柔道用語集
柔道は日本発の武道で1882年に誕生してから世界中に広まり、今ではオリンピックにも採用されています。ここではその柔道に関する用語を集めています。

あ行

IJF

国際柔道連盟(International Judo Federation)のことで柔道を統括する国際組織。本部はスイスにある。

相四つ

互いの引き手が同じ手の状態のこと

足技

柔道の技のひとつで大外刈のようなダイナミックな技から出足払のようなテクニカルな技まで非常に奥が深い技術

一本勝ち

投げ技の場合は相手をあおむけに倒すこと、締め技の場合は相手が参ったをした際に一本勝ちとなる

受け

稽古などの時に相手に技をかけられる側のこと。相手となる取り役と歩調を合わせて体勢を動かす必要がある。⇔取り

受身

倒された時の姿勢、体勢のこと。柔道は危険な姿勢で叩きつけられることも少なくないため受け身をしっかり取れることは非常に重要で、これが上手く出来るまでは無理な体勢での技の掛け合いなどは避ける方が良い

打ち込み

相手を投げる動作を練習すること。相手役を置いて行うこともあれば一人で行うこともある。

腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)

相手の腕を両足で挟み込み寝ながら伸ばして固める技。格闘技においても用いられる汎用的な固め技。

抑え込み

固め技のことで相手を上から覆いかぶさるようにして押さえ込む寝技。講道館のルールでは相手を20秒以上25秒未満抑え込むと有効、25秒以上30秒未満で技あり、30秒で一本となる。

柔道着が乱れるのを防ぐためのもの。

か行

階級

体重別に分けた階級のことで、ボクシングなどのように軽い級から重い級まである。オリンピックの男子で言えば軽い方から、60kg、66kg、73kg、81kg、90kg、100kg、100kg超に分けられている。

返し技

相手が仕掛けて来た技の力を逆に利用して掛ける技のこと

掛け

相手の体勢を崩し、自身の体勢が有利な状況になった際に最後に相手に仕掛ける技のこと。またはその総称。

肩車

手投の技の一つで相手を肩に担ぎ上げ、逆側に肩越しに落とす技。

固め技

寝た状態で仕掛ける技のこと。関節技、絞技、抑込技等。

嘉納治五郎(かのうじごろう)

講道館で柔道の創始者。明治から昭和にかけて日本に柔道、スポーツを普及させるために尽力した。

関節技

相手の腕やヒジを逆方向に固めて相手を倒す技のこと

組み手

相手の柔道着を掴む際の手のこと。

黒帯

初段以上が巻くことが出来る帯のこと。

袈裟固(けさがため)

相手の首を腕で抱えながら、相手の腕を抑えて固める寝技。基本的な抑込技になり習得したい。

小内刈り(こうちがり)

相手の足の踵を払い、相手を倒す技。相手が足を踏み出して来たタイミングを狙って行う。

講道館(こうどうかん)

日本における柔道の根拠地。嘉納治五郎によって創設され、現在は公益財団法人となっている。

腰技

投げ技の種類の一つで腰を使って相手を投げる技のこと。大腰や払腰等

さ行

座礼

座りながら相手に礼をすること。相手に対し尊重する事を示す行為。

試合時間

講道館ルールとIJFではルールが異なり、講道館ルールでは3分から20分で延長も認められるのに対し、IJFルールでは4分と定められている。

自護体(じごたい)

相手の技などを防ぐために構える姿勢のこと。両足を広げて両ひざを曲げて腰を落とす格好になり、体の重心は低く保つ。体に力が平均的にかかるような状態が理想。

指導

消極的な試合運びや相手に危害が加わるような行為を行った際に与えられるペナルティのこと。2回繰り返すと有効が、3度繰り返すと技ありが相手に入り、4度繰り返すと反則負けとなる。

絞技

相手の頚動脈など急所を固めて相手の降参を狙う技。逆十字絞、片手絞、送襟絞、両手絞、三角絞など

ジュリー制度

審判委員と呼ばれ、審判を監督するもの。誤審を防ぐことを目的としている。

昇段

段位を上げる事。昇段試験を受けて合格すると認められる。

すり足

畳から足を上げずに移動する足さばきのこと。擦るように移動する事から。

背負投げ

相手の腕をつかみ、そのまま相手を自分の腰の上に持ち上げて投げる技のこと。柔道の花形的な投げ技になる。

全日本柔道選手権大会

毎年春に行われている柔道無差別級の日本一を決めるトーナメント大会。

それまで

試合が終了した事を告げる審判の合図のこと。

た行

立ち技

立った状態で相手に掛ける技のこと

段級位制

講道館柔道における階級制度のことで階級を帯の色で区別する。13歳上の青年部においては四級以下は白帯、三級から一級が茶帯、初段から五段は黒帯、六段から八段は紅白帯、九段から十段は紅帯となっている。

作り

相手の体に揺さぶりをかけて崩し、自身の仕掛けた技が決まりやすい姿勢・体勢を生み出すこと

手技

手を用いて相手を投げる技のこと。

道場

武道の練習する場所、施設のこと

取り

稽古などの時に相手に技をかける側のこと。相手となる受け役と歩調を合わせて体勢を動かす必要がある。⇔受け

な行

寝技

寝た姿勢で相手に掛ける技のことで、

は行

引き手

柔道において相手を掴む際の利き腕では無い袖をつかむ手のこと。

ま行

参った

寝技や締め技などを受け、戻す事が出来ず負けを認める際の掛け声のこと。

真捨身技(ますてみわざ)

自分の体を後ろに倒しながら行う技のこと。巴投や俵返などがある。

待て

審判による一時的な試合の中断の指示のこと。柔道着が乱れたり、流血するなどしたり試合の進行において一旦整える必要がある際に発せられる。

や行

有効

柔道におけるポイントの一つだったが、ルール改正により無くなっている。

ら行

乱取り

互いに自由に技をかけ合う稽古のこと

礼に始まり礼に終わる

柔道に於ける根本的な精神であり中心となる考え方。相手を尊重した上で戦い試合前後には礼をして始まり終わる。

立礼

立って礼を行う事

わ行

技あり

一本とまではいかないものの一定の有効技が決まった際に与えられるポイントのこと。

免責事項

用語集ドットコムでは記事の内容が正確であるように努めておりますが、掲載されている情報はその内容を保障するものではありません。そのため当サイトの情報やその利用によって発生する損害・損失に対しては一切の責任を負いかねます。また、利用に際してはこの免責事項に同意するものとみなしますのでご理解ください。

コメントを残す