デザイン用語集

近年ではCIの構築などデザインによってイメージを向上させるブランディングやウェブ媒体におけるUI/UXの分野が重視されるようになったため、ビジネスシーンにおいてデザインの重要度は増しています。

またSNSなどの普及により、日常のレベルでもデザインの力が広い分野で発揮されるようになってきました。ここではそのデザインに関する用語を集めています。

あ行

RGB(あーるじーびー)

レッド・グリーン・ブルーのことでパソコンのディスプレイ画面で表示可能な色味の組み合わせのこと。

アウトライン化(あうとらいんか)

文字のデータをベクター化すること。

アタリ(アテ)

製作物で使用する画像などを似たような画像で代替しておくこと。

eps(いーぴーえす)

ベクトルデータとビットマップデータを含められる画像のこと。

イラストレーター

米Adobe社が開発・販売を行っているイラスト製作ツール。Photoshopがデジタル画像を加工するのに向いており、イラストレーターは主に紙も含めた印刷物に使われる。

インデックス

索引、見出しのこと。ウェブサイトにおいてはページファイル名に使われている。

インフォグラフィックス

informationとgraphicsを掛け合わせた用語で、データなど情報をグラフィックを用いて視覚化し表現したもの。近年様々な業種で注目されている。

Webフォント(うぇぶふぉんと)

インターネット上のサーバにある特殊フォントのことで、これを利用する事で画像化せずとも特殊なフォントを使う事が出来る。また画像に比べテキストはサイズが軽く済むためユーザビリティも損なわない。またどの端末を用いても共通のフォントファイルを参照するためフォントに変更がかからず共通のイメージを表示させる事が可能となる。

エンボス

浮き彫りに見せるデザインのこと。立体感を表現する時に使う。

オパシティ(opacity)

透明度のことで、ウェブデザインを行う際にCSSで指定したりする。

か行

カーニング

文字間を調整すること。

解像度(かいぞうど)

キメの細かさのこと。解像度を高めるとなめらかになる反面データは大きくなるためwebの場合は注意が必要

画像形式(がぞうけいしき)

画像ファイルを構成しているファイルの種類のこと。詳細:画像ファイル・データ形式

カンプ

デザインをある程度固めてある客先などに提案出来る資料のこと。

角版(かくはん)

写真・画像などを角ばった形で表すこと

企業デザイン(きぎょうでざいん)

文字通り企業に関わるものに対するデザインのこと。ロゴやパンフレット、名刺や封筒、あるいはホームページなどのWEB媒体までありとあらゆるものが対象となる。色とフォント、サイズは統一感を持たせる必要があり、何らかのテイストを変更する場合は他のクリエイティブも同様に変更を掛ける必要がある。

強弱(きょうじゃく)

強く見せたいものは大きく、それ以外は小さく、分かりやすいくらいにコントラストを付けること。相手に印象付けたい内容が明確になる。

近接(きんせつ)

近接とは近づけることを意味する言葉で、デザインにおいては関係するものを近くに配置することを指す。対象を近づけることでまとまりを印象付けることが可能で相手が理解しやすいデザインになる。

クリエイティブ

素材(画像)のことで、紙媒体などでは販促物を、ウェブ媒体では画像を指す事が多い。デジタルの世界ではSNSに投稿する際の画像からウェブサイトに掲載する大きめの画像まで幅広くクリエイティブと呼ばれている。

グリッド線(ぐりっどせん)

格子を連ねたラインのことで、サイズや配置を決めるに当たってグリッドを基準に配置すると便利。フォトショップではキチンと設定する事が大事。

グリッドレイアウト

主にウェブデザインなどで用いられる用語で、ページ内のボタンや見出しなど各要素を余白なども含め統一性を持たせ等間隔に規則正しく配置するデザインのこと。

グローバルナビゲーション

ウェブサイトのトップ周辺の位置によくあるカテゴリー別に分かれたボタンのこと。

下版(げはん)

校正が終わり印刷に原稿を送ること。

ゲラ

チェックするために刷った原稿のこと。

コート紙(こーとし)

紙の表面にコート剤加工を施した紙のこと。光沢が出る。

コーポレートアイデンティティ

企業の風土や特性を表現したロゴなど、イメージのこと。CIと略して呼ばれることもある。

校正(こうせい)

文字の誤植や違和感がある箇所などをチェックすること。原稿がある場合は間違いが無いかチェックすること。作ってみると想像以上に誤植など間違いがある。

校了(こうりょう)

最終チェックが終わったもの、原稿のこと

誤植(ごしょく)

漢字間違いや仮名間違いなど、文字上のミスのこと。印刷物や画像などの場合は誤植を発行後に発見しても修正が出来ないため、発行する前に念を入れて確認しなければならない。Webの場合は誤植や変更などがあった際に修正対応がし易いようにHTMLで表現する事が多くなっている。

コンペ

仕事の案件に対して競合他社と競う提案のこと。コンペティション(competition:競争)の略語。

さ行

彩度(さいど)

色の鮮やかさのこと。

サムネ

サムネイルのこと。デザインの仕様を決めるためのスケッチのこと。

サンセリフ

ハネが無いフォントのこと。⇔セリフ

三分割法(さんぶんかつほう)

一枚の画面を縦横均等三分割し、記した二本の線の交差する地点に対象物を持ってくることで印象付ける方法。

CI

CI(シーアイ)とはコーポレート・アイデンティティ(Corporate Identity)の略語で主に企業のロゴやマークを中心としてその企業が持つ風土や文化を発信して社会に対して存在感を高める手法のこと。特にスタートアップ企業が成長した段階でロゴなどをデザイナーなどに依頼して刷新しブランディングを図るケースが多い。

CSS(シーエスエス)

Cascading Style Sheetsの略語で主にウェブ製作におけるデザインの指定を行うファイル。画像は美しく表現出来る反面サイズにより重くなってしまうが、CSSを使えばその問題は無いため近年ではCSSで可能な限り対応するようなWEBデザインが求められている。

CMYK(しーえむわいけー)

C・シアン、M・マゼンタ、Y・イエロー、K・キープレート(黒)のことで印刷物で使われる色味のこと

シームレス

繋ぎ目無しのこと。背景素材などを設定する際にシームレスな素材を用いると対応がし易く便利。

JPEG(じぇいぺぐ)

ジェイペグは画像データの圧縮形式のひとつ。写真ファイルなどに頻繁に用いられる形式。詳細:JPEG

シズル

魅力的なこと。製作物がいい感じ。

初稿(しょこう)

一番最初の原稿のこと。

整列(せいれつ)

一定のライン上に均等に並べること。整理され見やすくなり、見る側に安心感をもたらすことも出来る。

セリフ

フランス語のserifが語源でハネがついたフォントのことを指す。⇔サンセリフ

装丁(そうてい)

表紙やカバーのことを指す。

た行

タイポグラフィー

文字が読み易く視覚的にも美しく文字を配置することを指す言葉

DTP(でぃーてぃーぴー)

原稿の作成やデザインをパソコンで行い、印刷まで持っていくこと

DPI(でぃーぴーあい)

1インチにおけるドットの数のこと。多ければ多いほど滑らかな画になる。一般的に印刷物は300-350程度が多い。

トグル

押す事で開いたり閉じたりするボタンのこと

トラッキング

文字と文字の間のスペースのこと。

トンマナ

トーン・アンド・マナーの略語で、製作物の色調や他との統一感などを指す言葉

トンボ

印刷範囲と仕上がりサイズを分かりやすくするために対象物に付けるマークのこと

な行

ナビゲーションボタン(グローバルナビゲーション)

ウェブサイトでよく見かけるトップページにある各カテゴリーへのボタンのこと。

2色印刷(にしょくいんさつ)

二色の色を用いて印刷すること

入稿(にゅうこう)

印刷会社へデータ、原稿を渡すこと

ネガティブスペース

余白をデザインの一つとして組み込んだデザインの事

は行

パーレン

()のこと

バナー

広告画像のこと。主に広告主から制約を課せられることが多い。

パディング

主にボタンなど対象物に記された文字と外枠の間のスペースのこと

パンくず

自分がサイトのどの位置にいるか把握するためのリンクの流れを表示した部分のこと

反復(はんぷく)

特定の項目のデザインを繰り返し使うこと。反復させることで一体感を生み出すことができ、また整理された印象も与えることが出来る。

ヒエラルキー

見出しを大きく、本文を小さく等、対象を階層化すること

非可逆圧縮(ひかぎゃくあっしゅく)

保存し直すたびに画質が劣化してしまう画像形式のこと。jpgなど。

ピクセル(pixel)

デジタルの画像を細かく分けた際の最小単位のこと。デジタル上ではこのピクセルでデザインは制御される。

png

pngファイルとは可逆圧縮形式の画像ファイルのことで、保存をし直しても画質は劣化しない。タイプは3種類あり以下の通り。
・PNG-8:GIF程度で258色を表現できる。
・PNG-24:JPGと同程度でおよそ1,677万色を表現できる
・PNG-32:JPGと同程度で1,677万色に加えて258色の透過を表現できる
詳細:PNG

フォトショップ(photoshop)

米アドビ社が開発・販売を行っているデザインソフト。主にデジタル素材を加工するのに最適なツールで業界シェアも群を抜いて高い。

フラットデザイン

奥行きを見せない立体感を排除したデザインのこと。平面デザインとも呼ばれる。

プロトタイプ

プロトタイプとは試作品を意味する言葉で、完成物ではなく大まかな内容の物のこと。プロトタイプをどこまで力入れるかはケースバイケース。プロトと略して呼ぶこともある。

ペラ

複数のページなどでは無く、一枚で完結する製作物のこと。一枚ものと呼んだりもする。

ブロークングリッドレイアウト

ページ内の規則性を少しだけずらして表現するデザイン。グリッドレイアウトをベースとして、多少遊び心を入れる事で魅力を引き出す手法。主にウェブデザインにて用いられる。

ポートフォリオ

過去制作したデザインなどをまとめた資料のこと。

ま行

マージン

対象エリア外の余白のことをさす。

マイクロインタラクション

ウェブデザインに関する用語でユーザーがボタンを押すなどアクションを取った際に状態を表示するなどして、現在の状況をサポートすること。主にUI/UXの領域に該当し、センス良く落とし込めた場合は訴求力を生み出す事が出来る。

ミニマルデザイン

表現したいもの、伝えたいものをシンプルに表現する手法、デザイン。余白の使い方にセンスが問われる

モックアップ

モックアップ(mock up)は工業製品などを模倣したもの、またはその模型のことを指す用語。デザインイメージなどで製品名が使用できない場合に用いる事がある。

モバイルファースト

スマホの利用者がPCに比べ多いため主にWebサイトなどのデザインをスマホを中心に考えること。

や行

UI(ゆーあい)

主にWEBデザインにおける言葉でuser interfaceの略語。画面設計のこと。UIが優れたサイトは見やすく、分かりやすいため訪れた訪問者の評価が高まる事が期待できる。

UX(ゆーえっくす)

主にWEBデザインにおける言葉でuser exprienceの略語。操作感・体験感のこと。UXが優れたサイトはストレス無く操作が出来、また楽しく扱えるためユーザーの評価が高まり、ブランド力の向上に繋がる。

ユーザビリティ

使いやすさのこと。ウェブにおいては訪問者が快適に閲覧できたりストレス無く使える事が重視される。

ら行

ラフ

下書きのこと。精度をどこまで高めるかは場合によりけり。

ランディングページ

サイト訪問者が始めに訪問するページのこと。

リード(文)

記事において、読者の興味を掻き立てる導入部の文章のこと。

リーフレット

一枚の紙で成り立っている折り畳み式の印刷物のこと。混同し易いパンフレットとの違いはパンフレットは複数枚の紙で成り立っていて、リーフレットは一枚で表現している点。

レスポンシブデザイン

ひとつのデータでパソコンやスマホなど複数の端末に最適化して表示するページデザインのこと。

ロスレス圧縮(ろすれすあっしゅく)

何度も保存し直しても画質が劣化しないファイル形式のこと。pngファイルなど。可逆圧縮とも呼ばれる。

わ行

ワイヤーフレーム

ページの枠組みのこと。サイトの骨格となるためワイヤーフレームの制作は非常に重要。

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