マラソン・ランニング用語集
日本各地で様々な市民マラソンが整備され、多くの方がマラソンに挑戦するようになりました。またスポーツメーカーもそうした市場に向けて様々なシューズを開発・提供しており、よりマラソン・ランニングを楽しむ人の環境が整って来ています。ここではそのマラソン・ランニングに関する用語を集めています。

あ行

アイソトニック

体液に近い浸透圧を持つという意味で、ランニングにおいてはスポーツドリンクなど体への吸収が高い飲料のことを指す事が多い。⇔ハイポトニック

アッパー

シューズの足の甲の上の部分のこと

アライメント

関節などの形状のこと。この部分が崩れると場合により痛みを生じたり他の場所などに負担がかかりやすくなり故障の原因となる。

アンダープロネイション

踵内側で着地し踵外側に傾きながら蹴る走法のこと。着地時に余計な負荷がかかるためシューズやソールを改善して対処する事が多い。

イーブンタイム

ラップタイムが変動せず一定のスピードで走ること

インソール

シューズ内部に敷くクッションにもなるソールのこと。

インターバルトレーニング

速く走る事とスローダウンして走ることを繰り返していくトレーニング方法。何度繰り返しても速く走る時のタイムが変わらない事を目指す。

ウェーブスタート

レーススタート時に混雑からの転倒などを避けるためにわざと遅れてスタートすること。

ヴェイパーフライ

ヴェイパーフライ(Vaporfly)は米ナイキ社が開発・販売しているランニング用シューズ。厚底でソールにカーボンファイバーが含まれており、スピードが出やすい特徴を持つ。販売後、主要な大会で利用したランナーの多くが好成績を残しており、それまでの軽量・薄型というランニングシューズの常識を覆したプロダクト。

ウォーターローディング

こまめに水分補給を行い脱水症状の状態を防ぐこと

ウルトラマラソン

42.195km以上を走る超長距離マラソンのこと。コース形態や距離はレースにより様々。星の郷八ヶ丘野辺山高原100kmウルトラマラソン、四万十川ウルトラマラソン、飛騨高山ウルトラマラソン、サロマ湖100キロウルトラマラソン、チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンなどが有名な大会。

オーバートレーニング症候群

慢性的な過剰なトレーニングにより肉体的・精神的な疲労が回復しない状態のこと。

か行

カーボローディング

レースに向けた食事による体調調整方法の一つで、およそ一週間前から前半を高たんぱくを後半は逆に高炭水化物を接種してレースに備える。効果の是非に関しては賛否あり、余り取られる事は少なくなってきている。

クーリングダウン

トレーニングやレースの後にストレッチなどを行い体をほぐすこと。疲労回復を早める効果がある。軽いランニング、歩行、ストレッチという順番が一般的。

グリコーゲン

糖質のこと。ランニングの際に消費されるエネルギーは脂肪とグリコーゲンになるため、適切なグリコーゲンの摂取が良い走りのカギとなる。

クレアチン

有機酸の一種で主にパワーを作るために摂取する方も多い。効果に関しては意見が分かれる所もあり、過剰な摂取は禁物。

さ行

サブ

主に*時間以内にフルマラソンを走る事を指す略語。サブスリーアワーズ(3時間以内)やサブフォーアワーズ(4時間以内)、サブファイブアワーズ(5時間以内)等。

サプリメント

栄養を補給して補うための商品。錠剤のタイプが一般的。

シューレース

靴ひものこと。平紐、丸紐、ワイヤータイプなどがある。

ジョグ

軽く走ること、ジョギングのこと。

心拍数(しんぱくすう)

血液を全身に送り込むために一定の時間において心臓が動いた回数のこと。トレーニングにおいては一般的には1分間130-150の間が適正な強度とされる。

ストライド走法

歩幅を大きく取った走法。歩幅を小さく取った走法であるピッチ走法とどちらが有効か議論は尽きない。

ストレッチ

体をほぐすこと。筋肉の緊張は血液の流れを悪くさせるなどパフォーマンスだけではなく、疲労回復の邪魔にもなる為その解消を目指して行われる。

スポーツタイツ

スポーツ用のタイツは適度に引き締める等すること(コンプレッション)により、走りに安定性をもたらし、ランニングのパフォーマンスを上げたり、疲労を軽減したり、ケガの予防になったりもする。

ソール

靴底のこと。それまではなるべく軽く、薄いものがトレンドではあったが最近厚底の靴で記録が連発している事もあり、厚底シューズに注目が集まっている。

速筋(そっきん)

瞬発力を生み出す筋肉のことで持久力を求められる競技には向かない。

た行

体幹(たいかん)

体の中心となる胴体部分のこと。頭を手足を除いた部分を指す。胴体部を鍛える事で体に安定感が出来る。厳密には前体幹筋と後体幹筋に分けられる。

大腿四頭筋

ももの前側にある筋肉のこと。この部位に筋肉疲労が起こりやすい人は着地時に負荷がかかりやすい走りになっている可能性があり前傾姿勢の方に多い。

脱水症状(だっすいしょうじょう)

文字通り体内から水分が抜けてしまうこと。ランニングにおいては適度な水分補給は必須。

遅筋(ちきん)

速筋とは異なり主に持久力を持つ筋肉のこと。重さ硬さは余り無くしなやかな筋肉をしている。

超回復(ちょうかいふく)

筋トレの後で1~2日休息を取る事で筋トレ前よりも筋肉がつくとされる理論。

TT(Time Trial)

タイムトライアルのことで、実践をイメージしたトレーニングのこと。本気に近い状態で走り進捗や課題を把握する事が目的。レースや大会名称として用いられることもある。

低体温症(ていたいおんしょう)

体温が35度以下の状態のこと。意識が低下し身体の機能にも変調をきたす恐れがあるため、冬のマラソン時には注意したい

ディロード

高負荷をかけたトレーニングの後(翌日など)で本数を減らすなどして刺激を与えつつも軽めに調整をすること。またh運動後のクールダウンのために行うストレッチなどの総称。

トランスミッター

胸に巻き心拍数を測るためのベルトのこと。プロなどでは用いられる事もある。

トレイルランニング

未舗装の山などを走るランニングのこと。タフさとパワーが必要となってくる

な行

乳酸(にゅうさん)

乳酸は運動を行うと多く作られる物質のこと。長らく疲労物質とされてきたが、近年では筋肉疲労の原因は他にあるという説が強くなってきており、グリコーゲンの減少が疲れの要因とする説もある。

肉離れ(にくばなれ)

筋肉が部分的または完全に切れること。ふくらはぎの肉離れが多い。

熱中症(ねっちゅうしょう)

体内の熱が身体の許容を越えた際に起こる各種の症状。めまい、筋肉痛、だるさなど、そのまま放っておくと危険な状況に陥る事もあるため、水分を摂取したり冷やす等すぐに処置を行う事が必要。

捻挫(ねんざ)

関節をひねる等して痛めること。そのまま放置して治癒する事もあるが、痛みが増してくることもあり患部は冷やして様子を見た上で痛みが引かない場合は医者に診てもらう必要がある。

は行

ハイポトニック

体液よりも低い浸透圧を持つ飲料のことで、少しづつ身体に浸透していく。⇔アイソトニック

PB(Personal Best)

自己記録のこと。特定のコース、距離を目安とし自己記録を管理していくと能力が磨かれているか否か判断する指標となり便利。

ヒールカウンター

靴の踵部分に入っている芯のこと。歩行を安定させるために入れられている。

ビルドアップ

ゆっくりと走り出し徐々に加速し最後に全力で走りきる走法またはそうしたトレーニングのこと。

疲労骨折(ひろうこっせつ)

ランニングを繰り返す事で発生する微小な骨折のこと。誤魔化しそのまま競技を継続していると癖になってしまい治療が長期化してしまうことも。

フラット走法

走る際に足全体を使って着地をする走法のこと。

ペース走

一定のペースで走り続ける走法またはトレーニングのこと

ま行

まめ

摩擦によっておこる低温やけどのこと。靴擦れが原因で、頻繁にみられる場合はシューズの選定から行った方が良い。まめは治った後も癖になりやすいので注意が必要。

無酸素運動(むさんそうんどう)

短距離走など酸素を多く取り込む時間が長く継続しないトレーニングのこと

や行

有酸素運動(ゆうさんそうんどう)

長距離走など多く酸素を取り込む時間が長く継続する競技またはそうしたトレーニングのこと。

42.195km

陸上競技におけるマラソンの距離。オリンピックにおいて約40kmという曖昧な距離で競われた点を是正して第8回パリオリンピックから採用されている。

ら行

ラップタイム

トラックなど一定の場所における1周などの決まった距離のタイムのこと

ランナーズハイ

走る事で感じる恍惚感のこと

レペティショントレーニング

反復トレーニングのことで、ダッシュと休憩を繰り返す等

わ行

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