あ行
相星(あいぼし)
成績が同点の場合のこと
相四つ(あいよつ)
お互いの得意な差し手が同じこと。またはその状態になった取り組みのことを指す用語。
あんこ
太った力士のこと。魚のアンコウが由来とされる。
一代年寄(いちだいとしより)
現役の時に圧倒的な成績を残した為、引退後もその四股名を名乗ることが可能となる特別な年寄のこと。なお、通常親方になるためには既存の年寄名を借りるなどしなければならない。
痛み分け(いたみわけ)
相撲の最中に相手が負傷し引き分けにすること。
いなす
相手の勢いを正面から受け止めるのではなく、変化するなどし相手を交わすこと。または相手の力を無効化する行為の総称。
打棄(うっちゃり)
相撲の決め手のひとつで土俵際まで追い詰められた時に、腰を落として相手力士を左右どちらかに投捨てる技。
おっつけ
相手にまわしを掴まれた際に脇を締め相手の差し手を下から押し上げる技術。
か行
腕(かいな)
二の腕のこと。
角界(かくかい)
相撲の世界のこと。
型(かた)
横綱が土俵入りする際に行うポーズのこと。雲竜型と不知火型がある
搗ち上げ(かちあげ)
搗ち上げとは相手の重心を上に押し上げるために懐から上に目掛けて相手にぶつかること。相手の上体が起き上がったような格好になり、隙が生まれやすい。
ガチンコ
真剣勝負のこと、本気でやることを指す。稽古において全力でぶつかる際にガチンと音がなるところから来ている。今では他の格闘技のみならず一般社会でも使われるようになった言葉。
角番
負け越した場合に階級が下がる立場の力士のこと
かわいがり
先輩力士が後輩力士に稽古をつけること。過剰な行為が問題化し、ニュースなどで報じられることがある
決まり手
相撲における勝負がついた際の勝った力士の取った技のこと。
敢闘賞
相撲における三賞の一つで敢闘精神に満ちた相撲を取った力士に贈られる賞のこと
さ行
三賞
大相撲本場所で横綱、大関以外に優秀な成績を収めた幕内力士に送られる三つの賞のこと。殊勲賞、敢闘賞、技能賞がある。
三役
大関、関脇、小結のこと
四股
力士が土俵で行う準備運動のこと
四股名
力士の名前のこと
十両
番付上の一つで幕内以下幕下以上の立場のこと。正式な名前は十枚目
そっぷ
筋肉質・痩せ型の力士のことを指す用語。
た行
立合い
相撲が開始された直後のこと
タニマチ
タニマチは力士をサポートしてくれる後援者のこと。相撲の世界の留まらずあらゆる業界で使われる言葉。
俵
藁を丸く編んだ袋のことで相撲においては土を入れて形作られるため土俵と呼ばれる
年寄
親方のこと。相撲における役員の立場
な行
中入
10両の取り組みが終了した後で幕内力士が登場するまでの間のこと
西
番付における東西の違いは江戸時代の頃力士を所属している場所の東西で分けていた頃の名残りから
日本相撲協会
1925年に誕生した相撲興行団体のこと。理事長と複数の理事で構成される。2014年に公益財団法人になっている。
猫騙し
立ち合い時に相手の目先で両手を叩き目をくらませる手法
は行
はっけよい
意味は諸説あり、八卦(はっけ)という中国の易を表す8つの図像を指すという説が一般的に言われているが真相は謎のまま
花道
力士が土俵に上がるまでの通路のこと。
番付
大相撲における力士の成績に応じた格付けのこと
鬢付油(びんつけあぶら)
力士の髷を固めるための整髪剤のこと
ぶちかまし
体当たりのこと
ま行
前頭
力士の階級の一つで横綱、三役以下の幕内力士の総称
幕内
力士の階級の一つで十両以上の力士のことを指す
幕下
力士の階級の一つで十両以下の力士のことを指す
枡席
相撲における観客席の形態の一つで四角形に仕切られたグループ席のこと
待った
相撲の立ち合いの際に手が合わない、タイミングが良くないなどの理由で開始しないこと
や行
弓取式
大相撲本場所の全取組終了後に結びの一番の勝者に代わって土俵上で力士が弓を受け取る作法のこと
横綱
力士の格付けにおける最高位。横綱以下は降格があるが、横綱には無い。原則大関の地位にある力士が二場所連続で優勝した際に横綱になる権利が与えられる。
横綱審議委員会
優秀な成績を収めた力士が横綱にふさわしいか審議する委員会のこと。出席委員の3分の2以上の賛成を持って大関を横綱として認める権限を持つ。
四つ相撲
両力士が互いの脇に腕を差し込んで取る相撲のこと
寄り
相手力士の回しを取って攻めること
ら行
両国国技館
日本相撲協会が所有する東京で大相撲を開催するための会場。格闘技などの興業が行われることもある。