
マーケティング業界は増加するインターネット広告に代表されるように以前までの紙媒体だけでは無く、近年ではオンラインでのマーケティングが重要視されています。ここではそのウェブも含めたマーケティング全般に関する用語を集めています。
あ行
IDFA
IDFA(Identifier for Advertisers)はAppleが端末に設定する広告用の一意のIDのこと。個人を特定することは出来ないが広告用としてのデータが集約されており活用することが出来る。ただしiOSのバージョン14からはさらなるプライバシーへの配慮からかオプトイン化されることが発表されており、事前に許諾を得ない限り利用することが出来なくなる。この変更によりFacebookなどIDFAを活用してターゲット広告などを配信していた所に影響が出ることが想定されており、各社がどういった対応を行うか注目が集まっている。
OOH広告
OOHはOut of Homeの略語で屋外に掲出されるタイプの広告のこと。屋外の建物の最上階部分の看板やビルなどに設置された大型ビジョン、駅構内に設置されたボードなど様々な場所・形態の広告。
アクセス解析(あくせすかいせき)
WEBサイトやアプリなどに訪問してきたユーザーの情報を集め分析すること。どの媒体から流入してきたか、サイト内でどのようにページ遷移をしたか、どのページで離脱したか、からコンバージョンに至ったユーザーの行動はどうだったかなどユーザーの動向を流入から離脱までアナリティクスなどのツールを活用して探り、ページやウェブサイトの改善、広告の質向上に繋げることが主な狙い。
アクティブユーザー
アクティブユーザー(Active User)はネットサービスの登録会員で頻繁にサービスを活用している人を指す。ただし厳密に何を対象として「アクティブ(活動)」とするかは企業・サービスによって異なる。AUと略して表現することも多い。
アップセル
アップセルは購買意欲の高い顧客に対し上位カテゴリー製品の購買を勧める手法。より高い物を買ってもらうように勧めること。サブスクリプションサービスにおいて初めは無料プランを契約して貰い、その後有償プランに契約してもらうこともアップセルの一つと言える。世の状況もあるが、実績や信頼性が成功の鍵。似た用語としては上位カテゴリーではなく同等の別製品を勧めることをクロスセルと呼ぶ。
アドサーバ
インターネット広告の配信を専門に行うWebサーバーのことを指す。広告の成果や最適な配信バランスへの調整など出来るようになっている事が多い。
アドネットワーク
動画を配信するネットワークのことで、具体的には複数のサイトに広告を配信する仕組み、またはそうした手法のことを指す用語。クリック課金を取るサービスが多く、impを多く出すことを目的とすることが多い。
アドバタイズメント
アドバタイズメント(advertisement)とは広告という意味を持つ英語で、日本でもそのまま広告として用いられる。ad(アド)と略して呼ぶことが多い。
アドワーズ
アフィリエイト
アフィリエイト(Affiliate)とはネットにおける収益化プログラムの一つで、広告主に関連した記事や動画等から登録や応募など設定された条件をクリアした場合、その対価が作成者に支払われる仕組みのこと。アフィリエイト広告を取りまとめる代理店のほか、サービス自体が独自のサービスを提供していたりもする。詳細:アフィリエイト
アフィリエイト・サービス・プロバイダー
アフィリエイト・サービス・プロバイダー(Affiliate Service Provider)とはアフィリエイト広告を管理する業者。広告主よりデータを受け、集めた広告をコンテンツ制作者等に提供する業者のこと。ASPと略して呼ばれる事が多い。詳細:ASP
アプリケーション・サービス・プロバイダー
アプリケーション・サービス・プロバイダー(Application Service Provider)とは外部にあるアプリを提供する業者の総称。自社で開発した、あるいは受託したアプリケーションをネットワークを通じ提供する。ASPと略して呼ばれたりする。
インタースティシャル広告
ウェブサイトにてページの遷移時などに画面全体に表示されるタイプの広告のこと。広告のタイプとしては強いがSEOの評価は悪くなるため(法令に沿った確認などの場合はランキングに影響が無いとされる)注意が必要。
インターネット・ミーム
インターネット上で何らかの出来事が模倣され広まっていくこと。あるいはそのきっかけとなるテキスト・画像や動画などのコンテンツのこと。
インバウンドマーケティング
主にWebやSNSなど自社媒体に消費者が訪れ、その後成約など結果に繋げること。またはそうしたマーケティング手法。電話やメールなど相手に訴求して成果を上げる手法はアウトバウンドマーケティングと呼ばれる。
インフィード広告(いんふぃーどこうこく)
一覧画面内などで媒体のコンテンツに交じって似たフォーマットで掲載される広告のことで、広義にはリスティング広告なども含まれる。yahooなどが導入している記事一覧の中に他の記事と似たスタイルで表示されるようなタイプの広告のこと。
インプレッション
インプレッション(Impression)とは、対象のコンテンツが表示されたこと、あるいは広告が表示された回数の事を指す用語。imp(インプ)と表現する人も多い。対象の認知を増やすために必要な項目で、インプレッション課金が無い広告サービスの場合、敢えてクリックされづらいと想定される広告を作成してインプレッションを伸ばす施策を行なっているアカウントもある。
Webマーケティング(うぇぶまーけてぃんぐ)
WebサイトやSNS、広告等オンライン上で扱える媒体を活用した市場分析や取り組みのこと。近年ではインターネットを中心とした市場が拡大しているため、企業にとっては重要なセクションになっている。
Webモール(うぇぶもーる)
複数のオンラインショップをまとめたWebサイトのこと。楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなど。
API(Application Programming Interface)
データなどを連携させるためのプログラムの仕様のこと。APIを使用することでプロダクトの細かな仕様まで考慮せずに連携が計れるが、どこまでを公開するか、など管理を適切に行う必要がある。詳細:API
ABテスト(えーびーてすと)
2つ、またはそれ以上の複数の広告を表示させ、どれが一番効果が高いか確かめること。画像・文章の効果についてABテストをする事が多い。独自にテストを行うところが多いが、GoogleにもGoogleオプティマイズというツールがあり便利。
エキスパンド広告(えきすぱんどこうこく)
ユーザーが広告部分にカーソルを合わせる、または画面をスクロールなどした際に、広告スペースが広がって表示されるタイプの広告。
SEO(えすいーおー)
SEOとは(Search engine optimization)の略語で、主にGoogleの検索エンジンを使ってキーワードを検索した際に表示される検索結果画面において自社のコンテンツを上位に表示させるための取り組みのこと。詳細:SEO
STP分析(えすてぃーぴーぶんせき)
セグメンテーション(Segmentation)、ターゲティング(Targeting)、ポジショニング(Positioning)の3つの指標を元に市場を分析する手法。分類し、追跡・調査し狙いを定め、市場における立ち位置を決めるというプロセス。
O2O(おーつーおー)
O2OはOnline to Offlineの略語で、Webなどの媒体を通して実際の店舗などへの集客・販売などを促進させるマーケティングのこと。主にオウンドメディアやSNSなどを通じてブランディングを図っていく施策になる。
OTT(おーてぃーてぃー)
OTTとはOver the topの略語で、主にインターネットを通じて配信されるモノが対象になるが、多くはストリーミング動画のことを指す言葉。OTT広告やOTTサービスなどという風にも呼ばれ、代表的な媒体としてはYouTubeやNetflixが挙げられる。
オウンドメディア
自社で所有し運営しているメディア媒体のこと。ウェブで集客することの重要性が増しているため、自社のサービスや最新情報などをブログやSNSなどのメディアで発信する企業が増えている。
オブジェクション
異論や反対という意味を持つ言葉で、マーケティングにおいては顧客などに提案した際に断られてしまう際の理由のことを指す。拒否理由を分析してサービスに反映させることもある。
オプトアウト
ユーザーが登録解除や退会、または記録を抹消する事を要求すること。メールなどでは退会の手続きを取らない限りダイレクトメールが送り続けられることがあり、そうしたサービスのことをオプトアウト方式と呼ぶ。
オプトイン
ユーザーがサービスにかかる条件を承諾する手続きの事などを指す。利用・使用許諾を取ること。
オム二チャンネル
店舗、紙媒体、WEB媒体、電話など、顧客に対して複数の経路を連動させてアプローチすること
オンラインショップ
Webサイト上の店舗のこと。一般的にはWebサイト上で注文〜決済まで行えるようになっているサイトを指す。決済の処理は複雑なため注文・決済画面はウェブサイトとは別のプログラムを用意しリンクさせて対応するケースが多い。
か行
カゴ落ち(かごおち)
ユーザーがショッピングカートに商品を入れたまま、購入せず離脱することを指す。要因として様々なことが考えられるが、少なからずサイト(申し込みページ)の仕様による離脱もあることから原因を調べ改善を行っていく必要がある。
カスタマプロファイリング
顧客の取った購買履歴を分析する手法のこと。
カニバリゼーション
共食いを意味する言葉で、自社の展開するサービス同士でシェアを奪い合う状況になっていること。原因は様々だが、重複コンテンツが主となることが多い。
刈り取る(かりとる)
購買や応募など、コンバージョンまで後一歩の状態の顧客を何らかの施策を講じて成約に結び付けることを指すマーケティングスラング。
キラーコンテンツ
サービスや商品の売り上げや認知、人気を大きく伸ばす事になったコンテンツのこと。
Googleアナリティクス(ぐーぐるあなりてぃくす)
Googleが提供している無料のアクセス情報解析サービスのこと。リアルタイムアクセスから各データのサマリーまでウェブ集客における各種情報は一通り網羅されている。ウェブマーケティングにおける最重要ツールの一つ。詳細:Googleアナリティクス
Google広告(ぐーぐるこうこく)
Google 広告(旧Google AdWords)はGoogle社が提供する広告出稿・配信用のプラットフォーム。リスティング(検索連動型)、ディスプレイ(Googleディスプレイネットワーク)、動画広告(YouTube)、ショッピング広告などGoogleが提供する各種プラットフォームに広告を出稿する事が可能。ただし、全ての広告が掲出出来る訳ではなく、Googleが設定したポリシーに準拠しない広告は配信する事が出来ない。
Googleサーチコンソール(ぐーぐるさーちこんそーる)
Googleが提供している無料のウェブサイト構成情報分析サービスのこと。サイト内の情報がサマリーとして確認出来るほか、新規作成ページの登録依頼なども行える。アナリティクスと並びウェブマーケティングにおける最重要ツールの一つ。詳細:Googleサーチコンソール
Google マイビジネス
Googleが提供している会社や店舗、施設などの情報をGoogle検索結果やGoogleマップ上に掲出させるためのサービス。2021年末にサービスの名称がGoogleビジネスプロフィールに変更されている。マイビジネスの情報を充実させることで地域名を含む検索結果で優位に立とうとする施策のことをMEOと呼んだりしている。ただし過剰な表現やその他Googleが定めるガイドラインに違反した場合はペナルティを受ける危険性があるため注意が必要。詳細:Googleビジネスプロフィール
(一部抜粋)
・ユーザーの誤解を招く恐れがある。お客様のビジネス、または提供している商品やサービスについて、不正確な情報や間違った情報を公開しないでください。
・質が低い、関連性がない、または閲覧の妨げとなる。たとえば、誤字や奇抜な文字を含むコンテンツ、意味不明なコンテンツなどがこれにあたります。
・特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調する。たとえば、「すべて 50% 引き」、「人気のベーグルを 5 ドルで販売」などのフレーズは使用できません。
引用:Google マイビジネスヘルプ「Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン」
口コミ(くちこみ)
人による噂、または評判により伝播していく情報のこと。客観的な評価のため購買などに大きく影響を与える要素になり、特にインターネットを通じた口コミは大きく広がりやすいためプラスにもマイナスにも影響力は大きい。Google Mapや検索においてはGoogleマイビジネスに登録すると迅速に表示させることが出来るようになる。
クラシファイドサイト
個人が出稿している数行ほどの簡単なテキストをまとめて掲載するWebサービスのこと。
クリエイティブ
制作物のこと。紙では冊子・チラシ・ポスター等、Webではバナーを指すことが多い。汎用的な言葉として使われている。
クリックベイト
クリックベイト(clickbait)とは過剰な見出しを付けた中身の薄いページのこと。あるいはタイトルなど見出しで煽ってユーザーにクリックさせて数字を稼ごうとする手法を指す。近年ではGoogle検索エンジン上でもこの件に対して対策が進んでいるため、この戦略でプロジェクトを進める事はリスクが高いが、SNSなどではよく見られる手法。詳細:クリックベイト
グループウェア
複数の異なった機能を持つサービス(アプリ等)を包括して利用する事が出来るサービスのこと。代表的なグループウェアとしてGoogle WorkspaceやOffice365などがある。
クロスセル
クロスセル(cross sell)とは、商品を購入しようとしている顧客に対し別の商品を勧めること、上位の商品を勧める事はアップセル、下位の商品を勧めることはダウンセルと呼ぶ。
CPM
主に広告に関して使われる用語Cost Per Milの略語で、1000回広告が表示された際に発生する(した)費用のこと。あるいはそうした形態の広告を指す。
コンバージョン(CV)
達成した目標の数のこと。購入や応募、資料請求などコンバージョンと認める成果は事業者によって異なる。シーブイと略して呼ばれる事も多い。
コンバージョンレート(CVR)
CVRはコンバージョン率と呼ばれ、ウェブサイトを訪問した人がコンバージョン(購入や応募、登録などサイトごとに設定された目標)まで至った数の割合を指す。
コンテンツマーケティング
サイト・ブログ内の記事やSNSのアカウント内の内容を充実させ、評価を高める事で成果を狙う手法のこと。コンテンツSEOとも呼ばれ、主にウェブサイト経由の集客および成果の獲得増を目指す施策のこと。
さ行
SaaS(さーす:Software as a Service)
外部環境にあるサービスを使う事が出来るソフトウェアのことで、主に月額課金により利用可能となる。そうした契約形態やビジネススタイルを指す事もある。詳細:SaaS
サイトターゲティング広告(さいとたーげてぃんぐこうこく)
特定のWebサイトを指定し配信される広告のこと。
参入障壁(さんにゅうしょうへき)
その分野に対して競合他社・ライバルが参入する際の難易度のこと。参入障壁が高ければ高いほど、競合は少なくブルーオーシャンの市場だと言える。
CI(しーあい)
コーポレートアイデンティティ(Corporate Identity)の略語で主にロゴなどを美しくデザインしシンボル化することで企業ブランディングを図ること。
ジオターゲティング
GPS、またはIPアドレスその他から利用者の場所を推定し、その場所・状況に応じたコンテンツを配信する手法のこと。
純広告(じゅんこうこく)
広告主側が制作した広告をメディアなどの媒体の広告枠を買い取り掲載すること。
ショールーミング
お店で商品を確認し、その後オンラインで注文を行う顧客行動のこと。
スカイスクレイパー広告(すかいくれいぱーこうこく)
ウェブ広告のサイズの一つで横幅が狭い縦長の広告のこと。
ステルスマーケティング(ステマ)
広告商材であるにも関わらず、その事実を隠して出す広告のこと。詳細:ステルスマーケティング
セグメンテーション
データを何等かの規則性をもとに分類することで、マーケティングにおいては不特定多数の顧客・消費者を性質・特性などを元に分類すること。
た行
タイアップ広告(たいあっぷこうこく)
広告主がメディアに作成を依頼しメディアにて掲載される広告の事を指す。LPのように分かりやすい作りにしないことが殆どのため、広告であることを明示して消費者に誤認をさせないように注意が必要になる。
中央値(ちゅうおうち)
複数のデータのうち丁度真ん中にある値のこと。極端に数が上下している複数のデータを分析する際などに活用されることが多い。
DM(でぃーえむ)
DMはダイレクトメール、あるいはダイレクトメッセージの意味で、ビジネスにおいてはどちらかと言えばダイレクトメールを指すことが多いが、近年ではチャットツールなどをビジネスにおいて利用する事もあるため、ダイレクトメッセージの意味で使われる事も増えている。前者はE-mailによる連絡や封書などを指し、後者はSNSやLINEなどのチャットツールによる連絡を指す。
DTC広告(でぃーてぃーしーこうこく)
DTC広告とはDirect To Consumer(対消費者向け広告)の略語であるが、主に医療用医薬品の広告を指す事が多い。日本では医療用医薬品の広告宣伝は法令により厳しく制限されているが、アメリカなど一般的な広告として扱われている国も存在する。
ディスプレイ広告(でぃすぷれいこうこく)
WEBページに表示される画像や動画の広告のこと。テキストではなくバナー形式で表示されるため訴求力が強い。
テキスト広告(てきすとこうこく)
テキスト文で表現されている広告のこと。GoogleやYahooのリスティング広告などが代表的な広告。
な行
ナーチャリング
ナーチャリング(nurturing)は育成するという意味の言葉で、マーケティングにおいて、情報提供などを通じて見込み顧客を顧客に変えるための施策のことを指す。見込み顧客を獲得する時点からの施策をリードナーチャリングと呼んだりする。
ネイティブ広告(ねいてぃぶこうこく)
広告であるにも関わらず提供サイトのコンテンツの中に自然に溶け込んだ広告のこと。詳細:ネイティブ広告
は行
パーミッションマーケティング
ユーザーの事前許可を取得した後で行うマーケティング行為のことを指す。広告を掲載する旨伝えてから表示・配信するものから、マニュアル配布する所からなど時間をかけてマーケティングを行っていくものまで、多様な手法がある。信頼感を醸成した上で商品・サービスを売るため、顧客のファンとなって貰えることも期待が出来る。
バイラルマーケティング
渦を巻くように伝播させるマーケティング手法。主に口コミや評価などを拡散させて広める。Twitterなどはその典型例。またWEBサイトとSNSを連携させて同時にマルチプラットフォームで周知させることや、YouTubeで話題を作りWEBサイトへ誘導させるなど、異なるチャネルを有効に活用しながら行うマーケティングのこと。
バタフライ・サーキット
Googleが提唱した消費者の行動の一種であるパルス消費において見られた行動パターンのこと。詳細:バタフライ・サーキット
バナー広告(ばなーこうこく)
画像をウェブサイト内に表示させるタイプの広告のこと。クリック率を高めるために工夫がされており、バナー制作も奥が深い。
パラメーター
Webにおいて効果測定などが行いやすくなるようにURLに別の値を付与する。その付与情報のこと。自前で生成も出来るがGoogleアナリティクスでもCampaign URL Builderというツールページを用意している。
パルス型消費行動
Googleのチームが提唱した主にスマホでの消費行動の一種。認知から比較検討を経て成約に至るというプロセスとは別にスマホで情報を知り、そのまま成約に至るという行動のこと。詳細:パルス型消費行動
BtoB(びーとぅーびー)
Business to Businessの略語で、企業を対象としたビジネスのこと。一般消費者向けのビジネスのことをBtoC(Business to Consumer)と呼んだりしている。
PPC広告(ぴーぴーしーこうこく)
PPC広告とはPay Per Clickの頭文字を取った略語でクリック課金型の広告のこと。代表的なPPC広告としてはGoogle広告(旧Googleアドワーズ)がある。
ファネル
多くの集めた見込み客が成約に至るまでのプロセスにおいて減っていく形状を表現した用語。逆三角形の形が漏斗に見えることから。認知領域から始まり、興味領域、比較・検討領域、行動領域というプロセスでターゲットを絞り込むパーチェスファネルが有名。
プッシュ型
企業が顧客に対して直接働きかけるマーケティング施策のこと⇔プル型
プル型
市場に対して働きかけを行い、顧客などがそれに反応して企業にコンタクトを取ってくるようにする施策のこと⇔プッシュ型
ブルーオーシャン
競合他社が少なく、利益を多く獲得できる見込みが大きい市場・業界のこと。参入障壁が高い市場がブルーオーシャン化し易く、まだ競合が気づいていない状況などもブルーオーシャン市場と呼べる。但し、ブルーオーシャンであるということは市場に価値が余り無いという事もあり得るため見極めが重要になってくる。⇔レッドオーシャン
フローティング広告(ふろーてぃんぐこうこく)
ページ遷移時などに全面に表示される広告のこと。
平均値(へいきんち)
対象の数値を足し合わせ、その個数で割った数値のこと。一般的な分析指標になるが、一方で対象内のデータに大きくバラつきがある場合や対象の数が少ない場合は少数の大きな数値が結果に大きく影響してしまうというデメリットがある。そのため極端なデータが多い場合は中央値で分析する機会も多い。
PEST分析
PESTとは政治:Politics、経済:Economy、社会:Society、技術:Technologyのそれぞれの頭文字を繋ぎ合わせた略語で挙げたそれぞれの観点から市場分析を行うこと。政治は政治や法律の状況、経済は景気、物価、経済成長率など、社会はトレンドや人口、技術はインフラ環境や技術者の数や動向などが挙げられる。
ペルソナ
対象とする顧客の層、あるいは個人のこと。ペルソナを明確に設定出来ると顧客対象に一貫性を持つことができ、施策などもブレずに進める事が出来る。
ポジショニング
自社製品が顧客にどういった価値を与えることが出来るか考案すること。あるいはその価値を提供するために取る位置のこと。ポジショニングを取る位置によって顧客に対して行う施策が変容するため重要な施策になってくる。
POP(ポップ)
POPはPoint of purchaseの略語で店頭に並んでいる商品を魅力的に見せるためのキャッチコピーや推薦文などを掲載した広告のこと。手作りで作られることが多く、親しみやすいため購買意欲を訴求することができる。あえて洗練させないことで注目を集める手法であり、大規模な広告でもPOPのスタイルを取り入れることがある。
ポップアップ広告(ぽっぷあっぷこうこく)
ウェブサイトにおいて別のウィンドウが立ち上がって表示される広告のこと。
ま行
マーケティングオートメーション
Webマーケティングにおける技術の一つで、顧客(見込み客含む)にスコアや分類を付与しその条件に合致した施策を自動的に行うこと、あるいはそれらを行う仕組みのこと。MAと略して呼ばれる事も多い。詳細:マーケティングオートメーション
メールマガジン
登録者に対して送るメールのこと。マガジンなので、単なる連絡メールではなく、情報を掲載したメールになり、サービスの訴求などを行う。略してメルマガと呼ばれる。
メタサーチ
特定の業種やサービスを使った検索、そうしたスタイルのこと。GoogleやYahooでサービスを検索(あるいはブックマーク)し、その後サービス内で検索をかける事を指す。対象はアマゾンからブッキングドットコムまで多岐にわたる。
メディアレップ
インターネット広告の代理店を指す。様々な媒体の様々な広告を適切に管理し販売する会社。日本における代表的なメディアレップはCCI(サイバー・コミュニケーションズ)、DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)等
や行
Yahoo!プロモーション広告(やふーぷろもーしょんこうこく)
Yahoo japanおよび提携メディアにおける広告の総称のこと。
4大マス媒体(よんだいますばいたい)
テレビ、新聞、雑誌、ラジオのこと。多くの顧客やファンを抱えているため宣伝効果が非常に高い。ただし近年ではインターネット広告の登場もあり、影響力は少しづつ低下しており、その対策として4マス媒体がインターネット媒体を始めるケースも増えている。
4P分析
4P分析とは、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、広報・宣伝(Promotion)の4つの領域をマーケティングに落とし込み戦略を練る手法。前提として市場における自身の製品の強みや他社に劣る点、ポジションなどを洗い出したうえで4P分析を行う。
ら行
LTV
LTVとはLife Time Valueの頭文字を取った略語で顧客が生涯に渡って自社の製品やサービスをどの程度利用(購入)してくれるかを算出した数値。単価×頻度×継続期間で算出し、この数値を伸ばすために施策を考えることをLTV分析と言ったりする。
リード
リード(Lead)は手がかりやきっかけを意味する言葉で、マーケティングにおいてはまだブランドや製品のことを知らない方が認知するきっかけのこと(またはその手段)を指す用語。導くための導線作りをリードジェネレーションとも呼ぶ。一般的にはリード(ジェネレーション)が入り口、ナーチャリングが見込み顧客を育成(ファン化)し顧客にする領域までを指す。
リードナーチャリング
獲得した見込み客を顧客にするため行うコンテンツの提供などの施策のこと。あるいはそうしたステップを指す。例えばサイトにおける情報発信だけではなく、メルマガやセミナーなどイベントも含めた見込み顧客を啓蒙する行為全般を指す言葉でもある。
リエンゲージメント
詳細な情報を確認するためにボタンをクリックした、広告をクリックしてページにランディングした、動画の再生ボタンを押した等エンゲージメントが発生したユーザーに対して広告を再度表示させること。
リスティング広告(りすてぃんぐこうこく)
主に検索エンジン上での広告を指し、キーワードに沿った形で広告が出稿出来る。
リターゲティング広告(りたーげてぃんぐこうこく)
一度自社サイトに訪問したユーザーに対して、再度訪問を促すようなバナーなどを出す広告のこと。リタゲと略して呼ばれる事も多い。
リッチメディア広告(りっちめでぃあこうこく)
テキストや静止画では無く、動画や応答機能などを持つようなリッチな広告のこと。
リマーケティング
広義としてはサイトを訪問するなど興味を持った人に対して追跡をして広告を表示する等、サービス・商品を重ねてユーザーに訴求することを指す。マーケティングにおいてはGDNやYDNのような広告を指すことが多い。
レクタングル広告(れくたんぐるこうこく)
縦横の長さが近いバナー広告のこと。
レコメンド
おすすめを紹介するサービス、またはそうしたシステムのこと。回遊率を上げたり、その先のCVを高める事などに有効。
レッドオーシャン
競合他社が乱立しており、収益の奪い合いが起こっているために利益を多く獲得出来ない市場や業界のこと。参入障壁が低い市場が陥り易い状況であるものの、レッドオーシャン化することはマーケットとしての価値が高いことの裏返しでもあり、困難ではあるものの勝利した場合の利潤は大きいものと言える。⇔ブルーオーシャン
ロングテール
ロングテール(Long tail)とは細かな対象の連鎖を表し、インターネット広告においては、複数キーワードの掛け合わせで構成される長いキーワードのこと。明確な定義は無いが3キーワード以上の掛け合わせが対象となることが多い。例:「新宿 格安ホテル おすすめ」等
わ行
YDN(わいでぃーえぬ)
YDNとは属性など条件に一致するユーザーに向けたYahooの広告のことで正式名称はYahoo!ディスプレイアドネットワーク。Yahoo! JAPANおよび提携サイトに広告が表示される仕組みになっている。
ワントゥワンマーケティング
ワントゥワン(One to One)マーケティングとは、多くの顧客を一定のセグメントとして捉えるのではなく、一人ひとりに応じて最適なマーケティングを行うこと。またはそうした手法のこと。一人ひとりに対して向き合うことで顧客満足度を高める事に繋がり、購買だけではなく顧客との信頼関係を高めることにも繋がる。ITや自動化により顧客情報を集め細かな指標でセグメント化することで精度が高まりつつあるものの、一方では顧客情報を過度に扱う点からプライバシーの問題が指摘されるようにもなっている。