、やや押し出し気味に行うプッシュバントや、3塁にいる走者を本塁へ到達させるために行うスクイズなどがタイプとして存在する。

バントシフト

相手がバントをしてくる際に取る守備陣形のこと。試合状況やランナーがいる塁によってもポジションは微妙に異なるため、正確に処理出来るようにチームで連携して練習する必要がある。

ヒットエンドラン

ランナーが走った状態で打つこと。これにより、仮に打者がゴロを打って相手の内野手に取られたとしてもダブルプレーになる危険性は低くなる。また打者がヒットを打った場合にも更に次の塁も狙える可能性が広がる。懸念点は打者が空振りをしたり、キャッチャーが打者との勝負を外して来た時にランナーがアウトになる可能性が高くなるという点がある。

ピッチャー

ボールを投げる投手のことで野球の花形のポジション。

ピッチャー返し(ぴっちゃーがえし)

打者が打った打球がピッチャー目掛けて飛んでいくこと。またはそうした打球のこと。ピッチャー返しの打球処理は難しく投手の守備力が求められるが、危険な打球でもある。また投手の背後は、ダブルプレーを狙っている場合を除き守備陣が構えていないことが多く、打者としては基本的なバッティングスタイルでもある。

引っ張る(ひっぱる)

右打者であれば左方向へ、左打者であれば右方向に打つ事。逆の場合は流し打ちと言われる。

ファーム

2軍以降の組織、各球団が持つ選手を育成する機関のこと。農場から。

ファインプレー

難しいボールを捕ったり、処理するなど、素晴らしいプレーのこと。

ファースト

一塁のことで守備ポジションは主に一塁付近になる。守備範囲が小さいため、余り守備が得意でない強打者が務めることが多い。

ファーストミット

一塁の守備に特化したグローブの事。試合中にボールを受ける機会が多く特にショートバウンドしたボールを拾えるように他のグローブに比べて長く作られてる物が多い。

ファール

一塁線から三塁線の間の扇形のプレーエリア外にボールが落球すること。カウントはバッターにワンストライク追加される(2ストライク時は変化なし)なお、プロ野球の試合において試合中のファールボールは貰う事が出来る。プロ野球で使用される公式球は3000円弱と非常に高価。

ファンブル

打球を捕球する際に弾いてしまうこと。打球が強い場合などファンブルの原因が守備側のミスでない場合はエラーとは記録されない。

フィルダースチョイス

フィルダースチョイス(fielder's choice)は野手選択を意味する言葉で、そもそもは野手が守備時に取る選択のことを指す言葉だが、慣例的に打者をアウトにする事では無く、ランナーをアウトにしようとするプレーにおいて、ランナーがセーフとなってしまい、打者もアウトに出来なかった状態の時に使われる用語。他では盗塁に対して何ら反応しないような状況でも記録される。詳細:フィルダースチョイス

フェア

ボールの落下地点がヒットゾーンにあること。またはゴロが一塁、三塁線に飛びベースを越え内側に転がる場合など。

フォアボール

1打席につき4つボールがあると打席は終了し打者は自動的にランナーになるルールのこと。

フォースアウト

打球を補球した際にランナーが次に目指す塁へ送球しアウトにすること

プッシュバント

やや押し出すような形でバットに当てるバントのこと。ボールを捕球しに来るピッチャーの横に転がすバントのことで、ピッチャーと前進してきた内野手の間に転がせれば理想。

フライ

高く上に上がった打球のこと。上がる場所によって区分けして呼ばれることも多い。例、ピッチャーフライ、キャッチャーフライ、内野フライ、外野フライ。

振り逃げ(ふりにげ)

打者がツーストライクに追い込まれた時に、空振りあるいはストライクを見逃してしまった場合において、キャッチャーがボールを正規にキャッチ出来なかった場合、バッターは一塁まで進塁出来ればアウトにはならないルールのこと。なおルールブックには振り逃げという名称は存在せず、俗称になる。詳細:振り逃げ

ブルペン

控え投手がスタンバイする投球練習場のこと。

フレーミング

キャッチャーがストライクかボールかきわどいコースに来た球をストライクにする技術。具体的にはキャッチする瞬間にミットをずらしたり大きなアクションでボールを掴むなどがある。

プロ野球スピリッツ(ぷろやきゅうすぴりっつ)

実況パワフルプロ野球を開発したチームが担当し開発しているコナミのプロ野球ゲーム。パワプロがどちらかというとエンターテイメントに主眼を置かれたものに対しプロ野球スピリッツはよりリアルに野球の対決を表現している。プロスピと略して呼ばれている。

ベーブルース

1895年生まれのアメリカ人打者、ジョージ・ハーマン・ルース・ジュニアのこと。初めてシーズン50本以上の本塁打を記録するなど、数々の記録を残した大打者であり、歴史上最も偉大な野球選手の一人。

併殺(へいさつ)

ダブルプレーを参照

ヘッド

バットの上方部分を指す言葉。ヘッドとグリップ位置が水平であることが好ましいと言われることも多いが、低めの球を打つ際には自然とヘッドの位置は下がってしまうため有効性については議論が尽きない。

ヘッドスライディング

塁に滑り込む際に足からではなく手を伸ばして頭から滑り込むこと。有効性について議論になることもしばしば。

ペナントレース

プロ野球におけるリーグ戦の別称。

変化球(へんかきゅう)

ボールの軌道が変化する球種のこと。主にカーブ、スライダー、フォーク、シンカー、チェンジアップ、スプリット、カットボール、ツーシーム、ナックルなどが挙げられる。詳細:変化球

ボーク

ランナーがいる状態においてピッチャーが投球動作に入った後で投球を牽制球に切り替えるなど、紛らわしい投球行為をすること。反則となりランナーは1塁分進塁となる。

ホームスチール

本塁への盗塁のこと、投手がタイムをし忘れた際などに隙を突いて行うことが多い。

ホームベース

ストライクゾーンの判定をするため、あるいはランナーが触ることで得点になる基点となるベースのこと。ホームプレートとも呼ばれる。

ホームラン

ファールエリア以外の外野のフェンスを越えて打球がスタンドに飛び込むこと。ランナーも含め無条件で得点が与えられる。ランナーがいない場合はソローホームラン、ランナーが一人いる場合はツーランホームラン、2人いる場合はスリーランホームラン、満塁の場合は満塁ホームラン(あるいはグランドスラム)と呼ばれる。また特殊な例として打球がフェンスを越えなくとも打者が打った後に本塁まで走って帰って来た場合はランニングホームランと呼ばれる。

ポール

本塁から一塁と三塁にそれぞれ伸びる延長線上のスタンドとの境界にある長い棒のこと。打球がホームランかファウルかを判別するために設置されている。ポールに当たった場合はホームランとなる。

ボールカウント

ストライク、ボールの数をまとめた用語のこと。ワンボール・ツーストライクやツーボール・ナッシングのように使われる。短縮されて、ツーツーのように呼ばれる事も多い。

防御率(ぼうぎょりつ)

ピッチャーが投げた回数と取られた点数で割った値のこと。プロ野球においては年間を通して最も防御率が高い投手に送られる最優秀防御率賞があり、規定の投球回数を投げた上で一番点数を取られなかった選手に贈られる。

暴投(ぼうとう)

ピッチャーがキャッチャーがボールを取れない位置にボールを投げてしまい後逸してしまうこと。なお、記録としてはあくまでもランナーがいる際に後逸し、ランナーが進塁した場合にのみ記録されるため、ランナーが何らかの理由で進塁しなかった場合は後逸しても暴投にはならない。

ポジション

野球におけるポジションは以下の通り 1:投手(ピッチャー) 2:捕手(キャッチャー) 3:一塁手(ファースト) 4:二塁手(セカンド) 5:三塁手(サード) 6:遊撃手(ショート) 7:左翼手(レフト) 8:中堅手(センター) 9:右翼手(ライト)。詳細:野球のポジション

ポテンヒット

打球が力なくふらふらと上がり、野手の間にポトンと落ちてヒットになること。

ポップフライ

力の無い浅いフライのこと。

凡打(ぼんだ)

ゴロやフライなどヒットにならない打球を打ってしまうこと。またはそうした打球のこと。

本塁打(ほんるいだ)

ホームランのこと。

ま行

マイル

距離の単位で1マイル1.6キロ。MLBでは球速にマイルを用いて表現するため、160キロのストレートは100マイルと言われる。

マウンド

ピッチャーが投げるために着く投球エリアのこと。直径は18フィート(約5.4m)で高さは25.4cmと決められている。

負け越し(まけこし)

通算成績において勝ちより負けが上回ること。対戦相手との通算成績やペナントレースの終盤のチームの勝ち負けの数などで用いられる事が多い用語。

マジック

優勝までのカウントダウンの数字のこと。1勝をM1とカウントし数字が減って行き、相手チームが負けても1ずつ減る。マジックナンバーが無くなると優勝という使われ方をしている。

マスク

キャッチャーや主審が顔に装着する保護マスクのこと。キャッチャー自体を指す事もある。

真っスラ(まっすら)

ストレート寄りのスライダーのこと。高速スライダー。

ミート

バットにボールを当てること。ミートを心がける、のように使われ、大振りせずコンパクトにボールをバットの芯に当てる意味。

ミズノ

日本のスポーツ用品メーカーで、長らく野球用品を開発している企業。昨今多くのメーカーが参入しており競争が激化しているが、培った経験やそれに裏打ちされた製造能力は他社の追随を許さない。代表モデルとしてMIZUNO PROがあり、プロ野球選手からアマチュアまで幅広く愛用されている。

ミット

主にキャッチャー用の特殊なグローブのこと。一塁の選手もすくい上げ易いミットを使っており、ファーストミットと呼ばれたりもする。

ムービングファストボール

打者の手元で僅かに変化する速い球のこと。ストレートを狙っている打者の打ち損じを狙う。

明治神宮野球大会(めいじじんぐうやきゅうたいかい)

秋に神宮球場を舞台に行われる大会。主催は明治神宮と日本学生野球協会になり、高校と大学の部門がある。

猛虎魂(もうこだましい)

虎の気持ちを持つ男のことで、FAで阪神が興味を示す選手に対して某紙が表現した言葉。

猛打賞(もうだしょう)

一人の打者が1試合中に3本のヒットを打つこと。

や行

野球肘(やきゅうひじ)

成長期にボールを多く投げることによって生じる肘の障害のこと。特に変化球に関しては肘にかかる負担が大きいとされ、成長期の間は余り多投させないとする指導者が多い。

野手(やしゅ)

野手とはピッチャーからライトまで、9人の守備をする選手たちの総称のこと。ただし狭義には投手を除いた8選手を野手と言うことや、投手・捕手を除いた7選手を野手と言うこともある。

遊撃手(ゆうげきしゅ)

ショートのこと。

予告先発(よこくせんぱつ)

次の試合の先発投手を予め発表すること。

4-6-3(よんろくさん)

守備番号が4:セカンド、6:ショート、3:ファーストの順番のこと、主にダブルプレーを指す事が多い。

ら行

ライナー

高く上に打ちあがるフライではなく、勢いがあり真っすぐ飛ぶ打球のこと。

乱闘(らんとう)

両チームの選手がフィールドに飛び出して喧嘩を始めること。デッドボールをぶつけられた事に起因して始まる事が多い。

ランニングホームラン

打者がヒットを打った際に走って本塁まで戻ってくること。守備側に途中で暴投があった場合は公式記録としてはランニングホームランと見なされない場合がある。

リード

リードの意味としては複数あり、捕手がピッチャーに対しサインを送り投げるボールの場所や種類を要求することや試合において勝っている状態のこと、あるいはランナーが盗塁を狙うためにベースから離れて隙を伺うことなどを指す。

リードオフマン

足が速く、塁に出て相手をかき回すことが出来る選手のこと。1番や2番の打者を指すケースが多い。

リリースポイント

投手が投げる際にボールを放つポイントのこと。

リリーフ

投手に対して使われる言葉で、交代して出てくるピッチャーのことを指す。救援投手とも言う。

ルーキー

入団一年目の新人選手のことを指す言葉

塁(るい)

得点を取るために通過する場所のこと。塁間の距離は27.431メートル

レガース

脛当てのこと。キャッチャーだけではなくバッターもファウルチップで負傷する事を避けるために装着する選手がいる。

ロージンバック

ピッチャーが手につける滑り止めの粉を含ませた袋のこと。ロージンバックをボールに直接塗ることは反則行為となる。

ローテーション

ピッチャー、特に長いイニングを担当する先発投手の登板間隔のこと。中4日、中5日、のように前回の登板から次の試合まで少なくとも3日以上空ける事が一般的。

ローボールヒッター

低めの球が得意な打者のこと。低めの球は腕が伸びるため、アッパースイング気味の選手などが得意としやすい。

わ行

ワールドベースボールクラシック

MLBとMLB選手会主催の国別野球対抗戦のことでWBCと略して呼ばれることが多い。2006年に開始され、第一回大会の優勝国は日本。2009年に行われた第二回大会以降は4年に一度の開催となっている。詳細:ワールドベースボールクラシック

ワインドアップ

ピッチャーが振りかぶってボールを投げること。ランナーがいない時には盗塁を気にする必要が無いため振りかぶって投球ができるが、近年では走者がいた時と投げ方が変わる事で投球の感覚やリズムが崩れないようにランナーがいなくてもセットポジションで投げる投手も多い。

ワイルドピッチ

暴投を参照

ワンハンドスロー

ボールをグラブで掴まずに利き手で掴みそのまま投げること。格好良いプレーだが、暴投になったらカッコ悪い。

ワンポイント

主に一人打者を抑えるために投手を交代すること。対戦する打者との勝負が終わったら他の投手に交代する事も多い。登板する投手をワンポイントリリーフと呼んだりする。

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