アパレル・ファッション用語集
アパレル業界で実際に働く人からファッションに興味がある人まで、ここでは関連する用語をざっくばらんに集めています。何らかのご参考になれば幸いです。

あ行

アーガイル(模様)

ダイヤ型(ひし形)が並んでいるデザインのこと。セーターなどでよく見かける柄。

アースカラー

アース(earth)はそのまま地球を意味し、オリーブやベージュ、深緑などの自然に近い色味で構成された被服のこと。あるいはそれらを組み合わせたファッションのこと。

アウター

いわゆる外着の総称で、上着を指すことがほとんど。コートやジャケットなど比較的集めのものが対象で、シャツなど内側に纏うものはインナーと呼ばれる。

アシンメトリー

左右非対称のファッションやデザインのことを指す言葉。服だけではなく髪型を指す言葉として定着している。

アッパー

お店や販売商品によっても異なるが、主に40代以上の購買層を指す言葉。アッパー層などとも呼ぶ。

アノラック

フードが付いた防寒用の上着のことで、首元から胸にかけてジッパーとなっているタイプが多い。

アメカジ

アメリカンカジュアルの略語で、ジーンズやスウェット、パーカーなどアメリカ風の服やそれの着こなしを指す言葉。

アンクルソックス

くるぶし上あたりまでの短い靴下のこと。

あんこ

カバンやシューズなどに入れる型崩れを起さないための詰め物のこと。

イヤーカフ

イヤーカフ(ear cuff)は耳に付けるアクセサリーの一種で、ピアスのように穴を開ける訳ではないため痛みを感じにくい。

インディゴ

藍色のこと。またはそうした染料を使って作られたデニムなどの被服のことを指す。

ウール

ウール(wool)とは羊の毛から採れる繊維のこと。ただしカシミアなど羊以外のものから採れる繊維も総称してウールとすることが多い。

ウインドブレーカー

防寒や風を凌ぐための上着のこと。意味としてはナイロン系の生地で出来ているものを指すことが多い。

ウェッジヒール

つま先が低く踵部分が高く、かつ踵部分が厚く安定性が高いヒールのこと。

裏原系(うらはらけい)

原宿の表参道中心部から渋谷に抜けるキャットストリート周辺に立ち並ぶストリートファッション系ブランドの総称。

Aライン(えーらいん)

上が狭く裾など下が広がったシルエットの服のこと。

エスエス

SSとはSpring(春)とSummer(夏)の頭文字を取った略語で、そのまま春夏物という意味で使われる。または洋服のサイズ。

エフダブ

FWとはFall(秋)とWinter(冬)の頭文字を取った略語で、そのまま秋冬物という意味で使われる。

LVMH モエヘネシー・ルイ・ヴィトン

Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン)やFENDI (フェンディ)などのファッションブランドやDiorといった香水メーカー、HUBLOT(ウブロ)などの時計メーカーなど多様なブランドを一手に保有する巨大複合企業。1987年にルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーが合併して誕生している。

OEM(オーイーエム)

OEMとは(Original Equipment Manufacturing)の頭文字を取った言葉で他社製品を製造すること、またはそうした業態の企業のことを指す。詳細:OEM

オーガニックコットン

3年以上無農薬・化学肥料を使っていない土壌において農薬や化学肥料を使わずに育てられた綿花のこと。

オムニチャネル

オムニチャネルとはチラシや店舗、WEB広告、アプリ、SNSなど異なる媒体で同一の宣伝を図ること。顧客とのタッチポイントを増やして集客に繋げることが狙い。

か行

掛け率(かけりつ)

定価に対しての仕入れ価格の割合のこと。

カシミヤ

カシミヤ山羊から取れる毛織物のことで、素材の機能性に加えて生産量も少ないため希少性から高級素材として人気が高い。

カジュアル

気楽な、気軽なという意味を持つ言葉で、ファッションにおいても同様の意味で使われる。対になる用語であるフォーマルに代表されるスーツなどに対しジーンズやチノパンツ、シャツなどの日常生活でも着用できるような汎用的なファッションになる。なお、カジュアルには様々な要素が取り入れられており、アメカジ、スポカジ、渋カジ、ビジカジなどシーンによって微妙にアイテムは異なってくる。

カットソー

カットソー(cut and sewn)はニット素材をベースに作られる被服のことで、主にTシャツ、キャミソール、ポロシャツなどを対象とすることが多い。

旗艦店(きかんてん)

特定のブランド内において、存在する店舗の中で他店と比べても規模や品ぞろえなどが最上位にあるお店のこと。フラッグショップと呼ばれる事もある。一般的に旗艦店にはブランド内の全ての商品が存在するようにしていることが多い。

着丈(きたけ)

首の後ろの付け根中央のポイントから下の裾までの長さのこと。

客単価(きゃくたんか)

お客さん一人あたりの売上のこと。客単価が高い、低い、といったように使う。

キャッシャー

会計用のレジを指す。

キャリー品

シーズンを越しても販売が継続される商品のこと。

クルーネック

丸首のこと。クルーネックシャツという場合は丸首シャツを指す。

下代(げだい)

卸価格のことで、お店が商品を仕入れる際の価格。

検品(けんぴん)

仕入れた商品に痛みや包装など問題が無いか質を検査確認する作業のこと。

格子柄(こうしがら)

縦縞(たてじま)と横縞(よこじま)を組み合わせた柄のことで用いられるアイテムの多くはそれが無数に連続している模様を使っている。幾何学模様における一つの模様形式。

ゴールデンゾーン

商品に目が行きやすく手にとって貰いやすい高さのこと。男性商品の場合は70cm〜160cm、女性の場合は60cm〜150cm付近が対象とされるが、高さに明確な定義はない。

顧客(こきゃく)

店をひいきにしてくれているような優良客の事を指す。

さ行

在庫管理

商品の在庫の数を確認し適切に発注などを管理すること、商品管理とほぼ同じ意味。

サンプル

商品を発表する前に作成して評判を図るための品のこと。いわゆるベータ版のこと。

CS(しーえす)

CSとはCustomer Satisfactionの略語で顧客満足のことを指す用語。集計したデータを用いて顧客がどの点に納得して、あるいは不満を持っているのかを調べ改善していくことに繋げる。

死に筋(しにすじ)

売れない製品・商品のこと。デッドストックとも呼ばれる。なんらかの仕掛けで売れるようになるかの判断が腕の見せ所。

ジャケパン

ジャケットにスラックスではなく自由にパンツを合わすこと、またはそのスタイルのことを指す。ビジカジなどで広まっており、組み合わせセンスが問われる。

上代(じょうだい)

定価のこと。

ショッパー

買い物袋のことで、質を上げることでブランド訴求にも繋がる重要なアイテム。

SKU

SKUはStock Keeping Unitの頭文字を取った略語で、商品を管理をする際に必要な柄やサイズなどの一つ一つの識別単位のこと。例えばサイズがSSからLLまで5パターンある場合は5SKU、さらにその商品のカラーが二種類ある場合は5SKUx2で10SKUといったように数字付で使われる。

セットアップ

上下が揃ったデザイン、シルエットの服のこと。

セルフレジ

客が自分自身で会計を済ます事が出来るレジのこと。ユニクロが導入している。

セレクトショップ

様々なブランドから良い商品を仕入れて、売っているお店。

ステッチ

ステッチ(stitch)とは英語で縫い目のことを指す言葉。

た行

ダイアゴナル

45度の角度の斜めに入ったストライプのこと。

タックイン

シャツを出すのではなく、ズボンに入れること。そうしたスタイルのこと。

棚卸(たなおろし)

商品数を管理している帳簿などと突合せて一致しているか確かめる作業のこと。基本的には一致するはずだが。

暖色(だんしょく)

暖か目の色味のこと。ホワイトやカーキー、明るめのオリーブ、クリーム色など。黄色のような強めの色味は含まれない。

チュニック

女性向けアイテムの一種で上半身から膝上まで伸びたタイプのトップスのこと。ワンピースが全体をカバーするのに対してチュニックはボトムスが必要になってくる着丈が違いとなる。

直営店(ちょくえいてん)

商品を販売するブランドや企業が直接運営しているお店のこと。

DM(でぃーえむ)

DMとはダイレクトメッセージ(Direct Message)の頭文字を取った略語のことで、手紙やポストカード、メール、チャットなどお客に向けて連絡すること。

ディスプレイ

商品をよく見せるためにマネキンなどを用いて行う演出のこと。DPと略して呼ぶこともある。

ティファニー

アメリカのニューヨークを拠点に全世界に向けて商品を提供しているファッションブランド。詳細:ティファニー

テナント

ビルやデパートなど施設内で展開しているお店のこと。

導線(どうせん)

客が入店してからキャッシャーに至るまでの経路のこと。あるいは店舗内の移動経路のこと。

トップス

上半身に着用する服の総称。シャツやブラウス、カットソー、セーターなど。トップスに明確な定義は無いがコートなどは上半身に着る服になるがアウターと呼ばれる事が多い。

トルソー

マネキンの胴体部分のみを指す言葉。

な行

ノームコア

ノーマル(普通)とハードコア(究極、核心)を掛け合わせた造語で、究極的に普通な格好を志向するスタイルのこと。無地Tやシャツにデニムのジーパン、スニーカーなど遊び要素を徹底的に排除したファッションのこと。

は行

バイヤー

商品を買い付ける人、またはそうした仕事の人を指す。

はずす

全体的に整っているものの、靴やシャツの一部(裏地等)または時計など、ぱっと見では目立ちにくいアイテムを個性的なものにして逆に強調させること。

パッキン

ダンボールを指す言葉。商品が包装されている段ボールなどに入っていることから。

バックヤード

従業員が休憩をしたり、在庫や勤怠管理をするスペースのこと。

ハンギング

商品をハンガーに掛けること、そうした作業。

販促(はんそく)

商品を販売するために広告やキャンペーンなど宣伝を行うこと、近年ではインスタなどSNSでも行うようになっている。

Pコート(ぴーこーと)

ウールで出来た厚めで着丈が比較的短いコートのこと。

B品(びーひん)

汚れやほつれなどがある状態の良くない商品のこと。

B返

B商品を提供元に返品すること。

ヒジャブ

ムスリムの方が頭に纏う布のこと。

品番(ひんばん)

商品の管理を行うために付けられる番号や英字のこと。

ファストファッション

比較的安く、大量生産して作られた衣服の総称。代表的なファストファッションとしてはユニクロ、H&M、ZARA、フォーエバー21など。

フィッティング

試着のこと

フェイス

お店の顔となる客からみて一番目立つ場所のこと。

フェイスアウト

客から見て真正面に商品が見えるように配置する手法のこと。お店として売り出したい商品をアピールするために行われる。

フェミニン

女性らしい、を意味する言葉で洋服に関してもそのままの意味で使われる。どちらかといえば上品な意味合いが強い。

フランチャイズ

ブランドの運営方針・方法に則りながら店舗運営を行う経営方式のこと。

プルオーバー

前にジップなどがついていないタイプのトップスのこと。パーカーやスウェット、シャツなど。

プロパー

割引のない、定価で販売をしている商品を指す言葉。

ボタンダウンシャツ

襟をボタンで留められるシャツのこと。

ボディ

マネキン人形のこと。

ま行

マーチャンダイジング

MDと呼ばれ、商品の在庫と売り上げなどを判断し、価格設定や発注数など営業計画を統括して立てること。

マウンテン・パーカ

山などハードコンディションに対応した撥水性の高いアウターのこと。アウトドアブランドなどが競ってプロダクトをリリースしている。

まつり縫い

ステッチ(縫い目)が表から見えない仕上がりのこと。ユニクロなどで裾上げを行う時など補正時に気にする項目。基本的にスーツなどはまつり縫い仕様になる。

ミシン縫い

ステッチ(縫い目)が表から見える仕上がりのこと。縫い目が見えないまつり縫いと比べ費用は割安になることが多い。

モード系

モード(Mode)はフランス語で流行を意味する言葉で、転じて髪型やファッションなど、その時のトレンドを追うファッションスタイルのこと。

モノトーン

黒や白で統一したファッションのこと。スッキリ見せることが出来る。

や行

ユニセックス

男女兼用で使えるデザイン、商品のタイプのこと。

ら行

リピーター

何度も購入してくれる人、または訪れてくれる人のことを指す。

リブ

襟や袖口などに使われている伸びる生地、または伸縮性のある部分のことをさす。

リブ素材

リブ生地とも呼ばれ、横に伸縮性が強い編み方で作られた布の素材のこと。

レーヨン

繊維の一種で木材パルプなどを原料として作られる再生繊維の一つで、吸湿性が高いことが特徴。一方で洗濯をすると縮みやすいという性質を持つ。

レイヤード

レイヤード(layered)は重ねることを指す言葉。重ね着することやそのように見える洋服を指す時も使われる言葉。レイヤーは層という意味。

レザー

レザー(leather)は皮革のこと。革製品あるいは、革素材を指す。皮革は動物の生の皮やそれをなめした素材のこと。

ロールアップ

パンツの余った裾の部分を折って外側にまくり上げること。ラフさとゆるさを強調する。

ロス

失うことを意味する言葉だが、売れ行きが良いのに納品が間に合わないため商品を売ることが出来ない等、機会損失としてのロスという使われ方が多い。

わ行

ワイドパンツ

腰から裾にかけて幅が広がったパンツのこと。

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